相場を行う目的は、お金を稼ぐためです。
なので、儲かってさえいれば「姿勢」や「信念」などという精神論的な部分は関係ないのでは?と思われがちですが、私はそうは思いません。
確かに、順調に儲かっている時は多少乱暴なトレードを行っても、利益になることもあるのですが、勘頼り(運任せ)の勝ちをいつまでも、とどめておくことはできません。
相場の風向きは変わりますし、相場は我々のちょっとした心の奢りや油断を見逃してはくれません。
相場で失敗するということは、損をするということですので、金額によっては自分の人生を大きく転落させる危険性がありますし、家族がいるのなら家族をそれに巻き込むことになります。
なので、相場には常に真摯に向き合い、常に自分の売買を反省したり、自分の心の状態を厳しく律する必要があると思います。
残念ながら日本ではいまだに、トレードで稼ぐという行為をギャンブルであるとか、ニートみたいな生活を送っている人間だと考える人も多いです。
こういった、世間的な目を横目にしながら、日々淡々とチャートや自分の心と向き合い続ける姿勢を継続するためには、強い信念が必要です。
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自分なりの売買方法を極めるべき
これまでに、カリスマトレーダー的な人は何人も目にしていますが、ひと時は栄華を誇ったカリスマトレーダーも数年後には、消えてしまっていることも多いです。もちろん、現在もトレードで稼ぎ続けている可能性もありますが、おそらくは大きく損を出して相場から手を引いているのだと思います…
有名になりたいと思って相場を行っているのなら、目的を果たしたとも言えますが、私を含めて多くの人は有名になることを目的に相場を行ってはいないと思います。
なので、一時期は儲かっても最終的には損になるという感じのやり方では、意味がないですし、そのような情報を目にすること自体が自分の相場観を害することになるので、調子の良いときだけ饒舌に相場について語る他人の自慢話はできるだけ無視するべきだと思います。
また、ごくまれに本当のカリスマトレーダーも存在しますが、彼らと自分とではそれまでのバックボーンが違いますし、
- 人それぞれ性格の違い
- 資金量の違い
- 扱える金額の器の限界の違い
仮に尊敬できるトレーダーの情報を見る機会があった場合は、
- その人がどんな姿勢で相場と向き合っているのか?
- どんな勉強方法や研究をしているのか?
どうしても、目先の儲かった損したという話に目が行きがちですが、その部分ばかりを追い求めているといわゆる「聖杯探し」から抜け出せなくなります。
今回はこの人のやり方、しばらくたったら違う人のやり方…というように、やり方をコロコロ変えていたのでは、いつまでも経験値が増えないので実力が上がりません。
これは、インジケーターについても同じことが言えると思います。どんなにインジケーターを色々と研究していっても、相場は上がるときは上がるし、下がるときは下がります。
これらの情報に右往左往しないためにも、自分がこれだと思った方法をやり続けるための強い信念は絶対に必要だと思います。
損益の結果は自分次第で変わる
相場の損益の結果は自分が下した判断の結果です。例えば、会社では上司からの評価は、仕事の実力とは少しずれていることもあるかと思います。
自分より仕事ができない人が先に出世したり、世渡りだけが上手なだけで高評価を得る人もいるかもしれません。
TVなどで見る歌手などを見ていても、どうしてこのレベルの人が歌番組にドンドン出演できるのか?というレベルの人もいますし、本当に歌の上手い人でも事務所に恵まれなければ、あまり売れずに終わってしまうこともあるようです。
こういった、ことは自分の力だけでは、どうすることもできない部分ではあります。
しかし、相場は違います。
腕さえ上げれば、常勝トレーダーになることは可能ですし、仮にその状態になれば誰からも邪魔されることなく稼ぎ続けることができます。
そして、そのチャンスは誰にでも平等に与えられています。
ただし、始めること自体はそれほど難しくないけど、「全然儲からない…」「損ばかりだ…」という状態に嫌気がさしてやめてしまう人も多い世界ではあります。
多くの人が失敗する原因の一つに、はじめから結果を期待し過ぎるということがあります。
FXでも株でも同じですが、相場を始めたての頃は経験値が無い状態です。
メスを持ったことがない外科医が、いきなり難しいオペをやろうとしても失敗するのは目に見えていますし、バットの素振りすらしたことがない初心者がプロ野球の打席に入っても、三振ばかりだと思います。
外科医だって、野球選手だって最初は初心者ですが、少しずつ経験値を積んでプロになっています。
相場でも同じことが言えると思います。
いきなり大儲けしよう(難しいことをやろう)と考えるのではなく、数年後を見据えてしっかりと基礎を身につけるべきだと思います。
こういった、相場に対する姿勢(心構え)はとても大切だと思います。
私は、「信念」をもって「真摯」に相場に取り組んだ人にだけに、勝ち組に入るチャンスが与えれると確信しています。
その事を肝に銘じて、日々自分を見つめ直しています。
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