この記事では、これからFXを始めようと考えている人に向けて、どういった感じで進めて行くのがベストなのかを書いていきたいと思います。
正直に言って、20年以上相場の世界に身を置いていた私は、自分が初心者だったころどんな感じだったのかを忘れてしまっているのですが、当時を思い出して色々と書いていきます。
ただ単にFXをスタートさせるというだけなら
- 資金
- 取引を行うFX口座
なので、FXで稼ぐ(稼ぎ続ける)という観点からすれば「資金」と「FX口座」だけを用意しても不十分です。
では、初心者の方にとって必要な準備とは何かを色々と考えてみたいと思います。
仮に、トレードの世界に首を突っ込む前にこれらのことをが分かっていれば、バカみたいな損をしたり、無駄な教材にお金を使ったりせずに済んだのに…といったことは多いので、是非最後まで読んでみて下さい。
スポンサーリンク
目次
3つの「M」を理解する
FXで儲けるために必要なことの一つに「手法」があると思います。多くの人が、手法の部分であるやり方について興味をもちその部分だけを勉強する傾向が強いです。
しかし、FXで稼ぐためには「手法」だけを学んでも不十分です。
外国の有名なトップトレーダは、トレードで必要なものは「3つのM」であると書籍で書いています。
3つのMとは
- Mind(心理)
- Money(資金管理)
- Method(手法)
Mind(心理)
心理についてはは、市場に参加している大衆の心理を読み解くという解釈もできるのですが、個人的には自分自身の心理について深く考えることが大切だと思います。実際にFXの取引を行うと分かると思うのですが、自分自身の大切な資金をリスクに晒すことは心理的には大きな負荷が掛かりますし、利益が続けば気持ちがゆるむことだってありますし、逆に損が続けば腹を立てたり落ち込んだりするはずです。
こういった、自分自身の心の中で起こっていることが原因で失敗をしてしまうことが多く、それはどんなに優れた手法を入手しても解決できないです。
これらのメンタル的な問題は、人間であれば誰にでも起こることで、古今東西、老若男女全てのトレーダに等しく降りかかる問題です。
トレードにおいてメンタルはとても大切なことで、このページ内だけでは書ききることが不可能です。
当サイトのメンタルのカテゴリーに記事を更新していきますので、時間のある時に読み進めるようにして下さい。
>>メンタルの記事一覧はこちらをクリック
Money(資金管理)
FXと聞いてギャンブルみたいで危険であると連想する人も多いです。確かに、負けてしまってカッとなって一晩で大損をしてしまう人も多いですし、FX中毒のような状態(ポジポジ病)の状態で取引を繰り返して、損になるケースもあります。
これらの、状態に陥る原因としては上であげた心理(メンタル)的な要素がほとんどです。
ただ、メンタル的にはそれほどダメージを受けていないのに、トータル(差し引き)では負けになるということもありあります。
その原因は資金管理が甘いからです。
資金管理はとても大切です、損をして資金が無くなってしまえばトレードを続けて行くことができなくなりますし、場合によっては人生を狂わせてしまうこともあります。
全てのトレードを勝ちトレードにすることは不可能ですし、連敗が続くこともあります。
なので、資金管理やリスク管理に関して自分なりに決めごとを作りトレードをスタートすることは、95%が負けるトレードの世界で、生き残るためには絶対に必要なことです。
資金管理についても当サイトでは色々な角度から記事を書いていますので、目を通して下さい。
>>資金管理の記事一覧はこちらをクリック
まずは儲けることより、資金を減らさないことが大切
FXを行う目的は金を稼ぐためなので、どうしても儲けることばかりに目が行ってしまうのは分かりますが、FXは損になることもあるということは絶対に忘れてはいけないことです。儲かっているトレーダーでも、利益になる取引もあれば損になる取引もあります。
基本的には、儲かる取引と損になる取引を繰り返していって、差し引き(トータル)でどうなるのかを考えるべきなのですが、はじめて間もないころは損になる取引の方が圧倒的に多いはずです。
なので、はじめから儲かるというイメージをもってFXをスタートさせてしまうと、そのギャップにメンタルがついていかないはずです。
なかなか、受け入れるのは難しいことだとは思うのですが、いきなり勝ち組に入るのは難しいと受け入れて、はじめのうちは用意した資金をできるだけ減らさないようにしながら、経験値を積んでいくことに専念すべきだと思います。
相場の恐ろしい一面としては、下手くそでも運が良ければ一時的には稼ぐことができるということです。
しかし、ビギナーズラックはいつまでも続きません。
運だけで稼げている状態をいつまでも、とどめておくことは絶対に不可能だと思いますし、取引を続けて行けば必ず実力と損益が比例していくはずです。
Method(手法)
手法ももちろん大切な要素の一つになります。何となく上がりそうだとか、雑誌に紹介してある程度のやり方で稼ぎ続けることができるのであれば、世界中の人が仕事を辞めてFXの売買で生活を始める可能性もあります。
なので、手法(やり方)はとても大切なのですが、多くの人が陥りやすいのが手法を追い続けて「ノウハウコレクター」になってしまう状態です。
本屋に行けば多くのトレード本が並んでいますし、インターネットで検索をすれば多くの情報が得られます。
そして、どの情報もいかにも儲かりそうな宣伝文句を並べていることが多いのですが、それらに多くのお金を費やすことは私としてはあまりおススメしません。
私もこれまでにトレードに関する多くの本、情報教材を購入してきましたが、今にして思えばこれらにかけたお金というのは本当にもったいないお金だったと感じています。
もちろん、自分で真剣に吟味して購入したものなので自己責任ではなるのですが、トレードの教材は宣伝文句と内容が余りにもかけ離れたものが多いのが実情だと思います。
私は、トレードに聖杯は存在しないということを悟ったあたりから、実力がついてきた記憶もあります。
当サイトでは実際に私がやったことがある手法について、全て無料で紹介していきますので参考にして、自分に合うようにアレンジを加えてトレードに役立てて頂けたら嬉しいです。
>>トレード手法の記事一覧はこちらをクリック
楽をして稼ぐという考えを捨てる!
- 1日5分~10分チャートをチェックするだけで儲かる
- 100万円の資金を1年間で1億円にした
- 自動売買に任せて「ほったらかし」ておくだけで自動的に口座の資金が増えて行く
- FXで毎日が給料日!
- 年率200%の秘密の手法
FXで稼ぎ続けることができる、いわゆる勝ち組の割合は上位5%と言われていて、残りの95%は損をしてFXから撤退していくのが現実の数字です。
そして、上位5%に入っているトレーダーは
- 相当な量の本を読んで勉強をしている
- 膨大な量の過去検証(バックテスト)を繰り返している
- 常に自分の売買を反省して、試行錯誤を繰り返している
トレードで利益を出して行くということは決して簡単ではないですし、世間の人がイメージしている楽をして金儲けをしているというイメージは全くの妄想でしかありません。
FXでも株でもそうですが、大切な資金を使って売買を行うという行為は、人生や命をかけて真剣に行うべき行為だと私は考えています。
勝ち組に入りたいと考えるなら、それなりの覚悟と最後までやり続けるという強い意志をもってFXをスタートさせるべきだと思います。
関連記事:相場に向き合う「姿勢」や「信念」について私が思うこと!
自分のスタイルを構築する方法
トレードのスタイルは人それぞれ違います。同じチャートを見ていても、買いだと判断する人もいれば、売りだと判断する人もいます。もちろん、同じチャートを見ていても儲かる人も損する人も出てきます。
どのタイミングで利益になるのか損になるのかは人それぞれ違いがあるのですが、やはり自分なりのスタイルを構築していく必要があります。
そのための入り口として何かしらの手法をヒントにしていくこともアリなのかもしれませんが、売られている手法などに過度な期待を持つことはナンセンスです。
基本的には自分で行った一つ一つのトレードをひたすら見直して行くことで、自分の性格的な弱点や売買の癖を発見することができます。
そして、何度も何度もトライアンドエラーを繰り返すことで、少しずつ自分なりに取れるポイント取れないポイントの見極めができるようになって行きます。
残念ながら、それがわかるようになるまでにはそれなりの時間がかかります。
この期間に無理な売買を行って大損をしてしまうというのは、よく見かけるパターンです。
大損をしてから後悔をしても、失った資金は戻ってきませんので、はじめから大きな資金で勝負に出るなどという愚行は避けるべきです。
関連記事:FXの売買記録・トレード日記の書き方!
デモトレードは無意味?
もう少し、付け加えておくと相場は損をしたことから学ぶことが多いです。損をすれば、資金が減って行きますのでその際の心理的な負荷などは、単なる数字上の計算では分からないことも多いです。
デモトレードでは損をした時の感情などを経験することができませんので、私としては始めからリアルトレードで練習を開始することをおススメします。
デモトレードがダメな理由は以下の記事でもまとめています。
↓ ↓ ↓
FXのデモトレードには弊害が多い?初心者の練習にならない理由!
FXのデモトレードでは勝てるけど実際の売買では負けるのはなぜ?
基本的にはFX会社の違いで「儲かる損する」などは無いです。
どののFX会社であれば勝ちやすいとか、負けやすいなどの違いはないので、スプレッド幅(実質的な手数料)が狭い会社を選んでおけばどこでも一緒だと思います。
ただし、これからFXを始めるという観点から見たら通常の取引単位である10,000通貨(1Lot)では大きすぎる単位です。
なので、できれば10,000通貨より少ない単位で取引ができるFX会社で練習をすることがベストだと思います。
1,000通貨(0.1Lot)から取引ができる会社も多くありますが、マネーパートナーズは100通貨(0.01Lot)から取引ができますし、スプレッド幅も狭いので初心者にはおススメの会社です。
マネーパートナーズで100~500通貨ぐらいからはじめてみるのも良い方法だと思います。
>>マネーパートナーズ 無料口座開設はこちら!
まとめ
FXは世間的にはギャンブルだとかニートみたいだという意見も多いのですが、FXは遊びではなくビジネス(仕事)です。なので、真剣に勉強をしたり検証を行わないと勝ち組に入ることはできません。
また、軌道に乗せるまでの期間にはランニングコストが掛かることを計算しておくべきだと思います。
FXにおけるランニングコストは「本や教材を買うお金」と「実際に取引をやって損になる資金」です。
これらは、私もこれまでに相当な額を払ってきました。(特に情報商材などに払ったムダ金は結構な額だと思います…)
当サイトの記事を読んでもらうことで、これらのランニングコストを少しでも抑えることができれば幸いです。
スポンサーリンク