FXについての本も読み経験もそれなりにできてきた段階で、人それぞれの悩みを抱えることになります。
人によっては、損切り貧乏気味になってしまい、損切りを先延ばしにする癖が出てきたり、損切りをしない方が効率的なのでは?といった間違った方法に進んでしまうこともあります。
その一方で、常にトレードを行っていないと満足できない状態になったり、それがマズいことだと分かっていても、目の前で動いているチャートを見ると衝動で気にポジションを作ってしまう「ポジポジ病」に頭を抱える人もいるはずです。
このの記事では、「ポジポジ病」について克服する方法を考えてみます。
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目次
ポジポジ病の克服方法
「ポジポジ病」を克服するのは、かなり大変なことだと覚悟する必要があります。しかし、このままのトレードスタイルでは、いつかはとんでもない事になるのでは?
と一抹の不安は抱えていると思います。
最終的にFXでそれなりのロット数でトレードしたいと考えるなら、早い段階で「ポジポジ病」の癖を克服しておく必要があります。
1分足や5分足を使うのをやめる
1分足や5分足をPCに出しておくと、どうしてもその目先の値動きに反応してしまう(これが癖になっている)危険性があります。なので、1分足や5分足は始めから使わないことにして、15分足や1時間足のチャートで長めのトレードに切り替えるのもポジポジ病には有効な対策だと思います。
一日のトレード回数を決める
例えば、一日に数十回も繰り返している場合は、やはり多いのではないでしょうか?これも癖になっていますので、始めのうちはかなりしんどいですが、一日に売買は多くても3回までと決めるなどして、強制的にPCの前から離れる必要があります。
売買をしなくても、本を読んだり、過去検証をしたりトレードに関してやるべきことは沢山あるかと思います。
関連記事:デイトレードの1日の取引回数を制限する必要性!
上位足でトレンドを確認して同じ方向の売買だけを行う
まず、1分足、5分足を使うのをやめることが前提となります。その上で例えば15分足を使うのであれば、1時間足や日足でトレンド方向を確認してそれが上だと判断したなら、買いトレードだけを行うといったルールを作ることで、買いのポジションがなくなったら、すぐにドテンして売りをするといった愚行も避けることができます。
関連記事:FXのマルチタイムフレームで目線を固定!見送る動きも出る!
得意な時間帯を作る
アジア時間、欧州時間、米国時間と大きく分けて3つの時間帯に分けることができますが、このうち自分が得意な時間帯を作ると売買時間が減りますので必然的に回数も減ります。逆に言えば、その時間帯以外はチャートを見てはいけません。
最終的にポジションが残っていても、OCO注文などを使いチャートを見ない様にしましょう。
利食いや損切りになっても、スマホにメールが届くように設定しておけばPCの前に行かなくても結果は分かります。
関連記事:FXは同じ時間帯でトレードを続けると変動感覚が身につく!
売買日記を付ける
1トレードごとに、仕掛けた根拠、手仕舞いをした根拠をチャートを印刷して書き込むようにしましょう。売買日記は、後からトレードを見直して反省したりするときにも使えますので、トレードの技術を上げるためにも必要なことですので、本格的にトレードで稼ぎたいと思うのなら、この程度の労力は惜しんではいけません。
1日に何十回も売買を繰り返している場合は、全ての売買について売買日記を付けることになりますので、はっきり言って大変です。
必然的に売買が絞られてくることが期待できます。
関連記事:FXの売買記録・トレード日記の書き方!
最終的にはメンタル
上には一応、克服方法的な事を書きましたが、そんなことはどれも知っているし、分かっている!!と思われた方もいるかと思います。ただ、対処法としては上記の様なこと(他にあったとしても似たようなこと)を守ることが克服方法となります。
この「守ること」ができないのがまさに「ポジポジ病」なのではないでしょうか?
そして、それは自分の心の中で起こっている心理が大きく影響していますので、メンタル的なことを本気で見つめ直す以外に「ポジポジ病」を克服する方法は無いと思います。
これはまさにギャンブル中毒の人と同じなので、一度「ポジポジ病」の癖がついてしまったら、それを克服するのは並大抵の覚悟では難しいです。
トレードは基本的には一人で行うものですので(勉強会などが有ってもトレードの最中は一人)、隣で誰かが指摘してくれることはありません。
- 常にポジションが無いと不安
- 置いていかれるような恐怖
- トレードで儲けることより、トレードすることが目的になっている
- 何度も売買を繰り返す、高揚感(アドレナリン的なもの)を忘れられない
- 一日の最後を利益で終わらないと嫌なので、そのことが何度も売買を繰り返すことになる
- 短期の足の動きに振られる
一般的に言われている、もしもルールを破ったら自分でペナルティーを与えるなどと言った程度の、ゆるい考えではすぐに悪い癖を繰り返すことになります。
なぜなら、ペナルティーを与えると言っても、自分で自分にということですので、そんなのは簡単に破ることができます。
また、それができる人であれば「ポジポジ病」を自力で克服ができるはずとも言えます。
関連記事:FXはチャート監視時間が多い方が儲かる?ダラダラ監視の注意点
まとめ
「ポジポジ病」はかなり深刻な状態です。ポジポジ病であっても儲かるのなら問題ない!という意見の人もいるかもしれませんが、その状態では大きなロットを仕掛けることは無理なはずです。
FXでそれなりの金額を稼ぎたいと思うのであれば、ロット数の問題も出てきます。
今は少ないロット数でも、最終的には大きなロット数になることを想定しながら売買の練習や勉強をしていくようにしましょう。
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