FXでなかなか勝てない原因の一つに損切りができないために、損になる時に大きな損を出してしまうパターンも多いです。
大きな損を出すことをコツコツと儲けて、ドカンと損を出してしまうことから「コツコツドカン」と言ったりします。
コツコツドカンについてはこちらでまとめています。
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コツコツドカンを続けているうちは、利益が残りません。
そして、コツコツドカンの最大の原因は損切りができないことです。
損切りについては理屈では分かっていても、実際に含み損を目の前にすると躊躇してしまうことも多いです。
ここでは、損切りができないメンタルについて考えていきます。
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損切りができない原因と克服方法
損切りができない(ストップオーダーを取り消してしまう)と言っても色々あります。毎回毎回そうなのかもしれませんし、ある特定の条件がそろった時にメンタル的な要素などが色々と重なり損切りを取り消してしまうパターンもあります。
いずれにしても、この癖は早い段階で直しておかないと、いずれとんでもない大損をしてしまう可能性が高いですし、そのことが気になるので、この記事を読まれているのだと思います。
まずは損切りできない癖をしっかりと確認する
損切りが大切で「トレードをするなら損切りをしましょう!!」といった話はすでに十分理解していても、実際に含み損を目の前にすると損切りできないといったことは、そう珍しい話ではありません。もしも、損切りできない癖があるのであれば、そのことを自分でしっかりと認めることから癖を直していく作業が始まります。
まずは自分は損切りできない人間であることを自覚する必要があります。
次に、どんな条件が揃った時に損切りを取り消す傾向があるのかを確認する必要があります。
例えば、
- 連敗が続くと(何回なのかは人によるかと思います)に損切りができない
- 逆に連勝していると、損切りへのガードが甘くなる
- 月初めにマイナスのスタートが嫌なので損切りできない
- 月末に損を出したくないので、損切りを先延ばしにする
なので、とても苦痛な作業ですが、自分の心の弱さをしっかりと見つめ直す必要があります。
そして、損切りを取り消すときにどんな心理が働いたのかをよく理解する必要が出てきます。
単純に、次こそはきっちりと損切りしようと決意するだけでは、いざその場になると、また損切りを無視することを繰り返してしまうと思います。
関連記事:FXで同じ失敗を何度も繰り返してしまう原因と対処法!
直近の売買結果に左右されやすい
また、人間である以上、直近の売買結果や過去のトラウマなどにメンタルが左右されやすいことも十分に頭に入れておきましょう。誰でもそうですが10連敗後の11回目のトレードと、10連勝後の11回目のトレードでは、仕掛けるときや手仕舞いの時のメンタルに大きな違いが出てきます。
また、一度損切りのオーダーを取り消して上手く行った経験をしてしまうと、その美味しい思いの印象が強く残ります。
一度ならまだしも、その感じで5~6回と乗り切ることができたのであれば、7回目は損切りをしないという選択を選ぶ可能性が高くなります。
しかし、最後の7回目で含み損の拡大が止まらず大きく損を出してしまうと、5~6回上手く行った利益など一度で吹き飛ばす危険性もありますし、その後はトレードのリズムが狂いボロボロになる可能性も大いにあるのです。
直近で美味しい思いをした記憶が残るのと同じく、大損を出した記憶も強く残る(むしろこちらの方が大きく残りトラウマとなる)ため、その後は今までとは同じようにトレードができなくなる、「イップス」のような症状に悩むことにもなりかねません。
なので、最近調子よく儲かっているので一回ぐらいなら大丈夫だろう!と損切りのオーダーを取り消すのは地獄への入り口とつながりますので絶対にやめましょう!
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仕掛ける前にイメージする
損切りできない癖は、簡単には治せませんが、上記の事などをよく考えてみて下さい。まずは、自分が損切りできない人間であることを素直に認め、損切りを取り消してしまう前兆を察知できるようになりましょう。
そして、トレードを仕掛ける前に、損切りできずに含み損を抱え悲惨なことになっている自分を想像してからトレードを仕掛けましょう。
このイメージを強く持つことで、少しは損切りを取り消す愚行を避けることができるかもしれません。
目をつぶって、深呼吸しながらしっかりとイメージするようにしてください!
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最後に
損切りができないのはメンタル的な要素が大きいのですが、その要素のなかでも仕掛けるロット数が大きすぎるという問題もあります。なので、どうしても損切りができなかったり、損切りを躊躇してしまう癖があるのなら、一度ロット数を下げて、損切りを躊躇なくできるように練習する期間も必要だと思います。
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