落ち込む


少額取引の段階では、損をしたり儲かったりしてもメンタル的に大きな動揺が起こったり、金額的に大損害が出るということは無いです。

しかし、それなりの金額(ロット数)でFXの売買を行い、その際に損切りを躊躇したり下手なナンピンをしてしまうと、大損をしてしまうことになります。


損をするまでの過程はともかくとして、とにかく大損をしてしまうとトラウマとして心の傷となって残り、その後のトレードに大きな影響が出てきます。

ここでは、FXで損をした経験が、トラウマになってしまった場合にどう克服すべきかを確認していきます。

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トラウマを克服するまでには時間が必要

一度、トラウマを抱えてしまうとそれを克服するまでには時間を要します。

下手をするとトラウマは消えない可能性すらあります。


例えば、売りで担がれたという苦い経験(失敗)があれば、それ以降は売りに苦手意識を持ってしまうということはありますし、ポンドで負けたのであればポンドを触りに行くということに抵抗が出るでしょう。


こういった心のダメージは理屈で解決できるものでは無いですし、他人では理解できない自分の心の中の問題です。


人それぞれ性格も違いますので、トラウマを克服するまでの期間には個人差が出てくる非常にデリケートな問題です。


だだ、私の経験上では、大損をしてしまったトラウマであれば、1ヶ月や2ヶ月で癒されることは難しいと思います。

実際問題として資金も大きく減らしているはずなので、取り返したいなどと焦って、安易に売買を再開するのも危険です。


チャートを見るのも嫌だと感じているのなら、数ヶ月の間、相場から離れるのも一つの方法です。


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気分が落ち着いて来たらチェックすること

トラウマを克服することは簡単ではないのですが、いつまでも落ち込んでいるわけにもいかないはずです。

少しずつ、また相場と向かう闘志が出て来たら以下の事をチェックして再度FXにチャレンジしていくと良いと思います。

失敗の反省をする

まずは、大きなトラウマを抱えることになった過去の売買について反省をする必要があります。

この作業ができないというのであれば、まだ精神的に立ち直ることが出来ていない状態といえますので、もう少しお休みの期間が必要かもしれません。


損切りをしなかったとか、資金配分を間違ったなど色々と反省点はあると思いますが、
  • なぜその様な状態になったのか?
  • 同じ失敗を繰り返さないためにはどうすべきか?
ということも欠かさずチェックするようにして下さい。


関連記事:FXで同じ失敗を何度も繰り返してしまう原因と対処法!

もう一度FXをやるべきかを検討する

本当にFXを再開すべきかをしっかりと確認することも大切です。

次に同じようなレベルの大損をしてしまうと、人生が狂ってしまうことだってあり得ますので、再スタートをするかは、本当に慎重に考えるべきだと思います。

間違っても、負けた分をすぐに取り返そう!などとは考えないようにしましょう。


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少ないロット数で徐々にFXを再開する

トラウマを完全に克服することは不可能かもしれません。

でも、売買を続けて行けば、段々とそれを経験値として活かすこともできるようになります。


そうなるためにも、まずは恐怖を感じながらでも売買を再開させる必要があります。

その際は、以前行っていた金額よりも少額で取引をすべきです。


技術的な問題点は別として、まずはメンタル的に大丈夫なのかを確認していくということも少額の取引であれば可能です。


少額で取引を再開させてみて、まだ駄目だと感じたら、また休めば良いだけのことで、焦る必要はないです。


心の整理がついていない状態で相場を再開すると、今度は違うミスを犯す可能性がて出てきて、余計な課題を増やすことになりかねません。

トラウマを抱えるほどのショックを受けたのであれば、焦らずゆっくりと軌道修正をすべきです。


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まとめ

相場で大きな損を出してしまう…ということは避けたいですが、一度や二度は経験する可能性は高いです。

大損を実際に経験したことで、相場の恐ろしさを本当に理解した状態になりますので、大損はある意味通過儀礼なのかもしれません…。

トラウマを克服するまでには時間が掛かりますが、経験を無駄にするか糧にするかは自分次第だと思います。


まずは、焦らず自分のメンタルと向き合うべきで、間違っても損を取り返そうと焦って売買を再開させるような愚行は犯さないようにして下さい。


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