簡単ですが自己紹介をさせて頂きます。
はじめにお断りしておきますが、私はカリスマトレーダーではありません。
どこにでもいる1980年生まれの男で、例えば野球場や映画館などに入れば、普通の人と何も変わらないごくごく普通の人間です。
相場(トレード)との出会い
私が相場を始めたのは比較的早く、10代後半にはすでに相場について勉強を始めていました。その頃は、まだインターネット環境がそろっていませんでしたし、証券会社への注文も電話で行うものでした。
もちろん、PCでチャートを見ることもできませんので、大きな方眼紙に手書きで、折れ線グラフや月足チャートを書いて相場を分析していました。
また、当時は相場に関しての情報も少なく、沢山の本を読み漁った結果、当時は相場について唯一まともなことを書いてあるであろう本は、林輝太郎先生と立花正義先生の本だけでした。
親戚の家に遊びに行ったときに、何気なく机の上に置かれていた本が林先生の本であったことはまさに奇跡とも言える偶然でした。
両先生の本を擦り切れるほど読み返し「うねり取り」や「ツナギ売買」を研究して、実際に資金を使って練習したことは、今でも私の財産となっていますし、そこから相場人生をスタートできたおかげで、今日まで大きな怪我なく生き残ってこれたと思います。
林先生には直接お会いしたことはありませんが、手紙を頂いたり電話でお話しをして頂いたことも数回あります。
孫ほど年の離れた、私に対して優しく丁寧に相場に対しての姿勢や勉強方法を教えて下さいました。
先生が好きな甘い菓子を土産に一度、事務所に挨拶に伺いたかったのですが残念ながら、叶わぬ夢となってしまいました…残念です。
関連記事:林輝太郎先生との思い出!
低位株の売買とデイトレード
話が少しそれましたが、始めは「うねり取り」の売買を「日本郵船」で行っていたのですが、途中から「低位株」を売買することになります。残念ながら「低位株」の売買ではマイナスを出すことになります。
リーマンショックに引っかかってしまったこともあるのですが、とにかく絶対的に信頼を置いていた林先生の手法で大きなマイナスが出たことは、とてもショックでした。
先生の事務所もちょうど2代目に代表が変わるタイミングで、それまでとは書物などの雰囲気が少し変わってきましたので、この辺りで私としては先生の手元を離れるべきだと決断しました。
外国人のトレーダーが書いた本が出回り始めたり、インターネット環境が整い始めたのも丁度その位のタイミングでしたので、それらも決断する要因となりました。
それまでの「うねり取り」を中心とした売買から「デイトレード」や「スイングトレード」をメインに考え始めたのもこのぐらいの時期です。
関連記事:相場の本質は立花義正さんの本に書いてある!
FXと株
始めのうちは「株」で短期売買を繰り返していましたが、やはり毎日銘柄をチェックして選んでいく作業にかなりの時間とエネルギーを要しました。利益の方も損にはならないが、儲かりもしないといった数年間を過ごしました。
そんな、悶々とした気分の中2012年に為替に関する税制が変更され、利益に対する課税額が申告分離課税で一律20%となるというビックニュースが飛び込んできました。
為替であれば、銘柄選びに苦戦することもなく通貨を固定して、憧れの立花先生が「パイオニア」で行っていた様な売買を例えばドル円でもできるのでは!!
と考えすぐに、FX特化して売買の練習を始めました。
やはり、銘柄を固定するメリットは大きく、FXではそれなりの結果を出すことができ今に至るといった感じです(現在は株や投資信託も行っています)。
関連記事:玄人は銘柄を絞る!株で自分の専門性を出すメリット!
相場で稼いで何が悪い?
私の略歴(トレードに関して)は上に書いた感じです。ココからは、私の思いを少し書いてみます。
よく「トレードなんて所詮ギャンブルだ!」だとか「ただのニートだ!」といった意見を目にすることもあります。
人それぞれ考えはあるのかと思いますが、相場(トレード)で稼いで何が悪いのでしょうか?
私が社会人になった年は「超氷河期」と呼ばれる時期で、就職活動をしても自分の住んでいる地域で内定をもらいたいなら、書類審査も含めますが50~100社受けて1~2社の内定をもらえるのがラッキーな感じでした。
学歴のない私は、やりたい仕事や就職したい企業なども選べるはずもなく、受かった会社に就職するしかありませんでした。
私が就職した会社は、とんでもないブラック企業で、真面目に働いていても給料も上がらない、残業ばかりやらされる、上司にネチネチいびられ、まるで奴隷の様な扱いでした。
それでいながら役員連中は、毎日綺麗なお姉さんのいるお店で、お酒を飲んだり外車を乗り回したりしているといった会社でした。
当然、嫌気して退職しました(数年後にはその会社は潰れたのですが)。
一度、このように線路から脱線してしまった人間には再就職の機会も与えられない期間もしばらく続いたため、バイトをしながらトレードの勉強をひたすら続けてきました。
このように、泥水をすするような思いで習得した技術で、相場から微々たるお金を稼いで、細々と暮らしていくことに対して、他人からとやかく言われる筋合いは全くないと個人的には考えています。
誰かに迷惑をかけた覚えもありませんし、税金だってキチンと納めています!
こんなろくでもない考え方の、私ですが、トレードを勉強している時期(今も勉強中ですが…)に有益な情報もありました。
残念ながら色々と事情もあるようで、今は目にできない情報もあります。
このサイトが、真剣にトレードに向き合っている誰かの目に留まり、少しは役に立てればと思っています。
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