ストレス


トレードにおいてメンタル管理が重要であることは、経験値が上がれば上がるほど痛感することだと思います。

短期売買(デイトレード)には、持ち越しのリスク(エクスポージャーリスク)が無いので理屈としては、デイトレで資金を回して行く方が有利であるという考えも分かります。


私も一時期はデイトレにハマり朝から晩までチャートの前に張りついていた時期もありました。

しかし、常にトレードチャンスを監視したり、大きな額で損切りと利確を一日に何度も繰り返して行くことは精神的にとても疲れる作業です。


もちろんそれが仕事なので、割り切って続けて行くという考えも必要だとは思いますが、やはりどこかに限界値があり許容範囲を超えると精神的にまいってしまう…という悩みも出てきます。

この話は、性格や扱うことが出来る金額の器の違いなどによって、人それぞれ違いが出てくるのだと思いますので、あくまでも個人的な考え方ということになります。

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トレードと精神的なプレシャーについて

トレードにおいてメンタル管理が重要であることは間違いないことです。

よく見かけるのは、勝っても負けても淡々と売買を繰り返すべきで、そのためにメンタルの訓練をすべきであるというフレーズです。

私も、メンタル管理に関しては色々な書物を読み勉強しましたが、実際にお金がかかった実践の場においてはメンタルを完全に排除して売買を続けるということはとても難しい試みでした。


張り込んでいる額が少額であれば、そういうやり方も可能かもしれませんが、それなりの額を打ち込んでいくと精神的なプレッシャーは避けることは出来ないことだと思います。

慣れや訓練によって多少は軽減させるコツもあるのかもしれませんが、完全にメンタルを排除して機械の様に売買を繰り返して行くという行為は私には無理なことでした。


なので、一日の中で何度もトレードを繰り返すということは、プレッシャーを何度も感じながら一日を過ごすということです。


仮に、勝ちトレードだったとしても、注文を出す時には損切りのオーダーも出すので、その都度損した場合はいくらの損になるという事を想定して新規の注文を出すことになり、そういったこともボディブローの様に精神的に負荷が掛かって行くものです。


関連記事:FXのデイトレードでメンタルが崩壊する原因と対処法!



日ベースで考えると近視眼的になりやすい

また、デイトレードであればどうしても1時間足や15分足・5分足などの短い時間足をメインにチャート分析を繰り返すことになります。

しかし、それらは日足でみればローソク足一本の中の出来事にすぎません。

下がったり、上がったり、動いたり、動かないということも上位足である日足や週足レベルでみれば些細なことだったりもします。


もちろん、デイトレであればその日のうちにポジションを決済してしまうので、全体的な流れなどはそれほど関係ない…という考えも出来るとは思いますが、やはり上位足の流れに沿った方向に仕掛けていく方が有利であることは間違いないはずです。

なので、デイトレを行うにしても日足の分析は大切になってきます。


ここで、私の頭の中で起きたことは、例えば日足が上がり続けているとして、デイトレで買って利確した場合、次の日の買いの仕掛け値が、昨日の仕掛け値より高い位置になっているということに抵抗を感じるようになってきたということです。(売りの場合は逆です)

それならば、一回一回仕掛ける際のプレッシャーを感じながら、デイトレを繰り返すより、初日に良いポイントで仕掛けたポジションを引っ張る方がプレッシャーが少ないのでは?という考えです。

これには賛否があると思うのですが、私の場合はトレードを始めた当初は「うねり取り(ポジショントレード)」がメインだったので、その方がしっくりくるイメージもありました。


関連記事:FXでエントリーの時のプレッシャーを軽減させるコツ!



性格的に得手不得手がある

上に書いたようなことは、あくまでも私の頭の中で起こったことなので、そうは感じない!単純にデイトレで資金を回転させる方が絶対に有利だという人もいるはずです。

それはそれで、正解だと思います。

人それぞれ性格も違いますし、トレードを始めたきっかけも違います。

また、結局はやり慣れている方法が一番しっくりくるはずです。なので無理をしてデイトレから長期に軸足を変える必要は無いと思います。


デイトレで結果が出ている場合は、この記事に惑わされることなくデイトレを続けて行くことをおススメします。


ただ、何かしらの理由で壁を感じた時に、読み返してみて何かの参考にして頂ければ幸いです。

デイトレから中長期に軸足を変更するコツ

デイトレから中長期的に軸足を変更する場合は、短期の時間軸でついた癖を取り除く必要が出てきます。

はじめのうちは、どうしても、仕掛けも利食いも早くなってしまう傾向が強くなり、気がつけばデイトレっぽい売買をやってしまっている…ということも多いはずです。


まずは、今までよりは仕掛けるロット数を少なくして、ホールド力を付けて行くことが必要だと思うのですが、これは口でいうほど簡単ではありません。

短期売買から中長期に軸足を変更するポイントについては以下の記事でもまとめてみました。
↓ ↓ ↓
FXで短い時間軸から長い時間軸に変更するのは意外と難しい?

まとめ

トレードを続けて行けば、メンタルの重要性は強く感じるはずです。

また、金額が多くなって行けばプレッシャーもそれなりに強くなってきます。

少ないロット数では淡々と出来ていた損切りも額が多くなると躊躇してしまったり、次の仕掛けを躊躇したりしてしまう…という微妙な狂いが生じてくるのは人間である以上仕方がないことだと思います。

今回は、デイトレードを続けていると疲れる!メンタルが持たないという問題にスポットを当てて色々と書いて見ましたが、どの時間軸にも当てはめることができることだと思います。

トレードとメンタル・プレッシャーを切り離して考えるということは、個人的には難しいと思いますので、特に金額を上げてトレードを行いたいと考えている場合は重要な項目だと思います。



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