FXの売買の時間軸は人それぞれ違うと思います。
短期売買にも中長期の売買にも一長一短があるので、どの時間軸を選択してもその時間軸ならではの難しさとは存在すると思います。
当たり前の話ですが、相場と実生活の兼ね合いも出てくるはずです。
例えば、短期売買(デイトレ~スイング)をやっていたけど、仕事が忙しくなる、子育てが忙しい、親の介護の問題などで、今まで通りチャートに張りついていることが難しくなることも出てくるはずです。
そんな場合は、「短い時間軸でトレードする→長い時間軸でトレードする」といった感じに変更する必要がでてくるのですが、短期から中長期に変更するのは意外と難しく苦戦するかもしれません。
ここでは、短い時間軸から長い時間軸に変更する方法などを考えてみます。
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短い時間軸に慣れた弊害
短期売買に慣れたことによって起こる弊害を一言で表現すると、「売買が早くなる」ということだと思います。どうしても、仕掛けも利食いも早くなる癖がついてしまうので、同じ感覚を中長期の売買に持ち込むと相当な違和感を感じてしまうはずです。
特に仕掛けが早くなるのは、ある程度の期間ポジションをホールドすることが前提の売買ではできるだけ早期に改善したい癖だと思います。
ポジショントレードであれば日足をメインにすることが多くなってくると思います。
当たり前ですが、日足は一日に一本ずつしかローソク足が進んでいきません。
なのでチャートパターンが出来上がるのにもある程度時間がかかりますし、売買の結果が出るまでにはそれなりに時間が掛かります。
デイトレやスイングに慣れてしまった状態では、時間の流れが遅く感じてしまうのは当然ですが、時間軸を長くしたいと考えたのにはそれなりに理由があるはずです。
短期売買に戻したくなったら、なぜ中長期の売買に変更したいと思ったのかもう一度よく振り返ってみるべきです。
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売買のリズムを遅くするコツ
「売るべし、買うべし、休むべし」という格言があり、休んでいる期間(チャンスを狙って待っている期間)というのは相場において重要なポイントになるはずです。短期売買に慣れてしまうと、日足ベースで何日も待つ状態に耐えるのが辛いかもしれません。
しかし、良いポイントまで待たずに仕掛けると結果的には損になってしまいますので、時間軸を長くするのであれば、「休み」は避けては通れない問題だと思います。
売買のリズムが早くなっていることは、待てないことが原因の一つにあげることができると思いますので、売買のリズムを遅くするコツについて考えてみたいと思います。
関連記事:FXで良いポイントまで待てない?仕掛けも利確も早くなる原因
ロット数を下げる
ロット数が上がればそれだけメンタルに負荷がかかりますので、利を引っ張るのが難しくなりますし、早々と降りたことが原因で次の仕掛けが早くなるということは十分に考えられる話です。短期売買で資金を回転させていくのであれば、それでも問題ないと思うのですが、中長期の売買となると勝手が違ってくるはずです。
なので、短い時間軸から長い時間軸に変更をするなら、一度ロット数を下げて挑戦するのが無難だと思います。
短期売買でそれなりに実績がある場合は、ロットを下げてしまうと利益が少なくなるので勿体無いという感覚になるのですが、違う時間軸での売買に慣れるまでは少し肩慣らしが必要だと割り切ってしばらく続けるべきです。
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しばらく続ける
慣れには時間が掛かります。ポジョショントレードの場合は決着までには、時間が掛かるのですが、少なくても数回の上げ下げの波を経験しないと、売買のリズムはつかめないと思います。
数回の上げ下げの波を経験するのには半年以上かかることもあり、こればかりは相場の動きには逆らうことはできません。
焦って仕掛けを早くしても、苦しくなるのは目に見えていますので、しばらくの間は我慢が必要ですがこらえるしか方法はないはずです。
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中長期のリズムに慣れるまでの注意点
慣れない時間軸での売買に嫌気がさすこともあると思います。その間、元に戻したいという誘惑に駆られてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そこで元に戻したのでは同じことの繰り返しになってしまいます。
逆の言い方をすれば、時間軸を変えるということは大変なことで、やるからにはそれ相応の覚悟を持って取り組む作業だと思います。
資金管理や損切りなどに関しては、どの時間軸でも必要なことで、短期売買でその下地ができているのであれば、あとは自分の心の中で起こっていることを上手く整理できれば中長期の時間軸でも戦えると思います。
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まとめ
時間軸を変えるということは大変なことで、特に短期の時間軸で慣れた感覚を長期に伸ばすことは難易度が高いと思います。変更途中に成績が下がることも考えられるので、悠長なことはやってられないので短期に戻したいという衝動が芽生えることもあるかと思います。
ただ、変更したいと思いついたのには、それなりの理由があるはずです。
その事をしっかりと確認して、数年先のことをイメージして微調整をしていくと、段々と長期保有に慣れて行くと思います。
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