プラン


FXで勝てない状態が続くと手法を変えてみたくなります。

確かに、全然ダメなやり方を続けていてもそれは無駄な努力ですし、実際に資金が減って行くので、ある程度の段階で気に入らない手法に見切りをつけることも必要です。

しかし、あまりにもコロコロと手法を変える癖がある人は要注意です。


この手法がダメだから次はこの手法(場合によってはFXから株、株からFX)といった具合にやることに一貫性がないと、いつまでも経験値が上がって行きません。

極端な言い方をすると、いつまでも初心者のレベルでグルグルと回っている状態とも言えます。

手法を変える前に確認したいことを確認してみます。

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どんな手法でも100%は勝てない

FXで100%の勝率を維持できる方法は無いです。

なので、どんな手法を選択しても必ず負けトレードが発生します。

手法によって大体の勝率に違いはありますが、どんなに高勝率の手法でも連敗をすることもあります。


お金が掛かっていることなので、連敗が嫌になり手法を変えたくなる気持ちも分かりますが、手法を変えた途端に、元の手法でやっておけば勝てた…ということもあるはずです。


ネットで検索をすれば色々な手法を知ることが出来るので、便利な世の中になったのですが、情報を取捨選択できない場合は、情報過多になりかえって迷いも多くなるご時世だと思います。


関連記事:FX初心者が儲からないのはなぜ?勝ち組との違いは経験値?

手法を変えたらまた一からやり直し

例えば、ボリンジャーバンドを使う手法で上手く行かないから、次はMACDを使う手法に変更する。

それでもダメなので、次はRSIにする。

それでもダメなので、インジケーターは外してダウ理論だけでやる。


といった具合にベースとなる部分をコロコロと変更してしまうと、それについてまた一から勉強したり検証したりすることになります。

この状態では、いつまでも一年生の状態を続けているだけで、経験値を積んでいるとは言えないと思います。


なので、最初に選んだ手法について時間軸を変えてみたり、逆張りと順張りの目線を変えてみるなどの検討をしていく方が効率的かもしれません。


私が、相場をはじめた頃はインジケーターを使う手法は主流では無かったので、私はいまだに日柄や値幅に注目したり、高値安値に注目してチャート分析を行うやり方をメインに考えています。

賛否はあると思いますが、一つのことをやり続けることで段々と自分なりの相場観というものが養われて行きます。


関連記事:インジケーターを使わないでプライスアクションににこだわる理由



相場環境をよく分析すべき

どんな手法にも得意な相場環境と不得意な相場環境があります。

ある程度動くことを前提にして作られている手法であれば、相場の動きが悪くなればドローダウンの期間は続きます。


逆に、レンジの往来を取りに行くような手法であれば相場に勢いが出てきたときに、利益を吐き出すような損が連発する可能性は高いです。


どんな手法でも取りやすい状態、取りにくい状況があるので、自分が選択している手法はどんな相場に適しているのかを一歩引いた目線で確認して見ることも大切です。

どうしても、手法を変えたい場合も相場環境に適した手法を選ばないと、変えた手法でもまた負けてしまう可能性が高いです。


関連記事:FXで手法が使えないと判断するタイミングや変更するコツ!



勝ち組は意外と単純なことを繰り返している

研究熱心な人に多いパターンとしては、インジケーターの数値を色々と変更させたり、インジケーターを沢山組み合わせてしまうというパターンがあります。


人それぞれスタイルはあるので、完全に否定はしませんが、チャートがインジケーターだらけでローソク足を確認するのも大変だったり、トレンドラインを引きすぎてどれを使えば良いのか分からない状態だと頭が混乱してしまうかもしれません。


あまりにも複雑な手法だと、負けはじめた時に何が原因で負けているのかが分からないので反省のしようがないこともあります。

また、インジケーターの数値は多くの人が使っている数値だからこそ効力があるものだと思います。


あまり、奇抜なことをやる必要は無いですし、昔からある様なやり方でも利益を残すことができると思います。

手法選びを繰り返すよりも、自分の売買履歴を反省したり、売買ルールを破ってしまう原因を追究していく方が効率的な時間の使い方だと思います。


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まとめ

手法をコロコロと変えると聖杯探しに陥ってしまう可能性が高いです。

違う言い方をすれば、手法を選択する際は、本当にその手法で大丈夫なのかを十分に検証してから実行するようにすべきです。

FXは少額で取引をスタートできるので、金額的なダメージは少ないので、ダメなら違う手法を試してみることは簡単にできますが、手法をコロコロと変えることが癖にならないように気を付けてるべきです。


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