FXはほぼ24時間チャートが動いていますし、土日以外の祝日であれば動いていますので、サラリーマンの方でも、仕事が終わった後や祝日でもトレードができるメリットがあります。
ここで、注意が必要なのは、
- ある日は18:00からチャートを監視してトレードをする。
- ある日は21:00からのトレードになる。
- 祭日で仕事が休みの時は昼からトレードする。
デイトレードでは無く、スイングトレードやポジショントレードであっても、できれば同じ時間帯にチャートをチェックするようにするべきです。
ここでは、同じ時間帯(決めた時間)にチャートをチェックしたり、決まった時間でトレードを行うメリットや必要性についてお伝えしていきます。
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自分の都合ではなく相場の都合に合わせる
自分がトレードできる時間で売買を行いたいという気持ちも分かりますし、巷にあふれる情報には「仕事終わりの数時間のトレードで~~」「一日10分のチャートのチェックで○○」といったものが多いので、それに目が行くのも分かります。実際に仕事の都合で売買できない時間帯はどうしようもないのですが、相場はこちらの都合に合わせて動いてはくれません。
なので、自分がトレードできる時間帯が、必ずしも利益になる美味しい時間帯だと考えない方が良いです。
あくまでも、相場の動きにこちらが合わせて行くという姿勢が必要です。
スキャルピングだから、毎日仕事が終わった後の数時間だけのトレードでOKとか、スイングトレードなら一日15分だけの監視で大丈夫だろうと考えてトレードに参入して大怪我をする人は山のようにいます。
スキャルピング~デイトレードであれば、毎日同じ時間帯にトレードをしないと時間帯別の動きの癖が分かるようになりません。
19:00~からトレードを行うと決めていたのであれば、帰宅が21:00になってしまったらその日はトレードはやらないぐらいの徹底が必要です。
仮に、1時間に一度の監視が可能な仕事の場合は、デイトレード~スイングトレードぐらいの売買にすることで、一定の監視は可能ですが1時間に一度チャートのチェックをすると決めたのであれば、必ず1時間に一度チェックをしないとダメです。
関連記事:サラリーマンがトレードするときの取引時間や時間軸について!
決まった時間帯でトレードをするメリット
ここからは、決まった時間帯で、トレードをすることによって得られるメリットについて見て行きます。時間帯の癖
FXは- アジア時間
- ヨーロッパ時間
- アメリカ時間
アジア時間はあまり動きがないので様子見されることが多いので、基本的にはヨーロッパ時間かアメリカ時間でトレードを行う人が多いです。
2つの時間帯にはそれぞれ動きに癖があり、微妙に動きに違いがあります。
これは、感覚的な部分も多く出てきてしまうのですが、この時間帯別の微妙な値動きの違いに慣れて行くためには、常に同じ時間帯でトレードを行う必要があります。
例えば、アジア時間は動きが少ないのですが、そのアジア時間の高値や安値をヨーロッパ時間でブレイクアウトした時には一度動きが出ることが多いです。
このブレイクアウトが決まりやすいのか?失敗しそうなのか?を見極めるためには毎日ヨーロッパ時間でトレードを行って慣れて行く必要があります。
アメリカ時間でも同じで、ヨーロッパ時間で一度激しく動いた後にどんな動きが起こりやすいのかは、やはり実際に毎日毎日リアルタイムでチャートを監視することで、感覚的に分かってくることがあります。
この感覚のことを変動感覚などといったりしますが、変動感覚を養うためには損したり儲かったりを繰り返しながら、実践をしていくことが一番です。
そして、時間帯別に値動きに癖があるので、その都度違う時間帯で売買をしてしまうと、変動感覚にズレが生じてしまいます。
関連記事:FXでダマシを見極めて回避する方法は?
生活のリズムとトレード
トレードは続けて行くことが大切です。続けて行くということは1年や2年という単位ではなく10年とか20年ということです。
なので、自分の仕事や家事の都合など生活のリズムを崩して、無理に時間を作って行うトレードは長続きしません。
時間帯を決めてトレードを行うことが大切でも、続かないことは意味がないので、まずは自分の生活のリズムがどんな感じになっているかを確認して、その中で無理なくチャートを監視できる体制を整えたいです。
例えば、仕事が終わるのが毎日ランダムだったり、家事や子育てでチャートに張り付いて監視することが無理な場合は、スキャルピングやデイトレードはできませんので、もう少し長いスイングトレードやポジショントレードに変更する必要もあります。
スイングトレードなら1時間に1回の監視、ポジショントレードなら1日に数回の監視で続けて行くことが可能です。
FXだからデイトレードやスキャルピングじゃなきゃダメたという決まりはありませんので、監視体制については本当に可能なのかどうかをよく確認する必要があります。
まとめ
変動感覚という聞き慣れない言葉を使いましたが、とにかく同じ時間帯でトレードを行うことが大切です。決まった時間にトレードをすることができないのであれば、タイムフレームを少し長くして一日に数回の監視体制で行える方法を検討することも視野に入れましょう。
とにかく、自分の都合で空いた時間にトレードを行うというスタイルではなく時間帯を決めてトレードを行うことで見えてくることがあります。
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