現在ではPCでチャートを表示させる人が多く、チャートを方眼紙に手で書く作業を行っている人は希かもしれません。
しかし、実際にチャートを方眼紙に書いてみると、PC上に表示されるチャートとは全然見え方が違ってくるので驚くかと思います。
チャートを手で書くことによって、収益が大きくプラスになるかは人それぞれですが、トレードでそれなりに稼ぎたいと考えるのであれば、これぐらいの努力は必要だと個人的には考えています。
チャートを手で書く方法についてはこちらの記事でも紹介しています。
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>>チャートを手書きする方法!
ここでは、方眼紙の大きさと陰線の墨を入れるときのペンについてお伝えしていきます。
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方眼紙の大きさについて
チャートを手書きするのであれば、大きな方眼紙に書いていかないとダメだということは昔から言われていることで、私が勉強のために読んだ書籍で、ためになったと思う書籍では大きな方眼紙に書いていくことを推奨しています。
なので、私はチャートを手で書くのであれば700mm×1,000mmの大きな方眼紙に書くのが当たり前のことだと思っています。
小さな方眼紙に収まるように縮尺を変更して書くのであれば、PCのモニターに出されるチャートと変わらないですし、方眼紙をつぎはぎの様にノリで付け足していくのはプロが使う道具として成り立っていないと思います。
相場で利益をあげたいと考えているのであれば、方眼紙代をけちるような考え方をせずに、道具にはある程度こだわりを持ちたいです。
700mm×1,000mmという大きさの方眼紙は規格では「B1」になり、通常の本屋には売っていません。
文房具の専門店でないと、取り扱っていない可能性もあり、取り寄せてもらうことになるかと思います。
今はインターネットで購入することも可能で、
- コクヨ
- オストリッチダイヤ
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陰線の墨の入れ方と便利なペン
チャートを手で書く場合でもローソク足と折れ線グラフの二種類あり、折れ線グラフであれば陰線の話は関係ないのですが、ローソク足を書くのであれば陰線の書き方についても一工夫必要です。仕事の道具として使うチャートですので綺麗に書いていかないとダメで、陰線の墨の入れ方は重要です。
ペンについて
まず、ローソク足の幅ですがこれは2mmとして使うのが一般的で、陽線の場合は白抜きの2mm幅の四角の上下にヒゲを書くと陽線が出来上がります。陰線の場合は2mmの四角の中を黒で塗りつぶす必要があり、この事を墨を入れると言います。
そして、墨を入れるときによくやりがちなのは、ボールペンで塗りつぶしていく方法ですが、この方法では時間が掛かりますし、出来上がったローソク足が汚いです。
ボールペンで陰線を塗りつぶして書き上げたチャートは、まるで小学生の落書きの様な雑な見た目になりますので、お金儲けの道具としては幼稚な仕上がりとなります。
陰線の墨を入れるときに、林先生はマッキーの極細を使われていたようです。
私も実際マッキーを使って書いていた時期もありますが、どうしてもにじんでしまうことが多く何か良いペンは無いかと色々と試しあるペンにたどり着きました。
「サクラクレパス 水性マーカー ピグマ 2mm 」という製品のペンで先が2mmの四角になっていますし、水性なのでにじまないです。
私の場合は先の角をカッターでほんの少しカットして2mmの枠をはみ出さないようにしています。
陰線に墨を入れる前の状態
日足でローソク足を書いていくのなら基本的には毎日書き足していくことになりますが、新しく書く場合にはまとめてローソクを書くことになります。その場合は三角定規が使いやすいので、三角定規を使うと良いです。
また、陽線と陰線が出てきますので、陰線の時は下の写真のようにローソクの実体の部分にヒゲを延長させておき、後から陰線の墨を入れて行くと良いです。
陰線の墨を入れるときは、ペンのインクが乾かないうちに定規をずらしていっても支障が無いように、右側から墨を入れて行くと定規をずらしたときにインクがはみ出しません。
まとめ
せっかくチャートを手書きするのであれば、綺麗に書きあげないとお金儲けの道具としては使えません。また、小さな方眼紙にちまちまと書いていくのであれば、わざわざ手書きをする効果が薄れてしまいますので、方眼紙は必ず大きなものを使う必要があります。
トレードに真摯に向き合うのであれば、一度はチャートを手で書いてみるとPCのモニターで見るチャートと、大きな方眼紙に書いたチャートの違いが実感できますので、書いてみることをおススメします。
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