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うねり取りを行うのであれば、ある程度は銘柄を絞って監視をする必要があります。

それが、一銘柄なのか、もう少し範囲を広げて監視をするのかは好みが分かれると思いますが、いずれにしても監視対象は絞るべき出だと思います。


ただ、この銘柄を絞るという感覚と、銘柄に惚れ込むという感覚は違います。

私の場合はですが、良いと思っていた銘柄でも動きが悪くなってきたり、業績が悪化した場合は違う候補に乗り換えるようにしています。

一つの銘柄にこだわり過ぎるデメリットもありますので、その辺りをお話ししていきます。

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銘柄に惚れ込むとは?

銘柄に惚れ込むとは、買ったけど下がってしまった銘柄を
  • 業績が良い
  • 財務内容が良い
  • その会社自体を応援している
などといいながら、いつまでも塩漬けにして持っている行為です。

個人投資家にとって、株を売買する目的は儲けるためであって、企業を応援する目的ではないと思います。

沢山ある銘柄から選びに選び絞り込んだ銘柄なので、損切りをするのは忍びないのですが、銘柄に惚れ込んで、思惑と違う動きをする銘柄にいつまでも執着するのは効率が悪いです。



銘柄を絞る目的を再確認

玄人の多くは売買する銘柄を絞ります。

一銘柄だけで買ったり売ったりを続けて行く人もいますし、業種で絞ったり、低位株に絞ったり、自分の手に合いそうな銘柄いくつかの銘柄に絞るという方法を取る人もいますので、銘柄の絞り方は人それぞれです。

いずれにしても、毎日毎日何千もある銘柄のどれを売買しようか?と選んだり、雑誌に推奨されている銘柄を鵜呑みにして売買するということは無いです。

株の銘柄はその銘柄ごとに動きに癖があります。

なので、毎日同じ銘柄を監視していかないと癖をとらえきることができません。


この癖が分かってくると、まだ仕掛けるのが早いかな?とか今回は早めに損切りをした方が良いな!といった感覚が出てきますので、やはり監視銘柄は極力絞っていく方が良いと思います。


関連記事:うねり取り用の銘柄の選び方!良く動くのと取れるのは違う!

銘柄に見切りをつけることも必要

このご時世なのでちょっとしたニュースで、値動きのリズムが変化してしまうことも多いです。

なので昔の様に選んだ銘柄を一生、売買し続けるというのが難しいことも多いです。

例えば、選んだ銘柄が減配になったり、不祥事を起こした場合などはその銘柄にこだわっていても効率が悪いので、違う銘柄に乗り換えることは必要だと思います。


なので、お気に入りの銘柄を1~2銘柄売買しつつ、10~20銘柄の候補についても定期的に検討しておくと、臨機応変に対応することができます。

候補になる銘柄を選ぶ際には、
  • 株価が近いこと
  • 業種がかぶらないこと
  • 業績が悪くないこと
などを基準に、選んでおくと良いと思います。

特に業種はその業種自体が悪化して、動きが悪くなったり、逆に値動きが荒くなり過ぎると手を付けられませんので、できるだけ業種をばらして監視候補に入れておくと良いです。

迷った場合は、その業種の中で一番有名な銘柄を選んでおくと問題ないと思います。



隣の芝は青く見える

銘柄に惚れ込むことは良くないですし、銘柄に見切りをつけることは必要ですが、頻繁に売買する銘柄を入れ替えるのも問題です。


基本的には、手掛けた銘柄をしばらく売買していくという考え方が王道だと思います。

どうしても「隣の芝は青く見える」もので、この銘柄じゃなくて、違う銘柄の方が取れるのでは?と考えがちです。


しかし、我々は銘柄の動きに合わせて、上手く玉を動かすことが大切なので下手に銘柄を変えるとせっかく培ってきた感覚がまたゼロからやり直しになることもあります。


もちろん、業績の悪化や不祥事などが絡んだ際は銘柄の変更を検討すべきですが、少しやりにくいということは銘柄を変えても変わらないことが多いので、その点は銘柄を選考する際にじっくりと判断すべきだと思います。

人の売買結果を見ることの危険性

銘柄の話とは少しずれてしまいますが、ブログなどで自分の売買を公開している人も多いのでそれを参考にしたい!と考えることも多いはずです。


しかし、人の売買結果を見ても、それを完全にコピーすることは不可能ですし、人が儲かっているのに自分は儲かっていない…という思いが強くなると、焦ったり強引な売買をしてしまう引き金になりかねません。

なので、他人の売買結果を見る時にはあくまでも参考程度にとどめておくと良いです。


関連記事:玄人は銘柄を絞る!株で自分の専門性を出すメリット!

まとめ

銘柄に惚れ込むのと、銘柄を絞って売買するのは似て非なる物です。

銘柄の癖を掴むことは大切なので、同じ銘柄を繰り返し売買するメリットは多いです。

ただ、あくまでも個人的な意見ですが、チャートについている銘柄名や銘柄コードは単なる名前や数字でしかないので、その銘柄事態に特別な思い入れなどを込めても意味がないと思います。

業績が悪化したり、不祥事を起こした際は躊躇なく乗り換えるべきだと思います。



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