FXを行う際に5分足を使う人も多いですが、余りにも細かい値動きに翻弄されて、いわゆるノイズに引っかかってしまう可能性も高いのが5分足です。
かといって、スキャルピングやデイトレードをメインに考えた時に、1時間足や4時間足以上の足だと長すぎる…という問題も出てきます。
ここでは、FXの5分足についてノイズの問題も含めて色々と考えて行きます。
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自分が取りたい波を確認
自分がメインでどの時間足を使うべきかを考える時は、- 一日に何回ぐらい売買をやりたいのか
- 何pipsの損切り幅と利益幅ぐらいでやりたいのか
例えば、一日に1~2回ぐらいの売買でOKだと考えているのなら、5分足を見てしまうと自分が考えているよりトレード回数が多くなる可能性が出てきます。
また、値幅に関しても数十pipsぐらいの値幅を考えているのであれば、5分足で形成される波では小さいかもしれません。
このような感じで、自分でイメージしている波の大きさと、5分足で形成される波の大きさが違うと、いわゆるノイズが多い状態になります。
なので、まずは自分がどんな感じの波を取って行きたいのかを明確にしておくことが大切です。
関連記事:FXで狙う波の大きさ決まってる?小さい波と大きい波について
上の時間足が決定する時間に注目
5分足の上には15分足、30分足、1時間足などもあります。長めのデイトレードであれば、15分足・30分足をメインに使っている人もいますし、スイングトレーダーであれば1時間足をメインに使う人も多いはずです。
ここで頭に入れておきたいのが、
- 00分
- 15分
- 30分
- 45分
このようなタイミングで、5分足が出来上がるタイミングと上位足が出来上がるタイミングか重なる時間があります。
逆に考えれば、そのタイミング意外は上位足ではまだローソク足が決定していないタイミングとも言えます。
この辺りに5分足のノイズの問題を解決できるヒントが隠されている気もします。
ローソク足の時間軸が大きくなればなるほど、参加者が多くなるのでダマシが少ないと言われるのはこのような理由からです。
関連記事:FXで4時間足だけで勝てる?メリットとデメリットを解説!
5分足でノイズに狩られると悩んだら…
上にも書いたように、時間軸を大きくしていくとダマシが少なくなります。1時間足が決定するタイミングでは、30分足も15分足も5分足も決定するタイミングです。
同じようなことが、30分足、15分足でもそれぞれ起こっています。
これは、逆の考え方をすると、5分足でWボトムのネックラインを抜けたとか、直近高値をブレイクアウトしたと思っても、上位足ではまだ途中の動きで、結局は上ヒゲだったということも起こり得るということです。
このパターンになってしまうと、5分足のノイズに引っかかったことになります。
上位足の動きを確認することが大切だと言われているのは、この様なノイズに掛かるのを避けることが目的の一つだったりします。
5分足のノイズへの対策
なので、5分足のノイズに狩られると頭を抱えている場合は、15分足や30分足にメインの分足を変えてみるのも一つの方法です。もう一つは、上位足を横に並べておいて、その足ではどうなっているのかを仕掛ける前に確認するといった方法もあります。
基本的には、上位足から落とし込んで5分足をチェックする方が効率的なのですが、慣れないうちは順番が逆でもよいので、とにかく上位足の状況を確認する癖をつけるようにすると、5分足のノイズの問題が少し改善されるかもしれません。
関連記事:FXのデイトレードで損小利大を狙うコツ!日足の値位置が大切
ダマシはある程度は仕方がない
FXをやっていて嫌になるのがダマシだと思います。ただ、ダマシを完全に排除したいと考えだすと、それは100%の勝率を目指しているということになってしまいます。
冷静に考えてみれば、100%の勝率を維持できるやり方は存在しないと理解できるはずです。
ダマシに関してはこちらの記事でもまとめています。
↓ ↓ ↓
FXでダマシを見極めて回避する方法は?
なので、ダマシやノイズに対して神経質になり過ぎると、エントリーするチャンス自体が少なくなりすぎてしまいます。
FXをやるうえで損切りは避けては通れないことなので、仮にノイズやダマシに引っかかると思っても、こまめに損切りをして、上手く乗れた時にしっかりと利益を確保していくという割り切りもある程度は必要です。
まとめ
人それぞれ、トレードスタイルが違うので一概に答えを出せない部分も多いのですが、5分足のノイズに関してまとめてみました。結局は、ノイズだと分かっていても、損切りと利食いを繰り返して差し引きでどうなるか?を考えるか、時間軸を一つか二つ上にしてやってみるという感じになってくると思います。
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