時計


FXでは複数の時間軸を監視してトレードを行う方が良いという意見も多いですが、複数の足を監視するとそれだけ迷いも多くなります。


ただ、短い分足だけの監視では相場の方向性を見失い、目先の動きに一喜一憂することにもなりかねません。

日足や週足では長すぎるし、15分足や5分足では短すぎると感じたら、4時間足や1時間足ぐらいがベストでは?と思いつくのですが、4時間足のみの監視にはそれなりの難しさもあります。


ここでは、4時間足だけを監視することで勝てるのか?ということや一つの時間軸だけを監視するメリットを考えてみます。

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4時間足の特徴

4時間足の特徴を一言で表現すると、日足よりも短くて1時間足よりも長いということです。

当たり前の話ですが、4時間に一本ローソク足が出来上がるので「24時間÷4時間=6」という単純な計算で、一日に6本のローソク足を作るのが4時間足です。

この一日に6本という部分が4時間足のメリットでもありデメリットでもあります。

メリット・デメリットをそれぞれ見ていきます。

4時間足のメリット

4時間足のメリットとしては、比較的ゆっくりとチャートを監視できる点だと思います。


デイトレードやスキャルピングみたいに忙し売買が苦手だったり、そもそもチャートに張りついて監視をすることが無理な場合は、4時間に一回チャートをチェックすれば良いことはメリットになります。


また、時間軸が長くなればそれだけダマシも少ないので、15分足や5分足では機能しなかったテクニカル分析も4時間足では機能することが多いです。


関連記事:FXで日柄を確認する重要性!テクニカル分析と合わせてチェック!

4時間足のデメリット

4時間に1本ローソク足が出来上がるのですが、1本チェックすることができないタイミングがあれば、次のローソク足が出来上がるまで4時間待つことになります。


4時間に一回ずつ監視をするといっても、例えば夜中などは寝る時間も必要ですし、日中は仕事で忙しいという問題が出てきます。


そうなると、一日に6本できるローソク足のうち何本をチェックできるのか?という問題が出てきます。

この問題はとても大切な部分です。


毎日毎日チャートと向き合う必要があるので、自分の生活のリズムと相場のリズムが合っていないと継続することが難しくなります。


また、実際にエントリータイミングを計りながら4時間に一回ずつ監視をするとなると意外と時間の流れが長く感じて、ローソク足が出来上がる前にフライングをしてしまう可能性も出てきます。

個人的な感想としては、4時間足は時間の流れがやや中途半端な時間軸とも言える気がします。


関連記事:FXは同じ時間帯でトレードを続けると変動感覚が身につく!



1つの時間軸だけを監視するメリットはある

自分がメインで使っている時間足の一つ上の時間軸を監視することで、全体的な流れを確認でき、目線を固定できるということで上位足からチャートを監視していくマルチタイムフレームを取り入れる人も多いです。


マルチタイムフレームについては、こちらの記事でまとめています。
↓ ↓ ↓
FXのマルチタイムフレームで目線を固定!見送る動きも出る!


例えば日足・4時間足・1時間足・15分足という感じで上の方の時間軸から流れを見ていくことで、有利な方向だけに仕掛けることができるという考え方です。

ただ、この方法だとそれぞれの時間軸で、別々の方向感になった時にどうすれば良いのか分からなくなります。

日足は下降トレンド、4時間足は方向感なし、1時間足は上昇トレンドといった感じになった場合は、15分足で買えば良いのか売れば良いのかは微妙だと思います。


そういう場合は、より長い時間軸の動きに従うべきだということになるなら、そもそも、真ん中の2つの時間軸を監視する意味が無いとも言えます。

また、全部の時間軸で同じ方向を向くということは希なので、全部が揃うタイミングを待っているとエントリーチャンスはかなり少なくなってしまいます。


といった感じで、複数の時間軸を監視することで迷いが多くなるのであれば、一つの時間軸に絞って監視をする方がやりやすい可能性も出てきます。


もちろん、4時間足がベストなのかは、自分の生活のリズムや性格と照らし合わせて吟味していく必要があるのですが、マルチタイムフレームがしっくりこない場合は監視する時間軸を減らしてみるのも一つの方法です。


関連記事:ダウ理論で勝てない原因は?手法には必ず欠点がある!



4時間足に対しての個人的な感想

ここからは、あくまでも個人的な感想なので参考程度にとどめておいてほしいのですが、私は4時間足はあまり好きな時間足ではないです。


デイトレードをやるには長すぎるし、スイングトレードをやるにも監視時間などの問題から使いにくい、ポジショントレードをやるなら日足の方が良い。

といった感じで、4時間足は監視対象から自然と外れて行きました。


もちろん、相場つきや自分の相場観が変われば再び4時間足を検討することもあるかもしれませんが、今のところは4時間足を使う予定は無いです。

(このように書くと4時間足を使うことがダメなように見えますが、あくまでも私には合わなかったということなので、その点はご理解下さい。)


関連記事:FXのデイトレで負けないコツ!小手先のテクニックより大切なこと

まとめ

メインの時間軸を決める際は、自分の生活のリズムや性格をよく考えてから決める必要があります。

過去のチャートでは、ローソク足が一本が出来上がるまでの時間の流れが掴みきれないことが多いです。


一本のローソク足が出来上がるまでに4時間掛かるのが結構長いとか、途中で監視できない時間帯が出てくるという事を見落としがちになります。

毎日チャートを監視するので、自分の手に合わない時間軸では継続することは難しいことは念頭に入れておいた方が良いです。



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