ビジネスマン


便利な世の中なので、FXを始めることは簡単です。

FX会社に口座を開設して、資金を入金すれば後はスマホからでも取引ができるので誰でもトレードをスタートできます。


しかし、FXにはリスクがありますので、準備不足の状態で取引を開始するということは非常に危険なことをやっているといえます。

副業(兼業)も含め、相場でそれなりの金額を稼ごうと考えるのであれば、装備や準備にそれなりの「お金・時間・労力」をかけるべきだと思います。

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プロは装備にこだわる

例えば、雪山に登山をするとしたら軽装備では危険なので、それなりの準備をするのは当然です。

安物の防寒具や穴の開いた靴や手袋ではなく、安全性の高い用具を用意して登山をするはずです。

これは、下手をすれば命にかかわることなので当然のことだと思います。


FX(相場)をするということも、やはり大切なお金を掛けた行為なので「危険」な仕事でリスクは常にあります。

なので、用具(装備)、準備ぐらいの設備投資はしてから挑むべきだと思います。


情報を気にすることも必要ですが、準備がお粗末では情報に振り回されてしまうはずです。

トレードを始めるにあたり、どのような装備が必要なのかを私なりに考えてみます。


関連記事:相場に向き合う「姿勢」や「信念」について私が思うこと!



相場の三種の神器について

私が、相場をはじめた頃は、相場の三種の神器は「場帖(ばちょう)・玉帖(ぎょくちょう)・資料」だと教わりました。

場帖(ばちょう)

場帖は値動きを記録していく帳面で、小さい手帳などには書かずに、大きな良い紙質の物にボールペンで丁寧に書き込んで行くべきだとされていました。

個人的には、時代の変化と共に場帖に関しては、今も必要かは微妙だと感じていますが、私の場合は相場をはじめた頃からの習慣なので今でも、場帖を付けています。

玉帖(ぎょくちょう)

玉帖は自分の売買の記録をしていく帳面で、これがないと自分の売買の反省ができませんので、絶対に必要だと思います。

FX会社の売買履歴とは別にエクセルで作ったり、手書きで作成するというひと手間をかけるべきだと思います。

資料

資料に関しては集め出すときりがないのですが、大切なポイントしては「継続して読み返せるもの、連続した流れがあるもの、統計だった知識があるもの」である必要があるということです。

その場かぎりのゴシップ的なものは実践の売買では役に立たないと認識すべきです。


林輝太郎先生の説では、手書きのグラフや、会社四季報のデータなども資料に含まれるとのことでした。


関連記事:チャートを手書きする方法!ローソク足と折れ線グラフの違い!

今の時代で最低限、必要だと思う装備

昔話が長くなりましたが、今の時代に合った装備についても最低限必要だと思う装備(道具)を私なりにまとめてみます。

副業も含めトレードをビジネスだと考えた場合、多少の設備投資は必要だと思います。

パソコン(PC)

パソコンは必要だと思います。

4画面、5画面とモニターを増やす必要は無いとは思いますが、できれば小さいモニターではなく大きいモニターでチャートをチェックしたいので、私としてはディスクトップのパソコンは一台は必要だと思います。

私は現在は4枚のモニターを使っています。

PC本体は新品で約15万円、モニターは中古の物で一枚4,000~5,000円の物をヤフオクで買いました。


机や予備のPCなども含めれば、約20万円~30万円ほど設備投資としてPC周りに使っていますが、これは必要なランニングコストだと思っています。


例えば、スマホを使って取引をすることもあるかもしれませんが、個人的にはスマホのみでFXを行うことには反対の立場です。

(たまたま外出先から注文を出さないとダメな事態が発生した時や、PCにトラブルが発生した時に限ってスマホから注文を出すために、スマホにアプリを入れてはいますが、スマホから注文を出したことは今まで一度もありません。)

勉強代

勉強代と書くと、誤解されがちですが高い情報商材を買ったり、トレード塾に入る必要は無いです。


しかし、良書と言われている本代ぐらいは経費として考えるべきだと思います。

基本的には、商材や塾などは良書を焼き増ししただけの物なので、本から知識を得る方が個人的にはおススメできる勉強方法です。


今の時代、ネット上に多くの情報が溢れています。

市場の情勢、ニュース、注目のレートなどなどに目が行きがちですが、どれもその場かぎりの役に立たない情報であることが多いです。

どうしても、目の前の勝った負けたに釣られてしまうので、その手の情報にお金をかけたくなる気持ちも分かりますし、私もこれまでにそれらの情報に多くのお金を払ってきました。


今にして思えば、もっと賢いお金のかけ方・時間の使い方があったと深く後悔をしていますが、過ぎ去ったことをいつまでも考えていてもしょうがないので、勉強代として先に進みます。


関連記事:【騙されるな】FXの情報商材を見極めるコツ!5つの言葉に注意

練習売買に使う資金

はじめから本番に挑むのは自殺行為です。

まずは、10万円ぐらいを用意して1,000通貨から練習を行うべきだと思います。

練習の段階では損になることも多いと思います。

そのために、少額の1,000通貨からスタートするのですから、損になっても授業料だと考えるぐらいの心のゆとりも必要です。


損になって腹が立つ気持ちもよく分かりますが、損を取り返そうと考えてロット数を上げていく行為はNGです。

そういった、心の動揺を上手くコントロールすることも練習です。

1,000通貨の取引でも、実際に自分の資金が増えたり減ったりすることでメンタルが動揺することを経験できるので、デモトレードではなく少額でも実弾を打ち込むことを強くおススメします。


関連記事:FXのデモトレードでは勝てるけど実際の売買では負けるのはなぜ?



下準備にかける時間と労力について

道具については、予算の関係もあると思いますので、パソコンのスペックや本代にどれだけ資金を使うかはバランスを見ながら考えるようして下さい。

この点については、資金力の違いで多少の有利不利が生まれてしまう可能性もでてきます。


しかし、下準備にかける時間と労力については、皆同じ条件でできることだと思います。

下準備とは過去検証であったり、何度も本を読み返すなどの努力のことを指します。


努力をしたからといって必ず儲かるとは限りません。しかし、先のことを100%予測することは誰にもできないはずです。

なので、実践で自分の後ろ盾になるのは、それまでに相場に費やしてきた時間と労力です。


どんな、情報を目にしても最後は自分自身で決断を下す必要が出てきます。

色々な情報を見れば見るほど迷いが深くなる可能性も出てきますので、あまり情報過多にならないように気を付けるべきです。


関連記事:FXの成長曲線は人それぞれ!他人と比較すると焦って失敗する

まとめ

相場をビジネスと考えるのであれば、それなりの装備・準備は必要だと思います。

もちろん、予算の関係はあると思いますが、スマホの画面だけで稼ぎ続けられるほど甘い世界では無いと思いますし、良書と言われている本は本棚に並べておく必要もあると思います。

装備や準備不足で相場に手を出して損をしても、勿体無いだけなので多少のランニングコストは計算しておくべきだと思います。



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