グラフ


FXの成長曲線という言い方をすると難しく見えますが、簡単に言えば、どれくらいの期間で儲かるようになるのか?ということだと思います。


FXをこれから始めようとしている人はもちろん、FXをやっているけどなかなか結果が出ないという人も気になる話だと思います。


はじめてすぐに大儲けしたという話はよく見かけますが、その人達が5年後や10年後にどうなっているのかは不明なことも多く、私が考えるFXにおける成功とは派手な大儲けは出来なくても、安定した利益を最後まで残し続けることです。


もちろん、個人差があることなので成長曲線は10人いれば10人とも違うと考えるべきで、すぐに結果が出ないからと自暴自棄になる必要は無いです。

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他人と比較をしても意味が無い

FXでも株でも同じなのですが、トレードは結果を人と競争するものでは無いです。

中には天性の才能みたいなものを兼ね備えていて、いきなり勝ち組に入るカリスマトレーダー的な人もいるかもしれません。


もちろん、その方々がブログをやっていたり、本を出版しているなら中身をみて色々と勉強して参考ににできることは大いに参考にすべきです。


ただ、その方々の収益結果や成功までの期間のスピードなどと自分の結果を比較してしまうと、自分には才能が無いのでは…という感覚に陥ることがあります。

そういう感覚になると、どうしても結果を焦ってしまったり、自分の力量以上のことをやってしまうという変な方向に進んでしまうことはあるかもしれません。


もしかしたら、聖杯探しにハマる可能性すら出てくるので、成功者の話を見たり聞いたりする時には、その人の収益の成績ではなく、相場に対する考え方や取り組む姿勢などを参考にすると大いにプラスになります。


他の人達の成長曲線が早くて、自分が多少時間が掛かったとしても最終的に儲かるようになれば問題がないことなので、他人と自分の成長曲線の差を比べるということはあまり意味が無いように思えます。


関連記事:FXの成長段階でよくある失敗のパターン!



長い目で人生と相場を考える

ある期間相場で利益を出すことができても、それを継続させるということは意外と難しいです。

ただ、それではFXをやる意味が全くないです。

例えば今年は大儲けしたけど、来年には大損をして儲けを全て吐き出してしまい税金を払う金も残っていないなどという感じでは、成功どころか大失敗と言えるでしょう。(成長曲線を描いているとは程遠い状態です…)


最終的に勝ちきることができてこそFXをやる意味があると私は考えています。


なので、今の成績に一喜一憂する気持ちもわかるのですが、もっと先の5年後とか10年後に、どんな感じにしたいのかということを見据えて相場に取り組むべきだと思います。


例えば、神経を研ぎ澄ます必要があるスキャルピングを50代・60代になっても続けて行けるか?という問題も考えておく必要があります。

今は、スキャルピングやデイトレードで稼げている状態でも、短期売買で手前側の利益を確保しつつも、資産運用として長めの投資などについても考えておくべきです。

自分が年を取ったりすれば、体調に問題が出てきたり、親の介護など色々な問題が出てくるので、その問題を抱えた状態でも相場を続けられる体制については、問題が起こる前から考えいないとすぐには対応できないはずです。


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最後まで生き残るための考え方

FXで儲かったら色々なことができます。

また、儲かっている最中はどんどん勢いに乗ってトレードを行いたいと考えるのは当然なのですが、損した時や調子が狂い出したときにどうすべきかを考えて置かないと、どこかで大失敗をすることになります。


これは、古今東西変わることのないことで、相場で大儲けした人が最終的には大損して消えていくということは永遠と繰り返されています。


基本的には上手く行っている時のことは人に話すけど、失敗した時のことは隠すのが人間というものなので、一見すると上手く行っているように見えるカリスマトレーダーでも実情は意外と違うということもよくある話です。


ただ、相場で最後まで生き残るという観点からすれば、失敗した後の話や調子が悪いときにどう乗り切るのかが最も大切な話しだと思います。


これらの話は、人から聞いて解決できる問題ではなく、自分のトレード結果を反省したり自分のトレードの癖をよく理解するという地味な作用から得られることですし、そこに気がついた人は比較的順調な成長曲線を描くことができるかもしれません。


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まとめ

トレードのスタイルが人それぞれ違うのと同じく、成長曲線についても人それぞれ違います。

一見すると成長曲線が早いトレーダーの方が優秀に見えるのですが、長い目で見た場合にそれがひと時の栄華であるのならあまり参考にはならないかもしれません。


あくまでも、最終的に勝ち残るということに重きをおき相場に取り組んでいくべきだと私は考えています。


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