説明


トレードの勉強をしていると移動平均線については、かなり早い段階で目にします。

そして、移動平均線の使い方にグランビルの法則というものがあることも知り、それを知った時は勝利の聖杯を手にしたかのような気分になります。


しかし、グランビルの法則を実践で使おうとすると、上手く使いこなせないことが多いです。

ここでは、グランビルの法則がなぜ上手く使えないのかを考えていきます。

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グランビルの法則について



グランビルの法則は、移動平均線と価格の関係で売買ポイントを探るために使う方法です。

全部で8つの売買シグナルがあります。

「1~4」が買い「5~8」が売りの売買ポイントです。

どれも、移動平均線と価格の位置関係に注目したものです。


>>グランビルの法則について詳しくはこちらで解説しています!

グランビルの法則を使いこなせない理由

グランビルの法則は移動平均線を元に売買のシグナルを出します。

そもそも移動平均線には遅効性があることを理解しておく必要がありグランビルの法則に過度の期待を抱くことは危険です。


しかし、移動平均線をチャートに出しておく人が多いので、グランビルの法則も人気がある分析方法なので、上手く使えない理由を見て行きます。

人によって設定値が違う

まず移動平均線の設定値は自由に変更できますので、人によって見ている移動平均線が違います。

ポピュラーなのは
  • 10SMA
  • 20SMA
  • 21SMA
  • 25SMA
  • 50SMA
  • 75SMA
  • 100SMA
  • 200SMA
ですが、EMAを使う人もいますし、設定値は、人それぞれバラバラなものを見ていますので、人によってグランビルのシグナルも微妙に違ってきます。


関連記事:移動平均線を使ってダマシを回避する!FXで勝率を上げるコツ!

結局どの局面でも該当する

グランビルの法則は買いで4パターン、売りで4パターンの売買シグナルが出ます。


買いで説明すると、移動平均線の上で買うパターンと下で買うパターンがあり、そうなるとリアルタイムでチャートを見ているとグランビルのどのパターンにも該当します。


結局どの局面でも買えるとも解釈でき、使えるようでいて使えない…といった感じになりがちです。


出来上がったチャートで解説をするのならグランビルの法則の1番で取れた!2番が機能した!と言えるのですが、結局どの局面でどのシグナルに従うかをどう決めるかが問題になってきます。



移動平均線の角度について

ボリンジャーバンドの説明でもそうですが、よく移動平均線が
  • 横ばいのとき
  • 上向きのとき
  • 下向きのとき
と言う表現をされますが、この角度に関してはかなり微妙であり、個人的な主観が入ります。


角度を判断するためにはある程度の期間が必要で、ある程度の期間経過してしまってからでは、判断としては、もう遅いこともあります。

そして、チャートが右端で動いているときは、移動平均線も動きますので角度もそうですが、現在値との関係も動きます。


なので、出来上がったチャートを見て、色々と解説する通りにはできないことが多いということも念頭に入れておく必要があります。

グランビルの法則を使って売買をする時の注意点

グランビルの法則を売買に利用したいと考えるのなら、「1~4」「5~8」と合計8つあるシグナルで自分がどれをやりたいのかを決める必要があります。

グランビルの1番と5番

グランビル1番
グランビル5番

グランビルの1番と5番は相場の転換を狙いに行くやり方です。

横ばいか、買いなら上向き、売りなら下向きに転じた移動平均線を価格がクロスした時がシグナルのポイントです。

しかし、実際は移動平均線の向きがまだ変わらない状態で、価格がクロスしてしまい、後から移動平均線がついてくることもあります。

グランビルの2番と6番

グランビル2番
グランビル6番

グランビルの2番と6番は移動平均線が上向きならまだ上がる、下向きならまだ下がるという考えの元に仕掛けて行くことになりますが、相場が転換するポイントだとそのまま転換してしまいますので、意外と難しいのがグランビルの2番と6番です。

グランビル以外の根拠と組み合わせることで、確率が上がることが多いです。

グランビルの3番と7番

グランビル3番
グランビル7番

グランビルの3番と7番の場合は相場の勢いがそのまま継続していますので、移動平均線に触らないで上昇や下落をしていきます。

物差しになる移動平均線に触らないので仕掛けるタイミングは難しく、後からならココがポイントだった…となりやすいです。


また、相場がある程度動いていて、さらにその方向に仕掛けて行くことになりますので心理的抵抗があります。



グランビルの4番と8番

グランビル4番
グランビル8番

グランビルの4番と8番はオーバーシュート(相場の行き過ぎ)を狙いに行くパターンです。

移動平均線と価格の乖離率が自分で決めた数字まで待つ必要があり、そこまで乖離が開かない時は売買を見送ることになります。


置いていかれる(チャンスを失う)と思い、決めた数字まで乖離する前にエントリーすると、エントリーが早すぎて大きな含み損を抱えることになります。

なので、確実性を上げるためには乖離率の数字を辛く設定する必要があり、そうなるとエントリーチャンスは少ないです。


関連記事:FXの乖離率を使った手法を紹介!損切りができることが絶対条件!

まとめ

移動平均線を使う人は多いです。

グランビルの法則は説明を見た時には、勝てるように見えるけどリアルタイムでは上手く使えないことも多いです。


結局、どのポイントでもグランビルの法則のどれかに該当していることが多いので、全てのシグナルを取りに行くと失敗します。

まずは、自分で取りたい値動きを考えてそれを取るための補助としてグランビルの法則を上手に使いこなしましょう。

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