株でもFXでもそれぞれ特徴がありますので、一長一短があり一概にどちらが良いとは言えない部分もありますが、少額から取引ができるという観点からみれば初心者向きなのはFXです。
株でもFXでも、儲けるための原理原則に大きな違いは無いのですが、はじめて間もないころは少額で色々と試してみることで、リスクをおさえて投資に慣れることが可能です。
なので、これから資産運用を開始したいと考えるのであればFXをメインに考えると良いです。
ここでは、株とFXの違いなどを解説していきます。
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少ない額で売買の練習をする!
株とFXの違いなどは色々な所で語られています。例えば取引時間の違いや、レバレッジが効いている、配当やスワップポインなどなどです。
確かにこれらの違いはありますし、売買手法によっては9:00~15:00で終わってしまう株よりも24時間取引ができるFXの方が有利だったりもします。
逆に、朝の窓埋めなどを上手く利用したいのであれば、基本的には月曜日の朝にしか窓が空く可能性が無いFXよりも株の方が良いとも言えます。
なので、それぞれの市場の特性や自分のライフスタイル(仕事との関係)などを自分なりに考えて決めていくことになります。
基本的には少額で取引が可能で、24時間取引が可能なFXの方がリスクをコントロールできますし、様々なライフスタイルにも対応可能ですので、迷ったらFXを選択すると良いと思います。
初心者の場合、株だと金額が多い!
例えば、株で売買の練習を始めた場合だと銘柄によって違いがあったり、信用取引なのか現物取引かによって違いはありますが、基本的には数十万円~数百万円の資金は必要になってきます。その額で、いきなり取引を始めてしまうと、例えば30万円の5%損を出しても、15,000円の損ですし10%なら30,000円の損になります。
始めのうちは上手く行かないことも多いので、株の場合だと数十万単位の損はすぐに出してしまう可能性もあり、その損を取り返そうと無理な売買を繰り返してしまうとあっという間に資金が底をつくといったことにもなりかねません。
その点FXであれば1,000通貨(0.1ロット)から売買が可能なFX会社も多いので、少ない金額で売買の練習をスタートできます。
最初は物足りないかもしれませんが、大切な資金を守るためですし、ロットに関しては増やしていくことは、すぐにでもできますので、長い投資人生を考えると、この過程は踏んでおいた方が良いと思います。
実際に取引を始めてみると、数十円~数百円の損益でもメンタルがおかしくなったり、本やインターネットに書かれている通りの売買ができないことも痛感するはずです。
関連記事:FXのリスクとリターンについて!初心者は損切りの練習を徹底すべき
売買対象を固定するメリット
金額以外でもFXのメリットがあります。それは、銘柄選びの作業が無くなることです。
株の場合はどうしても、どの銘柄を手掛けていくのかといった問題も出てきますし、そのことで余計な迷い(目移りするなど)も出てきてしまいます。
これでは、売買の練習に集中できません。
FXでも取引できる通貨の種類がありますが、メジャーな通貨に絞ればある程度は限られてきます。
- ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- 豪ドル/円
- ユーロ/ドル
- ポンド/ドル
- 豪ドル/ドル
選ぶ際の注意点としては、値動きが荒い(ボラティリティがある)方が取れる気がしますが、そうではなく上げ下げのうねりにある程度のリズムがあったり、自分が行いたい手法に適しているかをしっかりと見極めて選ぶようにしましょう。
どれか判断がつかないのであれば、馴染みのあるドル/円ではじめてみましょう。
1通貨ペアに絞ってしまうと、売買のチャンスも頻繁には無いかもしれませんが、待つこともトレードの一部ですし、常に売買をすることが良いとも言えません。
また、少ない額だからと雑に売買をしたり、損切りの注文を入れないなどは絶対にダメで最終的には大きなロットを打ち込んでいくことを頭に入れながら練習しましょう。
関連記事:玄人は銘柄を絞る!株で自分の専門性を出すメリット!
まとめ
初心者が株価かFXで迷った場合は、- 少額で取引が可能
- 24時間取引が可能
投資に慣れて来たら株に手を広げていくもありだとは思いますが、FXだけでも十分に利益を出すことは可能ですので、まずは少額で取引可能なFX会社に口座を開設しつつ、勉強をしていくと良いともいます。
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