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よくFXでたった1年間で、100万円を1億円にしたといった感じの話を耳にします。

しかし、FXは大儲けできる可能性もありますが、大損になってしまう可能性も秘めています。

この事をはじめに、しっかりと理解しておかないとすぐに資金が無くなってしまうことになりかねませんので、つまらない話しかもしれませんが大切な資金を守るためには大切な話なので目を通すようにして下さい。

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ハイリスク・ハイリターンは危険なやり方

1年間や半年で100万円を1億円にしたとか、数千万円儲けたという話はメディアで取り上げられますので、FXと聞くとあのイメージを連想する方も多いと思います。

彼らの行っているやり方は、いわゆるハイリスク・ハイリターンと呼ばれる方法で短期間に資金を回転させているやり方です。

ハイリスク・ハイリターンのやり方は、儲かる時は大きく儲かりますが、損をする時は大損をしてしまいますので、収益の曲線がジェットコースターに乗っているかのように動きます。

通常の精神構造を持っている人間であれば、どこかに限界がきて耐えきれなくなるのが普通ですし、大儲けをしたけど、次の年には大損をして、結局は税金を払えなくなってしまう…といったことはFXではよくあることです。

成功者としてメディアに出てくる彼らの陰には、とんでもない数の失敗者がいることはよく理解しておく必要があります。

大儲けしたという話しにつられないこと!

もう少し付け加えると、儲かったとされている彼らが、本当に儲かったのかのかは実際のところは分からないので、実はFX会社に雇われた役者である可能性すらあります。

たまには、儲かったという人もいないと誰もFXを始めたいと思いませんので、単なる客寄せパンダの可能性もありますので、我々が目指すべき姿はあれでは無いことをはっきりとさせておくべきです。

1年間で100万円を1億にしたのなら、その後数年間でその1億円が10億とか100億円になっていてもおかしくないのですが、そのような話は聞かないのも妙な話しだと思います…



リターンよりリスクをよく考える

お金を稼ぎたくてFXを始めるのですから、どうやったら儲かるのか?早く儲けたい!と考えるのは当然です。

しかし、そのようにリターンのことばかりを考えるのではなく、リスクについてもよく考えておくことが大切です。

どうなったら損になるのか、どういう状況になったら上手く行かなくなるのかをあらかじめ想定しておかないと、目の前で資金が目減りしていったときにパニックになってしまいます。

損を取り返そうとして無理な取引をして資金を余計に減らしてしまうことも多いので、リスクについてはよく考えておく必要があります。

損切りについて

例えば、100円でドル円を買ったとします。

100円で買ったドル円が105円、110円、120円と上昇していけばその分儲かります。

しかし、100円で買ったドル円が95円、90円、85円とドンドン下がって行くとその分損になります。

儲かった時は喜んで利益を確定できるけど、損になった時はどうしたら良いのか分からずに、買い値である100円に戻ってくることを祈りながら見ているようでは、リスクをコントロールできている状態とは言えません。

トレードで祈りは全く通用しないですし、85円で下落が止まらずに更に70円、60円と下がって行くことだって十分にあり得ることです。

なので、自分が仕掛けた方向と逆の動きをした時は、損の額が浅いうちに決済をする必要があり、この事を損切りと言います。

損切りは、とても大切なことですが、心理的にはかなり抵抗があることなので、初心者のうちは、損切りを躊躇してしまうことが多いです。

なので、はじめのうちは損切りを躊躇なく行える練習期間とも言えますし、損切りができないのに、大きな金額でトレードを行うと大損をしてしまいますので注意して下さい。


勝率について

FXは確率のゲームであるといった説明も目にしますが、勝率を高くしようという考えは個人的にはおススメできない考えだと思います。

※勝率や値幅については以下の記事で、説明していますので、目を通して下さい。



細くても長く続けることが大切

ハイリスク・ハイリターンは危険な考え方ですし、ローリスク・ハイリターンという美味しい儲け話も存在しません。

なので、まずはFXを行っても負けない状態を目指し、年間を通して少ないリターンでも良いので、とにかくトレードの世界で生き残ることが大切です。

長く続けることで覚えて行くこともありますし、FXで稼ぐことができるまでにはそれなりに経験値が必要だったりします。

経験値を積む前に大きな勝負に出て、大損をしてしまう人も多いですが、大切な資金を失ってから後悔をしても遅いので、はじめのうちは少ない金額で練習売買を繰り返すようにしましょう。



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