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トレードで損切りが大切なのは理解できるが、あまりにも損切りの頻度が多いと「また損切りかよ!」と感じて嫌になってしまったり、損切り後に結局はエントリーした方向に動いているのをみると、損切りという行為がバカバカしく感じてしまうことも多いです。


しかし、だから損切りをしないと考えると、大きなトレンドが発生したときに一発で大損をしてしまうこともあります。

大金を失ってから損切りをしておけば…と嘆いても遅いです。

なので、損切りはせざるおえないのですが、損切りばっかりになるのが嫌だ思った場合にどう考えるかを確認します。

私なりに、早すぎる損切りという事についての考えもお話していきます。

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チャート分析をもとに損切りポイントを決めているか?

損切りに掛かった時にイラッと来ることは誰にでも起こることです。

しかし、その感情に流されて、むきになって次のトレードをしたり、落ち込んで次のチャンスを見送ったりする頻度が多いうちはコンスタントに利益を上げて行ける状態ではないと思います。

100%の手法は存在しないので、トレードを続けて行くのであれば損切りについては避けては通れないテーマです。

ここでは、チャート分析を元に根拠のあるポイントに損切りのオーダーを設定できているかについて、確認していきます。

pipsで損切りを決めるメリットとデメリット

pipsで損切り幅を設定する人も多いです。

例えば、自分がエントリーした値段から10pips逆行したり20pips逆行したら一度損切りをするといった感じです。

この方法のメリットとしては、エントリーする際に負けた場合にいくら損になるかがすぐに分かることです。

デメリットとしては、チャート上では根拠(皆が注目している)ポイントでは無いので、損切り後にエントリー方向に動くことも多く、損切りをしないで持っておいた方が良かった!となることが多いことです。

しかし、損切りができない(損切りをしない)よりはpips幅でも損切りをする方が良いので、不慣れなうちはpipsで決めてでも良いのでとにかく、エントリーをしたら同時に損切りのオーダーを入れる癖を付けましょう。



直近高値、直近安値の外に損切りを置く

さて、ここからはチャート分析をして、根拠のある場所に損切りのオーダーを設定する方法を見て行きます。

チャート分析と言っても難しいことは必要ないので、誰にでもすぐに損切りポイントを探すことができます。

結論から先に言うと、
  • 買いなら自分が買った場所の直近の安値の少し下
  • 売りなら自分が売った場所の直近の高値の少し上
に損切りオーダーをおくという方法です。

チャート実例

直近高値

直近高値

直近安値

直近安値

上のように、直近安値や直近高値を突破された場合はその後に大きくトレンドが出ることが多いので、その状態でまだ損切りができずに、ポジションを抱えているという事は危険な状態です。

含み損を抱えたままで夜も眠れないなんてことは精神衛生上も良くないです。

基本的には、チャートパターンなどが上手く決まるときは、3つ目のチャートの例のようにあまり苦労をせずにエントリー方向に動くことが多いので、高値安値意外にも時間経過なども損切りの根拠として利用できます。

エントリー後に横ばいが続いている時は思惑とは違う展開になることもありますので、一度ポジションを切って再度仕切り直すことも必要です。


関連記事:FXで損切りするのが無意味(無駄)だと感じたら確認したいこと!



早すぎる損切りについて

上では、高値や安値を目安に損切りポイントを決める方法を見てみました。

ただ、この方法だと損切りまでの距離が長くなることもあります。

なので、このポイントに到達する前におかしいと感じたら損切りをして、損失を小さくしていくことも必要なことです。

よく、「損切り貧乏」とか「損切りが早すぎる」という表現を目にしますが、損切り幅が狭い人で破産した人はあまり見かけません。

逆に、損切り幅が広かったり損切りをしないという考え方の人が大損をして撤退していくことは、トレードの世界ではよく見かける光景です。

なので、誤解を恐れずに書くと早すぎる損切りは効率が悪いように感じますが、リスクはコントロールされている状態なので、損切りができない人よりはレベルが高いと思います。

損切り幅を大きくしたいと思ったり、損切りをしたくないと思えて来たら、トレードは失策の続くゲームで損したり儲かったりを繰り返しながら、トータルで利益になることを目指すものだという事を思い出して下さい。


>>FXの練習をして成功するために最適な方法!


まとめ

ここでは、損切りポイントの決め方についてお伝えしました。

あくまでも一例ですし、これよりも早い段階で損切りをすることは問題ないと思います。

しかし、損切りを先延ばしにするという考え方は私はあまりおススメしません。

もちろん、損切りをせずに様子見をしたことによって上手く行くトレードもあるのですが、大きな損切りにかかった時の精神的なダメージを考えると、ある程度のところで損切りをしていく方が安定したトレードを続けて行けると思います。



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