この記事を書いているのは、2018年12月31日です。
今年の相場はいかがだったでしょうか?儲かった方もいれば、苦戦をした方もいるかと思います。
この記事では、2018年の後半特に12月に起こった下落に関して私なりの意見を書いていきます。
現在含み損のポジションを抱えている状態の方にとっては耳障りな表現になってしまう可能性もありますので、そんな場合はしばらくして落ち着いてから読んでみて下さい。
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相場は上がったらいつかは下がります
株でも為替でも同じなのですが、相場は永遠に上がり続けることはありません。仮に、いつまでも上昇し続けるのなら株価はとんでもない値段になるはずです。
なので上がった株はいつか下がりますし、為替も一方方向に動き続けることは無いと断言しても良いと思います。
2018年の12月の日経平均や為替の下落の原因は、ニュースなどで色々と語られていますが、どのニュースも結局は後知恵であれこれと状況を論じているだけなので、私からすれば「またニュースでガヤガヤ騒いでいるな~~」程度にしか見ていません。
「アベノミックス」以前の日経平均の株価は8,000円台、ドル円のレートも76~75円台でした。
それが、2018年10月には日経平均が24,000円台、2015年6月にはドル円のレートは124円台まで上昇しています。
- 日経平均8,000円台→24,000円台(約3倍)
- ドル円76円台~124円台(約1.6倍)
ここまで上昇したからには、過熱感は出てきていると考えて、そろそろ大き目の調整が入っても不思議ではないと考えておくべきです。
(日経平均で3倍、ドル円で1.6倍なので個別銘柄の場合はもっと大きい上昇率の銘柄も多いと思います)
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トレンドフォローという言葉の罠
一般的には相場はトレンドの流れに逆らわないで、仕掛けていく方が有利であるとされています。しかし、このいわゆる「トレンドフォロー」という言葉は意外と奥が深い言葉で、単に株価が上がっているから買えば良い、為替が上がっているから買えば良いという感じの乱暴な買い方をすると、今回の暴落(2018年12月)の様な場面に捕まってしまうことになります。
今回の暴落も、年が明ければ上昇相場に戻るかもしれません。その場合は上昇相場の中の押し目であったことになるのですが、仮にこれが下落相場への入り口(トレンド転換の起点)だった場合は2018年に株を買っている場合は、この先数年間は苦しい思いをすることになるはずです。
これは、為替も同じで下落相場に突入するのであれば、クロス円を買いで入っている場合は2019年以降は苦戦を強いられる可能性も出てきます。
なので、トレンドフォローで相場を仕掛ける場合もタイミングは重要になってきますし、仮に相場が転換したと思ったら一度、損切りをする決断も必要になります。
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○○ショックはたびたび起こる!
大きな暴落が発生すると、世界経済の先行きが不透明感が出てきた…などニュースで大きく取り上げられます。下落の規模が大きいと「○○ショック」と世界中が騒ぐ現象が発生します。
ここ数年間の間にも「○○ショック」は何度か起こっていて、それこそ100年に一度あるかないかというショックが何度も起こっています。
なので、こういった暴落はたびたび起こると想定しておくべきで、○○ショックが起こるたびに、損をしていたのでは、資金があっという間に無くなってしまいます。
資金管理を徹底することはもちろんですが、相場に過熱感が出てきたときは高値掴みを避けるために長期で持つためのポジョションを仕掛けることは避けるべきだと思います。
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まとめ
2018年12月の暴落が一過性のものなのか、2019年は少し大き目な調整が入るのかは私には分かりません。相場が勢いよく上がり続けているは、多少含み損を抱えても我慢していれば戻るので難局を逃れることも可能です。
しかし、大き目な調整が入る年はその方法では大損をしてしまう危険性もありますので、資金管理などをしっかりと確認して、2019年も大怪我をせず相場の世界で生き残れるように…と思い今年最後の記事を書きました。
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