グラフ


FXの売買をする際に、値動きを予想するこばかりを考える行為を「当て屋」と言います。

上がるか下がるかが分かれば儲けることができるので、「当て屋」になってしまうのは、仕方がないことで誰しもが通る道です。

しかし、先の値動きを100%の確率で当てることは不可能です。


今後の値動きを当てに行くということは、相場が始まってから現在まで、様々な方法で色々なトレーダーが挑んできたテーマだと思いますが、この事に成功したという話は聞いたことがありません。

FXで安定して稼ぎ続けるためには、値動きを予想することよりも大切なことが沢山ありますし、予想の精度はそれほど重要ではありません。

ここでは、FXで稼ぐために値動きの予想(当てること)以外の重要な要素を考えて行きます。

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3つの「M」について

「投資苑」の著者アレキサンダー・エルダー氏は書籍の中で、成功のための重要なポイントを分かりやすく表現するために「3つのM」という言葉を使っています。

Mはそれぞれ、
  • Mind(心理)
  • Method(手法)
  • Money(資金管理)
となります。

残念ながら、3つのMのうちどれか一つが欠けている状態では、相場で安定して稼ぎ続けることは難しいと思いますので、私も「投資苑」を読んだ時にはなるほど!とうなずける内容でした。


値動きの予想は、この3つのMなかでMethod(手法)に当たる部分になりますので、値動きの予想ばかりを行っていても残りの2つのM(Mind・Money)についての研究が、がおろそかになっているのであれば、今すぐにMind(心理)とMoney(資金管理)についても研究すべきだと思います。


個人的には3つのMのうちMethod(手法)についての重要度は一番低いと思いますので、大切な資金を守りつつ、稼ぐ方法を追及するのなら先に、Mind(心理)とMoney(資金管理)ついてよく勉強した方が良いと思います。


関連記事:FXの資金管理と損切りの重要性!初心者が最初にぶつかる壁!



心理と資金管理の重要性

どれだけ優れた手法を手に入れても使いこなせなければ意味がないですし、手法を使いこなすためには心理と資金管理が大切になってきます。

なので、Method(手法)よりも大切なこととして最初に理解しておくべきなのが、Mind(心理)とMoney(資金管理)だと思います。

Mind(心理)

まずは、Mind(心理)について考えてみます。

FXは勝ちトレードばかりではなく負けトレードも出てきます。勝ちトレードと負けトレードを繰り返してその差し引きでもトータルの収益結果がどうなるのか?

ということを考えるべきなのですが、実際にお金が掛かっていることなので、連敗が続けば気分が悪くなったり、連勝が続けば気持ちが大きくなることは程度の差こそあれ誰にでも起こり得ることです。

このMind(心理)てきな部分をしっかりとコントロールできないと、無理をして負けを取り返しに行ったり(カッとなったり落ち込んだり)、もっと大きく稼ごう(調子に乗ってしまう)と考えてトレードのリズムを崩して行くことになります。

多くの人がFXで上手く行かない原因はメンタルであると言われていますし、メンタルを上手くコントロールしながら淡々と取引を繰り返して行くことは本当に難しいことです。


関連記事:FXはメンタルによる損失を防ぐだけで負け組から卒業できる!

Money(資金管理)

用意できる資金には個人差があると思いますが、どんなに多くの資金を用意できたとしても、一度に大きな損を出してしまえば、そのダメージは計り知れないものだと思います。(場合によってはトラウマとして心に残る可能性もあります)


FXの世界では、100万円の資金を短期間で1億円にしたというビギナーズラック的な、夢のある話もよく目にするのですが、個人的には短期間で資金を10倍にできる方法というものが存在するのか、かなり眉唾物だと感じています…

仮にそういった手法なりやり方が存在したとしても、それなりに大きなリスクを取っているはずなので、長続きするかという問題も出てきます。

FXをやるからには多少のリスクはつきものですが、ハイリスクハイリターンなやり方は絶対におススメしません。


できるだけ、リスクを抑えながらFXについてのスキルを磨いていきたいと考えるなら、用意できる資金に対して張り込んで行く金額などの資金管理をしっかりと考えてFXを行うべきだと思います。

資金管理に関しては以下の記事でもまとめていますので参考にして下さい。
↓ ↓ ↓
FXの資金管理と損切りの重要性!初心者が最初にぶつかる壁!



まとめ

先の値動き(上がるか下がるか)を予想することを「当て屋」と言います。

私が相場について勉強している時には「当て屋」でいるうちはいつまでも上達できないと言われたものです。


結局は、先のことを正確に当てることなどできませんので、チャート分析を行うにしても、資金管理を徹底しながら、過去の傾向で優位性がある方向に仕掛けて行って、違った場合はすぐに損切りをしながら「損小利大」になるようにバランスを取って行くべきだと思います。

何度も何度も試行錯誤が続くと思いますが、メンタルを安定させることと資金管理を徹底することを忘れなければ、大損になっていまうことは少ないと思います。


追伸:
ローリスクミドルリターンな投資を考えている場合は、社債や投資信託より好条件な投資方法があります。

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