FXは買うか売るかを繰り返すのですが、単純に上がるか下がるかを当てるという二択をしていても負ける可能性が高いです。
確かに、最終的にには上がるか下がるかのどちらかなのですが、その途中で横ばいの動きがあったり、一度逆に動いてから上がったり下がったりすることもあるので、単純な二択とは違うと思います。
例えば、買ったけど失敗した(下がった)ので上がるまで待っていれば、いつかは上がるという考えでは、その途中でのふるい落とし的な下落に耐えられないはずです。
複雑なチャート分析をする必要もないのですが、上がる下がるの二択よりはちょっと複雑であるという事を考えて行きたいと思います。
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単純な二択なら勝ち負けは50%になるはず
最終的には、上がるか下がるかはするとは思いますが、その結果が出るまでの期間が長ければ待っていることは無理だと思います。なので、実際にFXをやるという目線からすれば単純な二択では通用しないはずです。
上がるか下がるかの結果がすぐに出ることもありますが、ある程度時間が掛かることも多いです。
仮にポジションを保有した状態で、その横ばいの期間、何もせずに資金をリスクに晒しておくというのは資金管理という観点からするとかなりリスキーな方法です。
そのうち仕掛けた方向に動くだろうと考えていても、大きく逆行してしまった場合は大損をしてしまうことになります。
なので、思惑と逆に動いた場合はすぐに損切りをするべきです。
しかし、損切りをすると、上がるか下がるかの結果が出る前に切ることになるケースも出てきます。(最終的には思惑通りの方向に動いていても途中の乱高下で降ろされることもあります)
上がるか下がるかの単純な二択であれば、勝率は50%になるのですが、損切りの値幅によっては、切る回数が多くなることもあり、そうなると50%の勝率にならない…ということも出てきます。
FXは勝率を上がることが目的ではない
勝率が50%以下になると聞くと、損の回数が多いので利益を残すことが難しいのでは?と思いがちですが、勝率が50%以下でも利益を十分に残すことは可能です。単純に上がるか下がるかを当てるゲームであれば、勝率を50%以上に保たないと勝てませんがFXの場合は、損するときも儲かるときも値幅があります。
例えば、「損するときに1円、儲かるときは2円」という値幅の設定であれば勝率は50%以下でも利益を残すことが出来ます。
逆に「損するときは2円、儲かるときは1円」といった感じの値幅になってしまうのであれば、いくら勝率が高くてもトータルで勝ちきるということは難しいはずです。
なので、単純に上がるか下がるかを当てる二択であるという考え方意外にも、色々と考えることがあり、そこがFXの難しさでもあります。
関連記事:FXの勝率が50%でも損する人と儲かる人の違い!勝ち続ける考え方!
チャートの動きより自分の心の動きが大切
また、チャート分析を勉強していっても実際にお金を掛け始めたら分析通りの行動ができないということも多いです。どうしても、大切なお金が掛かっているので
という感情が働くのは、人間であれば仕方がないことです。
また、どうしても
- 損をした時の記憶の方が印象に残る
- 直近のトレード結果の記憶にチャート分析が左右される
これらのことは、全て自分の心の中で起こっていることで、上がるか下がるかの結果とは直接的には関係が無いことです。
いくら、チャート分析を駆使して上がるか下がるかを当てられたとしても、自分のメンタルをコントロールできなければ、FXで稼ぐことは難しいです。
実際に自分のお金を使ってトレードを行っていない、デモトレードや過去検証などでは儲かるのだけど、リアルトレードでは勝てないのもメンタル的なことが原因であることが多いです。
関連記事:FXはメンタルによる損失を防ぐだけで負け組から卒業できる!
チャート分析の方法に一貫性が無いことも…
FXを始めたけど思ったように儲からない場合は、やり方を変えることも多いです。そうなると、上がるか下がるかの分析の方法が別のものになって行きますので、単純な二択であったはずが、いつの間にか選択肢が増えてしまっていることもあります。
選択肢が増えれば、それだけ迷いも増えるので単純であったFXが複雑になって行きます。
これは、FXを行っていけば誰にでも起こることだと思います。
勉強熱心な人であれば、この状態から抜け出すのにも苦労すると思いますが、色々と勉強した知識を全て売買に取り入れようとするのではなく、その中から一つか二つに的を絞ってそれを掘り下げて、研究していくとチャート分析に一貫性が出てきます。
まとめ
FXは上がるか下がるかの二択なのになぜ負ける人が多いのか?ということについて考えてみました。そもそも、FXは単純な二択であると考えること自体に無理があるのかもしれません。
いずれにしても、上がる下がるを当てること以外にも色々と考えることが多い、ということは念頭に置いておくべきだと思いいます。
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