後悔


利益確定の後に仕掛けた方向にまだ動きが続くと、もっと持っておけば儲かったのに…!と思うこともあるかもしれません。

しかし、逆に下手に粘っていたせいで損切りになってしまうこともありますので、微益撤退したこと自体には問題はないことが多いです。

問題は、トレードが終了した時点で後悔をしてしまい、その後のトレードに影響しているメンタル的なことだと思います。

ここでは、トレード終了後(特に微益決済や建値決済をしたとき)に失敗した、と感じてしまうことについて書いていきます。

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トレードは失策の続くゲーム

トレードは失策の続くゲームと言われていますし、実際その通りだと思います。

全てのトレードを勝ちにすることはできないですし、後から見直しても完璧に取れたと思えるトレードはそうそうあるものではありません。

大底から天井までの動きを全て取れる確率は、1,500万分の1の確率だとも言われていて、相場の格言にも「頭と尻尾はくれてやれ」といった言葉もあります。

先のことは誰にも分かりませんので、自分が利食いをした後に更に仕掛けた方向に順行していくことだってあります。

これを失敗と考えるかは別問題として、トレードを続けて行けば後悔したり悔しい思いをすることが多く、その気持ちを引きずりながら、次のトレードを行うとあまり良い結果にならないため、更に後悔してしまい、どんどん悪循環にハマっていきます。

微益撤退をした後に更に順行して行くこともあるかもしれませんが、その逆に微益撤退をしたおかげで損にならずに済んだトレードもあるはずです。

儲けそこなったということに目が行きがちですが、助かったことにも目を向けて行かないと常に後悔ばかりをしているだけで、そのうち感情に負けてリズムが狂ってしまう可能性があります。

なので、まずはトレードは自分の思い描いた通りの結果になることは少ないと理解する必要があります。


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微益撤退ばかりの場合に考えたいこと

微益撤退や建値撤退に後悔を感じる場合は、そもそも、何故ポジションを微益や建値で決済してしまうのかをよく考える必要があります。

微益撤退や建値決済の主な原因を大きく分類すると
  • メンタル的な原因
  • 技術的な原因
  • 相場環境が悪い
などに、分けることができるかと思います。

動きが無くて微益撤退になる場合

動きが無い場合は、微益撤退を繰り返す状況が続く可能性が高く、トレーダーにとっては一番厳しい状況です。

基本的にはほとんどのトレーダーが難しいと苦戦している状況で、ここで手数で勝負をしたり、ロット数を大きくして動きの悪さをカバーしたいと思いがちです。

しかし、ここで嫌になって売買ルールを崩すのはかなり危険で、それをやって撤退していく人も多いです。

動きが悪い相場がいつまで続くのかは分からないので、かなりストレスが溜まりますが、大きなマイナスにならければOKだと割り切って耐え凌ぐ忍耐力も必要です。


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技術的な場合

例えば、仕掛けるタイミング悪いとポジションを保有することが難しいこともあります。

この場合は、トレード履歴をしっかりと確認する必要があります。

仕掛けた場所と決済した場所に注目して、反省をすることも多いですが、ポジション保有中にどんな心境だったかをよく考えて反省すると、ヒントになることもあります。

少ないロット数だったら持っていられるけど、ロットが多くなってくると耐えられないという仕掛け方もありますので、保有中の心境なども大切です。

もちろん、毎回毎回違うパターンでで仕掛けているのなら、売買に統一性を出す必要がありますので、もう一度テクニカル分析などを勉強して、同じパターンで仕掛ける練習をすべきです。


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メンタル的な原因の場合

仕掛け方が良くて、結果的には思惑通りに動くけれど、含み益が増えたり減ったりするのを見ていると耐えきれなくなって、途中で降りてしまうとう場合は、仕掛けた後にチャートから離れるなどをして、ポジションをホールドすることに慣れる必要があります。

単純な話なのですが、チャートを見ていると余計なことをやってしまうということは、よくある話です。

含み益が徐々に減って行くことに耐えられなくなったり、仕掛けたけどいつまでもダラダラと動いているのに耐えきれなくなることは、誰にでも起こり得ることです。

お金が掛かっていることなので、「利益を取り逃したくない」「損をしたくない」という感情に負けることもありますが、自分がどんな状況になったら嫌だと感じるのかをしっかりと確認して、
  • その状況が生まれそうなタイミングではトレードを見送る
  • 仕掛けた後にその状況が発生したらチャートの監視をやめる
といった対策をとると、ホールド力は徐々についていきます。


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まとめ

トレードでは、まずは負けない状態を維持させることが大切です。

もちろん儲けるために行っているので、安定して利益を出せるようになりたいのですが、資金が無くなってしまっては元も子も無いですし、もっと儲けたいからと欲張って結果的には大きな損を出してしまうというケースも多いです。

粘ってばかりいても良くないこともありますが、微益撤退の後にもっと取れたのにと思えて来たら、参考になりそうなことを書いて見ました。


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