脱サラして専業トレーダーになりたい!
トレードをしている人なら一度は考え、そして、憧れる生活です。
実際問題として専業トレーダーになれば、煩わしい人間関係はありませんし、ある程度の時間的余裕はできます。
その反面、メンタル的なプレッシャーがきついのと、世間体が悪いので例えば、マンションも借りられない、婚活もできないといったデメリットも出てきます。(ここら辺は法人化にすればある程度はカバーできますが…)
なので、専業トレーダーになるのであれば、それらのデメリットがあっても余りあるだけの資金的余裕が必要です。
ここでは現実的に専業トレーダーになる道が辛いとか、世間体がどうのこのうという話やトレードの技術の話は脇に置いておいて、実際に資金としていくら必要なのか?
といった話を真剣に考えていきます。
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トレードを始める資金は?
少し話がずれますが、トレードを始めるために必要な資金についても見てみます。これは、私の経験上の話なので、誰でもそうかと言えば違うのかもしれませんが、ある程度の参考にはなると思います。
ざっと考えただけでも
- 軍資金100万円
- 勉強代50万円
- PCなどの設備投資30万円
- その他20万円
私の場合は、軍資金は500万円以上、勉強代は100万円以上でしたが、それは始めから専業トレーダーになりたいと考えていたので、事業を起こして独立するのと同じ感覚でトレードを始めています。
勉強がてら投資をスタートするといったニュアンスで始めるにしても、50万円以上は必要な金額だと思います。
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セミプロとプロの違い!
セミプロとプロという言葉がありますが、この二つの違いを見ていきましょう。私の中ではトレードにおけるプロとは、トレードの収益だけで生活をしている人の事を指す言葉だと思います。
それに対してセミプロは、他に収入があり(サラリーマンだったり他の自営業だったり)トレードでも利益をしっかりと上げている人の事だと考えています。
どちらも、トレードで利益を出していることに違いはないのですが、両者の間には大きな違いがあります。
基本的には他からの収入が入ってくる状態でトレードを行う方がメンタル的には楽ですし、メンタルがトレードに与える影響は大きいです。
なので、専業になろうと考える前にはその点は十分に考慮しておく必要があります。
専業になった途端に売買が上手く行かなくなり、結局は再就職をしなくてはならないというう状況だけは避けたいです。
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専業トレーダに必要は資金は?
専業を考えだしているということは、少なくてもサラリーマンでもらっている給料と同じか、それ以上の利益をトレードで儲けられていると考えて話を進めて行きます。そのうえで、一体どれくらい資金が溜まった段階で専業に踏み切れるのか?といった疑問ですが、資金に関しては、多ければ多いほど良いのは当たり前ですので、兼業でトレードをしているうちにできるだけ(1円でも多く)貯めておく必要があります。
1,000万円では心細い
完全に専業トレーダーつまり、トレードの収益だけで食っていく状態で、しかも扶養家族がいるのであれば、資金が1,000万円では足りないです。1,000万円の貯金があれば、年齢や住んでいる地域にもよりますが、それなりに貯金は持っている部類に入ると思いますが、専業トレーダーであるなら1,000万では心細いです。
1,000万円のうち売買に使う資金が必要になりますので、そうなると余力として残して置ける金額はあまりない状態ですので、調子が良くない年が何年かあると厳しい額だと思います。
1,000万円の資金で専業トレーダーに踏み切るのは少々見切り発車と言えます。
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最低3,000万円は必要かも
では最低どのくらい必要かと考えると、個人的には、最低3,000~5,000万円は必要だと思います。もちろん5,000万円以上あればなお良いのですが、一応3,000万円位を目安と思います。(住んでいる地域の家賃や車庫代などの物価によっても違いは出てきます。)
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トレード年数も考える
ある程度稼げるようになってくると、会社勤めが馬鹿らしくなり脱サラして専業トレーダーになりたいと考えるのはある程度自然な考えです。しかし、専業に踏み切る前には資金以外にも確認しておきたいことがあります。
それは、これまで自分が稼ぐことができてきた相場が
- 上げ相場だったのか?
- 下げ相場だったのか?
- レンジ相場だったのか?
基本的には儲かっている最中はイケイケ状態ですが、それが上げ相場で勝てる手法で儲けていたのであれば、相場背景が下げに転じた場合は上手く行かなくなります。
逆もしかりですし、レンジ相場に強い手法だった場合はトレンドが出始めたら一気に飲み込まれてしまう可能性もあります。
専業になったら、他に収入源はありませんので「儲からなくなる=資金を食いつぶしていく」ということになります。
なので、これまで自分が儲かっていた相場状況や相場背景が変化しても耐えられるものなのかを冷静に判断する必要があります。
少なくても専業が頭にチラついているレベルの利益が出せるのであれば、その辺りの判断はできると思います。
上げ相場、下げ相場、レンジ相場(ボラティリティが無い状態)を一通り経験するには少なくても数年は必要ですので、相場を始めてからの年数が少ない場合で大きく稼げている場合はその辺りもしっかりと検証しましょう。
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まとめ
兼業トレーダーだった頃は稼げていたのに、脱サラして専業になったら稼げなくなりイメージとは違うので、再就職をするといったことは避けたいです。なので、専業に踏み切るには、ある程度上手く行かない期間があっても乗り切れるだけの資金が必要です。
また、脱サラして専業トレーダーになったからといって毎日豪遊ができたりするわけではないですし、むしろ普通のサラリーマンよりも規律正しい生活を送ることになります。
少しでも金銭感覚が贅沢思考になってくると、その影響がトレードにダイレクトに現れますので、もし家族がいるのであればその点も十分に説明して家族の理解の元専業トレーダーになるようにしましょう。
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