成功


FXを行う目的はお金を稼ぐことなので、結果を追求していくことは当然です。

しかし、結果が全てだから損益の過程はどうでもよいという考え方では、いつか落とし穴にハマる可能性が高いです。


運次第では、相場で稼ぐことは難しくないかもしれませんが、稼ぎ続けるとなると話が違ってきます。

続けて行けば、必ず上手い下手の実力の差が出てくるはずです。

なので、最終的には稼ぐまでの過程が重要になってくると思いますので、ここで私の考えを書いていきたいと思います。

スポンサーリンク


ビギナーズラックは続かない

100万円の資金を1年間で1億円にしたとか、年率200%の手法を発見したという広告をよく目にします。


これらのほとんどは眉唾物の情報なので、はじめから相手にすべきではないのですが、ごくまれに、始めたタイミングと相場つきが上手く噛み合って、いわゆる爆益の状態になることもあります。


はじめて、すぐに大儲けをしたのですからアクセルを全開にしてFXへの投資額を上げて行くのが当然だと思います。

しかし、たまたまタイミングが良かったのを自分の実力だと勘違いしている状態は非常に危険です。


100万円を1億円にしたという話はきくけど、その1億円を10億円にしたという話を聞かないのは、もしかしたらせっかく儲けた1億円を翌年に溶かしてしまっている可能性もあるのです。

相場ではこの手の話しは掃いて捨てるほどあることで、古今東西永遠と繰り返されている事実です。


なので玄人は大儲けという言葉には釣られることは決してありません。

相場歴が長くなってくると、堅実な利益を手堅く追及していくやり方でないと生き残るのが難しいということが分かってくるからです。

つまらない話かもしれませんが、あまり目先の利益にとらわれず始めは練習売買をくりかえして、売買の基礎を固めることが大切だと思います。


関連記事:FXのナンピンのやり方は二分割から練習すべき!基礎固めは必要



結果オーライではロット数を上げられない

せっかく、大儲けを夢見てFXをはじめたいと思ったのに練習などという言葉をみると、そんなに悠長なことはやってられないと感じるかもしれません。

多くの方がそう感じる気持ちもよく分かるのですが、よく考えてほしいのはFXのチャートが動いていても、動きの全てを取ることは不可能だということです。


FXでは値幅の単位をpipsで表現することが多いので、pipsで話を進めますが、FX投資の利益はpips×ロット数です。

一ヶ月単位などで考えても取れるpips数には限度があります。専業のデイトレーダーなどで上手な人でも月間200pipsぐらい取れたら良い方だと言っている方も多いです。


取れるpips数に限界があるのならロット数を上げて行く必要が出てくるのですが、ロットを上げた途端に負けるという場合も多いです。

はじめのうちは、人それぞれ扱えるロット数には限界値があると思います。

これは、努力と経験次第で少しずつ上げて行くことができるのですが、結果だけにフォーカスをした考え方だと、メンタル的な壁を破ることが難しいと思います。


関連記事:FXでロット数を上げると勝てない?おすすめの増やし方を紹介!



結果が出なくなった時に実力が試される

FXで最も重要なことは上手く行かない時期をどう過ごすのか?だと思います。

上手く行かない時期にカッとなったり落ち込んだりしてミスを犯してしまうことが原因で結果が出せないことも多いです。


FXの損益は全て自分が取った行動の結果であることは事実です。

上手く行かない時期にこそ、どうして上手く行かないのか売買の内容やチャート分析の過程をしっかりと確認すべきだと思います。


例えば、野球の試合などでは、10対0で負けても1対0で負けても同じ1敗で次の試合では気持ちを切り替えれば良いのかもしれません。

しかし、FXの場合は勝ち負けの中身(野球で言うと点数)そのものも重要になってきます。


たった、一日暴走してしまったためにそれまでにコツコツと積み上げてきた利益を吹き飛ばしてしまったのでは意味がありません。


上手く行っている時には売買が雑になっていないか厳しくチェックする必要がありますし、上手く行かない時期は何故上手く行かないのかを冷静に判断する必要があります。


一つ一つの売買の内容を良くしていくことで、安定した利益を出すことができるとおもいますので、私は売買の過程も大切にするようにしています。


関連記事:FXの勝ちトレードでも反省が必要!勝って兜の緒を締めよう!

まとめ

目の前の損益に気を取られる気持ちは分かるのですが、結果が全てだと考えると、儲かっている時に油断したり、損している時にはイライラしてしまう原因になります。

一つ一つの売買の内容を深く反省することで、中身が改善されて行き結果にもつながって行くはずなので、面倒だと思っても反省日記などは書くようにすべきです。

もちろん、他にも色々やることがあったりするので大変だとは思いますが、FXで大損をしては元も子もないので自分には厳しくする必要があると思います。



スポンサーリンク