FXの勉強をしていると「両建て」に関して、色々と目にすることがあるかと思います。


時には両建てが意味のない行為(危険)であると書かれていたり、逆に両建てこそが必勝法であり聖杯であるかのように書かれていることもあります。


私は、両建てが危険で意味のない行為だとは思いませんし、逆に両建てをすれば必ず勝てるとも思っていません。

しかし、株式投資とは違い少ないロット数から売買をスタートできるFXで両建てを上手く使い「ツナギ売買」の練習をすることができるのは、大変喜ばしいことだと思います。

この記事では、裁量トレードにおけるツナギ売買についてお話をしていきます。

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ツナギ売買とは

まずは、ツナギ売買とはどんな売買なのかを私なりに理解している範囲で書いていきます。

(一言で「ツナギ」と言いましても、ツナギの種類や目的は多岐にわたり、個人個人でそのやり方に差も出てきますので説明も難しいです。)


あくまでも、裁量トレードで自らの変動感覚を元に玉(ぎょく)を出し入れしながら、最終的に利益に持って行こうとする方法ですので、トラリピやシステムトレードとは違いますのでその点は混同しないでください。

決済注文じゃなく新規の注文

例えば100円でドル円を買ったとします。
  • 100円で買ったドル円が150円になれば50円利益になりますので、そこで利益を確定する、売り注文をする(決済注文)
  • 100円で買ったドル円が80円になれば20円の損ですので、そこで損切りをする、売り注文をする。(決済注文)
のが一般的な売買のスタイルかと思います。


この、決済注文の時に買い玉を決済しないで、新規に売り玉を建てることがツナギの玉を建てることとなります。


なので、ポジションの動きとしては

-1(新規の買い) 0-1
1-(決済の売り) 0-0

と一回一回売買が終了していくのが、一般的なのに対しツナギ売買では

-1(新規の買い) 0-1
1-(新規の売り) 1-1

(不等分割などをした場合はもう少し複雑なことになります)

と買いと売りの玉を両方持っているので、含み損益自体はその時点で固定されますが、買い玉も売り玉も持った状態となります。


関連記事:FXで建玉操作は必要なのか?いまどき古いやり方だと思う前に!



何のために行うのか?

100円で買ったドル円が150円になったら含み益は+50円です。

ならば、そこで利益確保をすればよいのでは?何故わざわざ新規で売りを建てる必要があるのか?といった疑問が生まれると思います。


ツナギの玉を入れる目的としては、
  • 買い玉の粘りを出すためにあえて反対の玉を入れてみる
  • 試し玉としての売り玉
  • 最終的に、ドテン売りの本玉に繋げていく目的の売り
などの目的があると思います。


あくまでも玉を持ってみた感じ(感覚)を重視しながら、玉を操作することで利益をあげて行こうとする考え方のやり方ですので、最近のトレーダーの方には古臭く感じるかもしれません。


このような玉を操作する売買のメリットしては、一回一回の売買で勝った負けたといった決着がついていくわけではないので、一つのトレードに固執しなくなり、最終的に利益に持っていければよいという心の余裕が生まれます。


また、仕掛けるタイミングよりも仕掛けた後の玉の操作が重要になってきますので、儲かる手法探しより、技術を上げることに目が向きやすくなることも良い点かと思います。


関連記事:FXで試し玉と本玉の違いについて!適当な打診売買では意味が無い



損になったポジションのツナギは失敗する?

上記では含み益になったポジションに対してツナギの売りをしました。

この場合は、一度値下がりしたら売った玉を利食いして、買い玉を残したままにして売りで得た利益を担保に買い玉を操作していきます。


そのまま上昇した場合は、売り玉を一度損切りして買い玉を持ち続ける。(これだと意味がないと思われがちですが、実際に売ってみたがまだ上昇傾向だったと手ごたえを感じることができますので、これは何よりの成果とも言えます。)


よく分からなくなったら同時に決済してポジションをゼロにする。

など色々なパターンに持っていくことが可能です。


しかし、上記とは逆に含み損になってしまったポジションに対してツナギを行った場合は、失敗した売買をいつまでも引きずっているとも言えますので、あまりお奨めできないパターンです。


含み損が出た場合は、一度ポジションをゼロにして仕切り直した方がメンタル的にも楽ですので、損に蓋をする形で様子見をするツナギは個人的には難易度が高いと思います。


関連記事:FXで両建ての外し方が分からない?練習方法を解説!

まとめ

今回はツナギ売買に関して触れてみました。

注意しておきたいのは、損切りをしない方法(しなくてもよい)ではないことと、デイトレードやスイングトレードなどの短い時間軸でツナギを行うのは少々難があります。


ツナギや分割売買は奥が深いので、一度には説明しきれないです。

今回のように買いが1単位であるとは限りませんし、買いと売りもバランスが1対1ではないことも多いので、今回はツナギのほんの触りの部分をお話ししてみました。


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