電卓


トレードは儲けたい!と思って行うことですので、どうしても儲かる方法や手法について目が行ってしまうのも分かります。


しかし、100%先のことを予想することは不可能なので、必ず損になるトレードがあります。


大抵の場合は、この損になるトレードの処理が上手くできないがために、大きな損失を出してしまい、苦しい状況に追い込まれたり、時には一発退場をさせられてしまうこともあります。

他の事柄と違いトレードの場合は失敗するとお金が無くなりますので、やり直しができないこともあります。

できるだけ長く相場の世界で生き残っていくためには資金管理については避けて通れない話なので、つまらない話でもしっかりとマスターする必要があります。

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期待値について

資金管理の前に期待値についてお話をしていきます。

この期待値についてよく分かっていないと、資金管理も曖昧になってしまいます。

期待値については、書籍や色々なサイトでも書かれています。

難しい説明も色々あるようですが、期待値を簡単に言うと、「トータルで勝った金額とトータルで負けた金額から計算した、一回あたりいくら勝った(負けた)かを出した数値」です。

例えば、100回トレードをして100万円が110万円になったら10万円÷100回=+1,000円となります。

なのでこの場合の期待値は+1,000円となります。(1回トレードするごとに1,000円儲かるということです)

これには勝率は関係ないので、勝率が90%の売買ルールでも20%の売買ルールでも100回トレードをして最終的に10万円プラスになるのであれば、勝率が高くても低くても期待値は+1,000円となります。

勝率が高くても負ける(コツコツドカン)

例えば勝率が99%のシステムがあったとして、1回の利益は1万円だったとします。

この場合勝率が99%なので100回のトレードで99万円は利益になります。

しかし、1回の負けの時に100万円負けたら、「99万円の利益-100万円の損失」となりますので、トータルでは1万円の損になります。

なのでこの場合の期待値は「マイナス1万円÷100回=マイナス100円」となりますので期待値は-100円となります。

ここまで極端なことは無いかと思いますが、勝率が70%だとか80%~90%だとかの高勝率な売買システムはよく見かけますが、それらに手を出す前に「期待値」についてよく考えてみる方が良いです。

勝率が高いので、儲かっているときはコツコツと利益を積んで行けますが、最終的にドカーンと大損をしてしまうのであれば、意味がないです。

このようなパターンをコツコツ儲けて、ドカンと損をすることから「コツコツドカン」といって、トレード歴が長い人にとっては誰しもが一度は経験する状態です。

コツコツドカンの欠点は最後に損を出す時が大きいため、精神的ダメージが大きいということです。

人間は直近で起こったことの記憶がより鮮明に残ったり、トレードの場合は損をした時の記憶がトラウマとして残りやすいです。

ドカンと大損をした後に、それまでと同じように躊躇なくトレードをすることは、普通の人間には無理なことですので、大きな損をしてもFXは勝率を上げると儲かる?5割以下のプロも多いって本当?勝率が高いシステムなので続けて行けば儲かるといった考え方は、机上の空論であると言えます。


関連記事:FXで儲かってる人の考え方!初心者と決定的に違う着眼点!



まずは防御力を高めて退場しないようにする

野球の試合を例えに出すのが適切かは不明ですが、野球でも7点とっても8点取られれば負け試合になります。

逆に1点しか取れなくても、相手を0点に抑えることができれば勝ち試合になります。

トレードでも、儲ける方法も大切ですが損をできるだけコントロールすることを覚える必要があります。

損失をコントロールする方が簡単

「損小利大」という言葉ばがあり、これができれば期待値は良くなります。

しかし、利大の方は相場の動きが悪ければ、利大にできないこともありますので、ある程度は相場次第な部分もあります。

その逆で損小の方は自分でコントロールができます。

トレードは
  • いつ仕掛けるか
  • どのくらいの資金を仕掛けるのか
  • いつ降りるのか
を自分で決めることができ、この点がギャンブルとは違う点だと言われています。

いつ仕掛けるかは売買ルールの要素になりますが、どれくらいの資金(FXならロット)を仕掛けるのかと、どうなったら損切りするのかは、仕掛ける前に決めておくことができます。

なので、野球で言う所の点数をたくさん取ることより、失点を少なくすることの方が自分でコントロールができて簡単な作業です。



一発退場しないために

資金管理が甘いと、大損をしてしまいます。

いくら連勝を続けていても、最後の一回で大きな損を出してしまったら意味がありません。

損切りは気分が悪いですし、資金管理の話はつまらない話ですが、大損をして取り返しのつかない状態になってから、しっかりと勉強しておけば良かったと思っても遅いです。

調子が良い時に気持ちが大きくなってしまい、ガードが甘くなり資金管理を怠り大きな資金を張り込んで行って大損してしまうなどと言った話は、良くある話です。

大きく損を出すと、それを取り返そうと更に大きな資金を張り込んで行き、結局は退場になってしまうこともあります。

基本的には「儲けよう、儲けよう」と考えずに「損しないように、損しないように」と考えながらトレードを行うことが大切です。

まとめ

ここでは、期待値についてポイントを当てながら資金管理についてお伝えしてきました。

今後の相場を100%当てることはできませんので、勝トレードと負けるトレードが出てきます。

最終的に口座の資金が増えていないのであれば、いくら勝率が高くても期待値が悪いトレードをしていることになりますので、期待値を意識しながら資金管理を徹底して退場させられることなく相場の世界で生き残る努力を続けることが大切です。

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