FXでは手法と並んで色々と迷うのが、通貨ペアの選び方だと思います。
ここでは、初心者の方におすすめの通貨ペアや通貨ペアの特徴などをお伝えしていきます。
- スプレッドが狭いこと
- 流動性があること
- 値動きが良いこと
- スワップポイントが高いこと
ランキングはあくまでも個人的な感想ですが、通貨ペアを選ぶ参考にして下さい。
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目次
通貨の流動性について
ランキングの前に流動性についてお伝えしておきます。流動性とは、一般的には物が流れ動く容易さを示す言葉です。
FXにおいて流動性が高い(ある)ということは、市場での取引量が多く取引がやりやすい状況を言います。
逆に流動性がない(低い)ということは、取引の量が少ないので自分が売買したい値段で取引ができなかったり、レートが安定しないのでスプレッド幅が安定しません。
なので、FXの通貨ペアを選ぶ際には流動性が高いペアを選ぶことが大切です。
ここで、確認しておきたいのは動きがある(荒っぽい)ことと、流動性が高いことは似ているようでいて少し違います。
取引量が少なくても値動きが荒いこともありますので、あまりマイナーな通貨に手を出すと自分が取引したい値段で取引ができない…という問題も出てきます。
おすすめの通貨ペアランキング
1位 ドル円
ドル円は我々にとって一番馴染みのある通貨です。世界でも取引量は2番目にある通貨なので、流動性という面では全く問題はありません。
動きが小さい、テクニカル分析通りに動かないといった意見もありますが、他の通貨ペアに変えればテクニカル分析通りに動くのかというとそれは一概には言えないです。
スプレッド幅も狭いFX会社が多いので、まずは馴染みのあるドル円が良い選択といえます。
日経平均と連動して動きやすい通貨ですので、その点も分析に取り入れるとやりやすいかと思います。
2位 ユーロ円
ユーロ円も日本人には馴染みのある通貨です。アジア時間の次は欧州時間ですので、夕方から活発に動きやすい通貨ペアです。
取引量も多いですので、安定している通貨ペアと言えます。
ドル円よりは少し動くのが特徴で、ドル円よりユーロ円の方が好きだというトレーダーも多いです。
3位 ポンド円
ポンドの特徴を一言で表すと「値動きが荒い」と表現できます。値動きが荒いので、初心者のうちは手を出すと危険であるという意見も多いですが、値動きがある程度無いと取りようがないですので、ポンドのボラティリティは捨てがたい魅力があります。
ポンドを売買するときに気を付けたいのは、夕方にある英国独自の経済指標がある日です。
このタイミングでポンドがガチャガチャと荒っぽく動いたり、スプレッド幅が広がったりしますので、その時にポジションを持っていると損切りに掛かってしまうことも多いです。
各FX会社では経済指標が何時にあるかを確認できますので、必ずチェックしてから取引しましょう。
関連記事:ポンド円、ポンドドルの値動きの特徴!
4位 ユーロドル
日本人にはあまり馴染みがない通貨ペアですが、世界的に見ると取引量はNO1なのがユーロドルです。円を挟んで通貨について考えるのは、日本人なら普通の発想ですが、アメリカ人やヨーロッパ人からするとわざわざ円を挟んで通貨の両替などをせず、アメリカドルとユーロを直接両替するというイメージを持つと分かりやすいかと思います。
この様に円を挟まない通貨のことをドルストレートといい、世界的にはドルストレートの方がメジャーですので、ドルストレートに絞ったほうが良いと推奨されることも多いです。
関連記事:ドルストレート(USD通貨)の特徴やクロス円との違いを紹介!
5位 ポンドドル
ユーロドルと同じくドルストレートです。ポンドなのでポンド円と同じく動きが荒いです。
やはり夕方付近の英国の指標発表時には警戒は必要ですが、ボラティリティがありますので、トレンドフォロータイプの手法の場合は、値動きの良さは魅力的です。
>>ポンドの特徴はこちら!
6位 豪ドル円
米ドル、ユーロ、ポンドと比べてスワップポイントが高いのが魅力です。しかし、最近は世界的に低金利にしていく傾向が強いため、豪ドルの金利も下がっています。
それに伴ってスワップポイントも一時期ほど高くはないので、スワップ投資をするのであれば、南アフリカのランドや、トルコのリラなどの方が良いかもしれません。
しかし、買いだけでの話ですが、スワップを受け取りながらポジショントレードなどをする方法をしたいのであれば、豪ドルを検討するのが無難です。
ドルストレートとクロス円について
上では私が実際に売買している経験から、おすすめの順番をお伝えしました。個人的な感想なので、その点はご理解ください。
FXの経験があったり勉強をされている人は、ドルストレートが下の方にランクインしていることに違和感を感じたかもしれませんが、これは私がドルストレートが苦手だからです…。
どうしても、「1.24471」「1.4231」といった数字に違和感がありますし、動きも少ないように感じます。
確かにユーロドルは世界での取引量がNO1なので、それの方が良いのでしょうが、ユーロ円でも特に不自由を感じることは無いので、無理をして抵抗がある通貨に手を出すよりも、自分がやりやすいと感じる通貨ペアを選んだ方が良いと思っています。
この辺りの「嫌な感じがする」「何となく抵抗がある」という感覚的な部分は意外と大切ですし、ドルストレートとクロス円の違いで、そこまで大きくパフォーマンスが変わるとも考えにくいです。
なので、私はクロス円を中心に取引をしています。
関連記事:FX初心者はいくら稼げるか考えるより無理のない練習をすべき
ポンド円についての考え方
ポンド円はとにかく動きが荒いので、取り扱いには注意が必要なのですが、動きの良さは魅力の一つでもあります。私の場合は、ドル円・ユーロ円をメインに考えていますが、値動きが少ない期間が長く続くとドル円・ユーロ円だけではちょっと厳しい時もあります。
そんな時に役に立つのがポンドで、動きが無くなって来たらその期間だけポンドを売買して、値動きが戻ったらドル円・ユーロ円に戻すといった体制を取っています。
まとめ
ここでは、通貨ペアについてランキング形式で見てみました。あくまでも個人的な意見ですし、ドルストレートやポンドについての考え方は人それぞれ色々と出てきます。
なので、始めはどの通貨が自分の手に合っているかを試してみる必要があります。
そんな場合はいきなり1万通貨で取引をすると、失敗した時にダメージが大きいので、通貨ペアの癖を探る時は1,000通貨以下の取引を強くお奨めします。
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