FXをやる時に、人の相場観を見たり聞いたりすると自分の売買の足を引っ張る可能性が出てきます。
ましてや今後、上がるか下がるかの強弱論となると、下手に他人の相場観が頭に入っていることで迷いが出るばかりです。
人それぞれ、経験値や見ている時間軸や資金量が違うので、その人にとって良いと思える相場観でも全員にそれが当てはまるということにはなりません。
なので、為替の戦略などを参考にす際は、そのことを十分に理解したうえで参考程度にとどめておくべきだと思います。
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FXは自分とのたたかい
FXは基本的には、自分で資金を用意して自分でその資金を管理して、自分で売買の判断を下していくことを繰り返す仕事だと思います。なので、利益になったトレードも、損になったトレードも自分で下した決断の結果です。
仮に、何かしらの情報を元に売買をしたとしても、その情報が良いと判断をしたのは自分なので、それも含めて最終的には自分で判断をしないとダメだとも言えます。
なので、他の仕事とは違い人と相談をしながら何かを決めて行くという要素は少ないはずで、基本的にはチャート(為替の動き)と自分とのたたかいになるはずです。
(たたかいと聞くとFXが敵の様に感じるかもしれませんが、FX自体に意思はないので、我々の敵でもないですし、味方でもないです)
関連記事:FXは上がるか下がるかの予想とは違う!単純な二択では勝てない
雑音は無視すべき
雑音と聞くと聞こえが悪く感じてしまうかもしれません。しかし、情報が多くなればそれだけ多くの相場観を目にすることになり、相場観は人それぞれ違うので迷いも多くなってしまいます。
注目の為替レートとか、今後の展開の予想などが頭にあると自分の判断がブレてしまうことは多いです。
その結果として、余計なトレード(無駄打ち)が多くなったり、損切りを躊躇してしまい自分の売買のリズムが崩れてしまうのなら、余計な情報(他人の相場観)は見ない方が良いはずです。
注目の為替レートぐらいなら参考になるかもしれませんが、今後の予想などはあまり見ない方が、自分の売買ルールに集中できるので迷いは少なくなると思います。
ポジショントークは邪魔になる
上の話と少し似た感じになりますが、ポジショントークもあまりおススメしません。ネット上でもリアルに会ってでも良いのですが、FXの仲間を作るというのは本当に難しいです。
特に初心者同士が集まってFXの話をしても、どうしても、強弱論(上がるか下がるか)や、自分の抱えているポジションについて語り合うことが多くなってしまうはずです。
そうなってしまうと、他人の相場観が頭に残ります。
仲間を作るのは素晴らしいことかもしれませんし、時には愚痴を話す相手も必要なのかもしてませんが、FXの場合は取引を行う時には自分の判断で行う必要があり、その際に他人の相場観やポジショントークは邪魔になることが多いです。
なので、FXの話をする仲間を作るのであれば本当は技術的なことや検証方法などの、勉強のやり方を語り合うべきなのですが、そういった事をできる仲間を作ることは本当に難しいです。
私も、FXの仲間を作るということを何度か試みたことはありますが上手く行きませんでした。
お金が絡むことなのでトラブルを招くことは多いですし、突然連絡がつかなくなる人なども多いのが実情です。
他人の相場観を聞きたくなったら
それでも、どうしてもFXの戦略のたて方や注目のレートなどが気になる場合は、同じ人の相場観を参考にすると良いです。毎回毎回違う人の意見を参考にしては、手法をコロコロと変更するのと同じで、いつまでも迷路から抜け出せない状態となってしまいます。
また、ポジションを保有している時は、希望的観測をしてしまいがちで、どうしても自分にとって都合の良い情報ばかりを探しに行ってしまいます。
自分にとって都合の悪い情報は、耳障りですので自然と除外するのは人間であれば当然の行為なのかもしれませんが、耳障りの良い情報でも売買の結果で損をしてしまっては意味がないはずです。
なので、為替の情報を知りたいのであれば、これまでの為替の動きについての解説(ニュースや指標発表について)や注目すべきレートなどを淡々と解説しているものが良いと思います。
変に相場観が入っているものだと、ここまで書いてきたような色々な弊害が出てくると思います。
為替の情報を得るには、FX会社の情報も参考にできます。
中でも、FXプライムbyGMOの動画でのマーケット情報は内容が濃いですし、口座開設者であれば無料で視聴できるので、あくまでもこれまでの為替の動きについて参考にするのであれば視聴するのも良いと思います。
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まとめ
他人の相場観を見てしまうと、損切りをしないといけない場面で躊躇してしまう原因になったり、○○さんは上目線だけど○○さんは下の目線だ…といった感じで迷ってしまう原因にもなります。他人の相場観で相場を張って損をしても、その人が代わりにお金を払ってくれるわけでは無いので、あくまでも自分の相場観で相場を張る必要があります。
極論を言ってしまえば、自分とチャートの間には余計な情報は入れない方が雑音が無い状態で相場と向き合えると思います。
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