トレードの時間軸にも色々とありますが、デイトレードをメインに行っている人も多いかと思います。
ここでは、デイトレのポジションをオーバーナイトさせるべきかどうか?について考えてみたいと思います。
含み損のポジションをオーバーナイトさせるのは、ただ損切りができないだけですので、このオーバーナイトは良くないですし、これをやっているうちは勝ち組に入ることはできませんので、デイトレで含み損が出たら、その日のうちに損切りするのは初歩的な話です。
問題は、含み益があるポジションをどうするかです。
利はできるだけ伸ばしたいのですが、夜寝ている間にNYが動いていて朝起きてみたらせっかくの含み益のポジションが含み損になっていたり、損切りに掛かっているケースも珍しく無いです。
なので、デイトレのポジションをオーバーナイトさせるのは意外と難しいです。
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目次
時間軸の考え方
厳密に言えば、デイトレのポジションをオーバーナイトさせた時点で、その玉はデイトレの玉では無くなっていますので、スイングトレードをやっていることになります。なので、オーバーナイトをすることが予定に入っているのなら、それはデイトレードをやっているのではなくスイングトレードをやっていると言えます。
どちらでも儲かればそれで良いのですが、あくまでもデイトレードにこだわるのであれば、含み益があってもその日のうちに手仕舞いをする必要があります。
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株とFXの違い
また、株とFXの違いもあります。株は9:00~15:00で終了しますので、15:00~翌日の9:00までの間、空白の時間があります。
この間に世界の株式市場や為替市場に変動があると、ギャップダウン・ギャップアップをして寄り付きをすることになり、オーバーナイトをした玉がギャップのせいで大きく損失になることも多いです。
一方FXの場合は基本的には24時間チャートは連続して動いていますので、ギャップのリスクは少ないです。
だからFXの方が簡単であるとはならないのですが、オーバーナイトとという面からはFXの方が多少やりやすいです。
関連記事:FXで損切りができないメンタルを改善するコツ!
オーバーナイトの方が儲かる?
デイトレの玉をオーバーナイトさせるといっても、含み損を引っ張るのはここで言うオーバーナイトととは違います。含み損を引っ張るのは単に損切りができないだけですので、オーバーナイトするとかしないとかいうレベルの話では無いです。
オーバーナイトするかしないかで迷うのは含み益が出ているパターンです。
オーバーナイトのメリット
メリットとしては、そのまま含み益が拡大していき大きな利益を出すことができる他にも、もう一度仕掛け直さなくても良いメリットとがあります。例えば買って上がれば含み益です。ここで一度利益を確定させると、次の日に買う場合は前の日より高い値位置になっていることも多く、それが数日続くのであれば、初日の買いをそのまま持っていた方が効率的である可能性も出てきます。
一方方向に強くトレンドが出た場合は、押し目が無いため買い直すこともできないので、最初に買った玉を手放すと後は指をくわえて見ているだけといったこともあります。
オーバーナイトのデメリット
その一方で、上げたり下げたりであまりトレンドが無い場合はオーバーナイトをさせても、それほど含み益が伸びないためイライラする場面も多いです。また、オーバーナイトさせるということは夜を越すことになりますので、その間に寝ないとなりません。
ロット数が少ないうちはそれほど気にならないかもしれませんが、多くなってくるとポジションが気になって眠れなくなったり、他のことが手につかなくなる可能性も出てきます。
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オーバーナイトのコツはスイング~デイトレ
デイトレをオーバーナイトさせるということは、デイトレをスイングにしようとしていますが、逆にスイングのつもりで仕掛けた玉が結果的にデイトレになってしまったというパターンもあります。損切りになる場合もそうですが、利益確定のオーダーにヒットしてすぐに利確となる場合もデイトレで終了!となります。
デイトレの玉を引っ張ろうとするのはかなり大変ですが、スイングの玉がその日のうちに利益になる場合は簡単に利益になります。
なので、初めから2~3日ぐらいのタイムフレームの中で、一波を取りに行くと考えた方があまり、時間軸を気にせず自然とデイトレードとスイングトレードのメリットを両立させることができます。
もちろん、仕掛ける前には、30分か1時間に一回くらいはチャートを確認できる生活環境である必要がありますが。
デイトレードのポジションをオーバーナイトさせようと力むより、はじめからスイングトレードぐらいのタイムフレームを考えた方が、自然とオバーナイトできる可能性もあります。
トレーディングストップ
含み益のポジションはできるだけ利を伸ばしていきたいですが、せっかく利益になっていたポジションが行って来いの展開になり、損切りになってしまうのは利益を取り逃したことになり効率も悪いですし、メンタル的にイラッとくる展開です。オーバナイトをする場合は、自分が目を切っているときに相場が動いてしまうこともありますので、損切りのオーダーは必ず入れておくことは絶対に必要です。
また、トレーディングストップや分割決済の注文を上手に利用しながら、含み益の状態から損切りになる展開は避けつつ、利益を伸ばしていくとメンタル的に続けやすいです。
まとめ
デイトレのポジションをオーバーナイトさせるのは意外と難しいです。行って来いの相場の場合は、利益確定のタイミングを逃していますし、欲張っているとも言えます。
また、ポジションを抱えたまま夜を越すのでメンタル的な要素も出てきます。
しかし、はじめからスイングの予定で仕掛けた場合はすんなりとオバーナイトができますので、オーバーナイトにこだわるのであれば、一度時間軸について考える必要があります。
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