FXはお金を稼ぎたいから行う行為なので、いくら儲かるのだろうか?資金に対してどれくらいの利回りになるのだろうか?と考えるのは当然です。
しかし、利益のことばかりが頭にあるとそのことばかりが、先行してしまい常に利益のトレードを行っていないとダメなように錯覚してしまいます。
そのことによって
- 無理なエントリーを繰り返す
- 損切りを躊躇してしまう
このようなちょっとしたメンタルのズレから上手く行かない状態に陥ってしまうことも多いです。
トレードで利益を出したい気持ちは分かりますが、利益計算を一度脇に置いておき、良いトレードを繰り返すことに集中すると、自然と利益がついてくるということもありますので、ここではそのことについて語って行きたいと思います。
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良いトレードとは?
良いトレードを行うと言っても底から天井を当てたり、常に利益になっている必要はありません。自分が事前に作成した売買ルールに基づき淡々とトレードを繰り返すことができ、余計な感情が排除されている状態が良いトレードを行えている状態だと私は考えます。
しかし、余計な感情を排除すると一言で書いていますが、これはやってみると意外と難しいもので、特にロットを上げた直後などに連敗が続くと、やはり負の感情はこみあがってくることもあります。
トレードで一番大切なのはメンタルであり、トレードをやっている人の95%が負け組であるのもメンタルを上手くコントロールできないからです。
お金が絡んでいる事柄ですので感情が出やすいのがトレードです。
なので、始めのうちは利益計算はしないで、できるだけトレードの内容をよくすることにエネルギーを使いたいです。
関連記事:FX初心者は何を手本にして売買すべきか?まず最初に覚えること!
メンタルを鍛える方法は?
メンタルが大切ならメンタルを鍛えれば良い!となるのですが、メンタルを鍛える方法が良く分からない場合も多いです。トレードの書籍でもメンタルについて書かれている「ゾーン」のような本もありますが、私の場合は本を読んでも理屈は理解することができましたが、実践レベルではうまく処理できるようにはなれませんでした。
なので、メンタルを排除するとか強化するといったアプローチをするのではなく、メンタルと上手く付き合いながらトレードをこなしていくといった感じがしっくりくる考え方になります。
そして、そのためには一回一回の利益計算をしたり、年間や月間の利益率を計算するのは一時的にやめて目の前のトレードの集中するのが良い方法だったのです。
目の前のトレードに集中するために
目の前のトレードの内容を良くしていくことに集中するためには、行ったトレードをしっかりと反省する必要があります。なので、売買日記の作成が役に立ちます。
売買日記には、
- エントリーをした根拠
- 利食いをした根拠、もしくは損切りをした根拠
- エントリー前、ポジション保有中、トレード後の感情について
- 反省点、注意点
基本的には他人に見せるものでは無いのですが、後から見直したときに何をやっていたのかが分かる必要があります。
ダメな例としては
- 上がると思ったから買った
- 利益になったから良かった
- 損になったからむかついた
- 次回は頑張る
もっと具体的に
- アジア時間の高値をブレイクアウトしたので買った
- 直近安値を割り込んだので損切りルールに掛かり損になった
- 3連敗してしまったので、少しメンタルにぐらつきが出てきた
- 連敗中ではあるが、売買ルールを破ったわけでは無いので次回もチャンスがあればトレードをやってみる
- 次に負けると4連敗になるのでそれは流石に厳しいので、今週はトレードをストップする
反省と検証を繰り返すことが必要
冒頭でも触れていますが、お金を稼ぐためにFXをやっているのですが、利益計算よりもトレードの精度を上げて行くことや、売買ルールをしっかりと守った規律があるトレードを繰り返すことに集中することが大切です。これらのことが、こなせるようになれば利益は自然とついてきます。
そして、トレードの精度を上げるためには行ったトレードを反省して、改善点があるのなら検証をするといったトライアンドエラーを繰り返す努力をコツコツと行うしかないです。
トレードの概念的な部分やメンタルの話を書籍やブログで読むことはできますが、最終的に自分の物にするためには自分で手を動かす必要があります。
まとめ
利益(結果)は気になる部分ですが、そればかりを気にしていては足を引っ張ってしまうこともあります。トレードの内容を良くしていくためには、金額ベースでの利益の計算をせずにpipsだけでプラスマイナスを考えてみるのも一つの方法です。
内容が良くなれば、自然と利益は出せるようになりますので、まずはトレードの内容をよくすることを考える必要があります。
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