初心者


これからFXを始めようと考えた時、もしくは始めたての場合、いざトレードを始めようとしたら一体どこで買ったり、売ったりしたら良いのか分からない…とPCやスマホの前で固まってしまうこともあるかと思います。

本を読んだり、ネットで情報を収集しても実際に動いているチャート上でお金を掛けるとなると迷いが出るのは当然です。

この記事では、初心者の方が取引に慣れるまでに何を手本(見本)にして売買を行っていくのが効率的なのかを書いていきます。

スポンサーリンク


あれもこれもと試すのはNG

トレードに関する情報は溢れています。

最近では、ブログで自分のトレードを公開している方もいるのでそれを参考にするのも良いかと思いますが、注意点も多いです。

まずは、情報はできるだけ絞るべきです。

例えば、ある情報では買いと言っているけど、こっちの情報では売りと言っている。

この人は、順張りでトレードをする方が良いといっているが、この人は飛び乗りは危険であるといっている。

といったように、情報は多くなれば多くなるほど迷いが多くなって行きます。

結局は、どれを手本にトレードをすれば良いのか分からなくなってしまいますので、たくさん情報収集をして知識を増やしたいのも分かりますが、情報過多になってしまうと混乱してしまいます。


関連記事:FXは他人の相場観は無視すべき!強弱論は当てにならない!



自分で試行錯誤するのが一番

本やブログの情報も参考にはなりますが、それを元に売買をして損になった場合に責任を取ってくれるわけではありません。

なので、100%信用することはできないと思います。

結局のところは、自分で色々試しながら少しずつ覚えて行くしかないですし、その方が勝ち組に入るのには近道です。

私も始めの頃は、少し上手く行かなくなると次のやり方、それもダメならまた次のやり方といった感じで、色々と試しましたが、それではいつまでたっても初心者レベルから卒業することは出来ませんでした。

まず最初に覚えること(売買ルール)

上で書いた様に他人が言っていることは、参考程度にはなったとしても大切なお金を掛ける以上100%鵜呑みにしてトレードを進めて行くわけにも行きませんし、仮に損になった場合は納得がいかないことが多いはずです。

なので、色々と勉強をしたことを元に自分なりに売買ルールを作ってみると良いです。

売買ルールを作ると言っても、何から手を付けたら良いか分からないと思いますが、例えば、移動平均線を使った方法、ボリンジャーバンドを使った方法などネット上でも色々と情報がありますので、それを元に自分なりにルールを作り出してみましょう。

大切なのは、頭の中で色々と考えるのではなく、思いついたことをノートに色々と書いていくことです。

移動平均線の数字をマニアックな数字にしたり、インジケーターを幾つも組み合わせるなどといった複雑なものでは無く、単純なルールを作成するのも頭でっかちにならないためには必要なことです。


関連記事:FX初心者に必要な考え方!自分なりの売買ルールが必要!

関連記事:FXで売買ルールを作る目的は?聖杯探しにならないように注意!

作ったルールを元に少額で売買してみる

売買ルールができたら、実際に売買をしてみたくなるのですが、ここで注意したいことは、始めて作った売買ルールで利益を出すのは難しいということです。

あくまでも、実験の段階ですので、この段階で利益を求めるのは危険です。

はじめてトレードをするのですから、どんな風になったら儲かるのか、逆にどんな風になったら損をするのかということを体感することが大切です。

実際にお金を掛けてトレードを行うと、本やブログに書いてあるほど簡単には行かないことが良く分かると思います。

しばらく続けてみて、ダメだったら売買ルールを見直したり、違う売買ルールを作成してまた実験してみるという試行錯誤をしているうちに、段々と自分に合った売買ルールができあがって行きます。

このように、トレードスタイルが決まるまでには、ある程度時間が掛かることを想定しておく必要があり、その間は少額でトレードをすることでダメージを最小限に抑えることができます。

このことは、とても大切なリスク管理で、ほとんどの人はこの事を知らずに、いきなり大金を掛けて損をしてしまい、とんでもないことになってしまいます。


関連記事:FXで売買ルールが決められない?作れない時の解決方法!

関連記事:FXの過去検証をする時間が無い!めんどくさいときの対処法!

売買日記を付けて常に反省する

一回の売買が終わったら、売買日記を付けてトレードの反省をすることが大切です。

日記には
  • どんな理由で仕掛けたのか?
  • どんな理由で手仕舞いをしたのか?
  • トレードが終わってどんな感情になっているのか?
  • 反省点はどんなことか?
ぐらいは、最低でも書いておきたいですし、できればチャートを印刷して自分が仕掛けたポイント、手仕舞いをしたポイントに印をつけて後から見ても分かるように保存しておきましょう。

売買日記は他人に見せるものではないので、丁寧に書く必要は無いですが。
  • 「やったけどダメだったムカつく」
  • 「いい感じで取れた」
  • 「全然ダメだった」
  • 「次は頑張る」
といった様な小学生の作文程度の文章では意味が無いです。

最終的にはトレードでそれなりの額を稼ぎたいと考えているのなら、後から見て反省に役に立つ形式の日記を付けて行く必要があります。


関連記事:FXの売買記録・トレード日記の書き方!



資金管理だけは厳しく設定して下さい

FXは始めた当初は試行錯誤が続く日々が続きます。

試行錯誤が続くということは、利益にはならないで損になるかもしれないということですので、はじめのうちは少額(少ないロット数)で実験的に売買を行うべきです。

FXが危険であるというフレーズもよく耳にしますが、FXが危険なのでは無くいきなり大金をかけるのが危険なだけなのです。

結局は、お金が無くなればトレードはできなくなりますので、早く儲けたいと考えるより、大切な資金を減らさないようにしながら、自分のトレードスタイルを作り上げて行くことに専念した方が、上手く行きます。

1日で100万円、200万円の損を出すこともあり得る世界ですので、資金管理については厳しく設定するようにして下さい。


>>FXの練習をして成功するために最適な方法!


まとめ

はじめのうちは、売買ルールを作ること自体大変な作業だと思いますし、作った売買ルールは機能しない、売買ルール通りに取引できない、など色々な問題が発生するかと思いますが、現在勝ち組になっているトレーダーも皆その状態からスタートしています。

勝ち組のトレーダーも始めから勝てたわけでは無いですし、人によっては資金管理のことも知らずにトレードを始めて大金を失ってから、資金管理について学んだという人もいるかもしれません。

大金を失てしまってトレードが続けなくなっては元も子もないので、まずは少額で試行錯誤しながら、自分のトレードスタイルを作り上げることを目標として下さい。



スポンサーリンク