FXは勘で売買をしたり、その時々でやり方を変えていては安定して利益を残すことは難しいです。
なので、必ず自分なりの売買ルールを作って、それに従って売買をする必要があります。
また、トレード結果がダメでも、売買ルールを少しずつ変更して行くという作業も大切です。
売買ルールを作るには時間も掛かりますし、面倒な作業ですが、FXはお金が増えたり減ったりする真剣勝負です。
仮に損をしても誰も助けてくれません。
売買ルール作成などの下準備で妥協をすると、それは売買で損をするという結果として自分に返ってくることはよく考えておきましょう。
しかし、売買ルールが大切なのはわかるけど
- 売買ルールを作れない!
- 売買ルールを決められない!
- 売買ルールが思いつかない!
そこでこの記事では、売買ルール作りで詰まった時の解決方法を考えて行きます。
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目次
売買ルールは頭で色々考えていても決まらない
まず、売買ルールは頭の中で色々と考えていても、パッと思い浮かぶということは難しいです。チャートの前に座ってチャートを睨んでいても時間ばかりが経過してしまい、肝心の売買ルールは決められない…ということになりかねません。
なので、売買ルールを作ろう!と思ったのなら頭と同時に手を動かすことが肝心です。
実際にルール作成用にノートを用意して、色々と書きこんでいく作業を繰り返して行くうちに少しずつ自分なりの売買ルールが出来上がって行きます。
用意したノートに具体的にどんなことを書いていくのかをこれから順番に確認していきます。
関連記事:FX初心者に必要な考え方!自分なりの売買ルールが必要!
売買ルールを作る手順
自分の知っていることを全てノートに書く
まずは、自分が本やネット上で勉強して得た知識を全てノートに書きだしてみましょう。上手く書けない場合は箇条書きでも良いので、とにかく頭にあることを書くことで、手が動きますので作業が進みます。
例えば、
上はほんの一例ですが、こういった感じで、とにかくFXについて自分が知っていること、思いつくことを全てノートに書きます。
※ここで書いていることは一例ですので、必ず自分で考えてノートに書くようにして下さい!
関連記事:FXのインジケーターは後付けになる?未来は予測できない?
自分が取りたい波を決める
波を決めるというと、難しい表現になりますが、- ある程度のpips数を取りたいならスイング以上の時間軸
- 細かく売買をしたいならデイトレ以下の時間軸
- 流れについていきたいのなら、順張り
- 転換点を狙いたいなら、逆張り
この時には、できればチャートを印刷して紙の上で色々と検討していくと良いですし、この段階でインジケーターは入れない方が決めやすいと思います。
狙う波についてはこちらでもまとめています。
↓ ↓ ↓
FXで狙う波の大きさ決まってる?小さい波と大きい波について
取りたい波と知っている知識を組み合わせてみる
チャート上のどの部分の波を取りたいのかが、見えて来たら、最初で書きだした知識で使えそうなものを色々と検討していきます。一つに絞る必要は無いので、思いつくパターンを全てノートに書いていくと、後からでも見直すことが出来ます。
例えば、順張りをしたいなら
- ボリンジャーバンドのエクスパンションを使いたい
- ダウ理論は使えるか?
- 水平線のブレイクアウトはどうか?
逆張りをしたいなら
などなど、使えそうなアイディアをドンドン書きこんで行きましょう。
頭で考えていても、手が止まってしまいます。
※ここで書いていることは一例ですので、必ず自分で考えてノートに書くようにして下さい!
候補を絞って具体的に売買ルール作る
上までの作業が終わったら、候補を絞って具体的に売買ルールを作ってみます。その際に最低限必要なのは、
- 環境認識について
- どうなったらエントリーする(仕掛ける)のか
- 損切りと利食いについて
- 何連敗したら売買をストップするのか
これらの項目を埋めて始めて大体の売買ルールが完成したといえますので、作ったルールを元に過去検証をしてみると、本当にルールが通用しそうなのかが分かります。
仮に、ダメそうならまた作り直すことになるので大変ですが、はじめにも書いたように損をしても誰も助けてはくれませんので、面倒な作業でも頑張ってこなして行く必要があります。
実際に取引を進めて行けば迷いが出たり、エントリーが怖くなることが出てきますが、そういった時に下準備にかけた時間とエネルギーが後ろ盾になってくれます。
関連記事:カーブフィッティングとは?FXの過去検証でやりがちな失敗!
関連記事:FXの過去検証をする時間が無い!めんどくさいときの対処法!
売買ルールは始めから完璧には作れない
売買ルールを作るときに大切なことは、はじめから100%完璧なものを作ろうとしないことです。基本的には売買ルールはトライアンドエラーを繰り返すことで、完璧に近づいていきます。
なので、売買ルールを実践で試す時は必ず少額で試す必要も出てきます。
出来上がったチャートでは判断できることでも、リアルタイムでチャートが右端で動いている時には判断できないことも多いですし、実際にお金が掛かりだすとメンタル的なことが原因で売買ルールに従ってトレードができない…という問題も出てくるはずです。
そうなった場合は、何が問題なのかを洗い出して売買ルールをカスタマイズしていく作業が必要になってきますし、その作業を繰り返すことでFXの実力がついていきます。
まとめ
売買ルールを作るときのコツは、とにかく手を動かすことです。また、売買ルールは作って終わりではなく、実践で使ってみて問題が出るたびにカスタマイズをしていく必要が出て行きます。
FXにはリスクがありますので、100%の確信を持てる売買ルールを作り上げることは難しいかもしれませんが、努力と経験次第で100%に近づけることは可能です。
まずは、売買ルール作成用にノートを用意して色々とノートに書きだして行きましょう。
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