瞑想


相場は自由度が高いので、どんな方法で取引をするのかは自由ですし、自分で決めたルールを破ることも簡単にできます。

例えば、損切りのルールがあって本来は損切りすべき場面でも、今回だけは…と損切りルールを破る、損を逃れるために予定にはないナンピンをする。

ということは、一度や二度は経験があるルール破りだと思います。

しかし、今回だけは…と考えてルール破りをやった場合は、今回だけでなく次回もその次もルールを破ることになり、最終的には大きな含み損に捕まることになります。


相場は友達では無いので、そう何度も見逃してはくれないと思います。

ルールを破ることが癖になっている場合は、すぐに改善すべき癖だと思います。

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ルールを破っても助かることは多い

売買ルールや資金管理のルールを破ることは良くないと、頭では分かっていても実際に損切りオーダー付近に値段が近づいて来たら、今回だけは…と考えて、損切りのオーダを遠くにずらしたり、外してしまうというケースもあると思います。


資金管理に関するルールも連敗続きで熱くなっていたり、連勝続きで有頂天になっている時は管理が甘くなるかもしれません。


本来これらの状態はとてもマズい状態なので、ルール破りに関しては本当に自分に厳しく接する必要があると思います。


相場が厄介なのは、ルールを破っても助かることがある、という点だと思います。


先のことは分かりませんので、損切りのオーダを外して価格が仕掛け値まで戻れば、結果としては損切りしない方が良かった!ということになります。

ナンピンに関しても、ナンピンをすることで上手く逃げられたのなら、結果オーライなのかもしれません。


しかし、それだと運任せのトレードを毎回続けるということになり、幸運はいつまでも続きません。


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助かった経験は次回以降にも影響する

ルールを破って助かったという経験をしてしまうとルール破りは、今回だけではなく、次回以降も続ける可能性が高いです。

損切りをしなくても助かったのなら、同じような局面になれば前回助かった方法を取ることは人間であれば当然だと思います。


もちろん、2回目3回目もそれで助かるかもしれません。

しかし、最後には大きな損に捕まり頭を抱えることになるはずです。


最終的に大きな損で利益を吐き出すことになるのなら、最初からルール通りの売買を行っていた方が良いということは言うまでもないことです。

それでも、目の前でチャートが乱高下すると、ついついルールを破ってしまうという場合は、何のために売買ルール作っているのかをよく考え直すべきです。


関連記事:FXで同じ失敗を何度も繰り返してしまう原因と対処法!



何のための売買ルールかを再認識すべき

売買ルールを作ることで、優位性のある売買を繰り返すことが出来るようになります。

これは、売買ルール作る目的の一つだと思いますが、ルールを作る目的は他にもあると思います。

一定の物差しでチャートを分析して、一貫性のある売買を繰り返すことをしないと、常に場当たり的な売買をやっていることになり、それだと感覚的要素が強くなりすぎます。


もちろん、玉を持ってみた感覚などを大切にすることは必要なのですが、何かしらの基準の元で行う方が、反省や修正がやりやすいメリットがあると思います。


売買ルールが無いと、後から自分の売買を振り返った時に、
  • 何故ここで仕掛けたのか?
  • なぜここで降りたのか?
が曖昧になることも多いので、感覚重視派のスタイルでも大まかなルールを作ることは役に立つと思います。


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ルール破りは最後にツケを払うことに…

例えば、上げ相場の時に買いから入る方法でトレードをやっている場合、損切りをしなくてもそのうち上がってくるので、損切りルールを外したくなることもあると思います。

実際に、損切りをしなくても耐えていれば上がってくるので、損だったものが利益になるので数字的にも損切りしない方が効率的に思えるはずです。


しかし、相場つきが変わり下げ相場に転じた時に、損切りルールを無視した代償を払うことになります。

この代償はかなり高くつくはずで、下手をすればこれまでの利益を全て吐き出したり、吐き出すどころか一気にマイナスに転じてしまうこともあります。


何年かに一度は必ず、相場つきが変わる瞬間があり、そのタイミングでカリスマトレーダーが消え去って行く光景を何度も目にしています。


勝ちが続けばガードが甘くなるのは古今東西変わらない人間の心理ですが、そこに注意をしてガードを下げないことが、相場で生き残るためには必要なことだと思います。


もちろん、相場のことなので相場つきが変わるのがいつかは分かりません。

何年も先なのかもしれませんし、何とかショックが起きて突然暴落が始まることもあります。


これは、下げ相場を売りで取っている場合でも同じですし、保ち合い相場の往来を取っている場合にも当てはめることが出来ることだと思います。


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まとめ

そもそも、売買ルールは自分で決めたことだと思います。

そのルールを破るということは、本来はあってはならないことです。


相場は一人で行う仕事なので、ルールを守ろうが破ろうが注意をしてくれる人はいません。

だからこそ、ルール破りに関しては自分に厳しく接する必要があると思います。

ルール破りを続けていたら最後に捕まり、その結果は悲惨なことになるので注意したいものです。


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