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FX会社も色々ありますが、2018年の時点では「DMMFX」「GMOクリック証券」「外為どっとコム」辺りが大手3社とされていて、口座開設のシェアも多いようです。

一昔前までなら、約定スピードに差があったり、「スプレッド」や「スワップポイント」がFXの会社によって開きがありましたが、ここ数年はこれらは拮抗していて、ほとんどどのFX会社でも違いがない状態となっています。

取引画面の操作性や情報などもどの会社も色々と考えていて、好みは分かれるにしても、実際にトレードを行っていくのに支障がでるレベルのFX会社は無いです。

だったら、どこのFX会社で口座を開設しても同じなのでは?

と思ってしまいますが、やはり大手である会社に沢山の人が口座を開設するのには、それなりの理由がありますので、ここではFX会社の安全性という観点から口座開設すべきFX会社を見て行きます。

条件が良い会社を選ぶのは当たり前!

FX会社の情報などをネットで調べていると、この会社は「約定スピードが早い」「スプレッドが狭い」「スワップポイントが高い」からお奨めといった言葉が並んでいることが多いです。

しかし、これら3つの条件が整っていることは今時は当たり前のことです。

どのFX会社もライバル会社の数値とチェックしていて、自社が他社よりも劣るのであれば投資家の資金は他のFX会社に流れて行くことは良く分かっています。

なので、我々投資家がチェックしなくてもほとんど横並びになっていることが多いですし、仮に他社よりも劣る会社があれば、使わなければ良いだけの話です。

我々トレーダーにとっては、これらのことよりもっと気になることがあります。

それは、お金を預けていたFX会社が潰れた(破綻した)ら預けていた資金や、ポジションはどうなるのか?ということです。

今では、信託保全が法律で義務化されていますが、基本的には倒産しないFX会社を選ぶことが大切です。

完全信託保全だったら安心?

銀行などの金融機関が破綻した場合は、1金融機関1預金者当たり1,000万円までは保護されている法律があります。

これを「ペイオフ」といいます。

銀行が破綻することはほとんどないですが、1997年には北海道拓殖銀行が破綻しましたし、同じく1997年には四大証券の一つと言われていた、山一證券が破綻しました。

なので、金融機関が破綻する可能性もありますし、FX会社でも同じことが言えます。

信託保全とは

銀行などの金融機関にはペイオフ制度がありますが、FXの会社はペイオフの対象外です。

なので、FX会社の場合はペイオフの代わりに信託保全があります。

信託保全は、FX会社の資金と投資家から預かった資金を分けて管理する仕組みで、第三者(信託銀行等)に管理を委託し、これにより投資家の資金を保全する方法です。


信託保全の種類 保全先
DMM FX 完全信託 日証金信託銀行
SMBC信託銀行
FXクリアリング信託株式会社
GMOクリック証券 完全信託 三井住友銀行
みずほ信託銀行
三井住友信託銀行
日証金信託銀行
外為どっとコム 完全信託 三井住友銀行
みずほ信託銀行
あおぞら信託銀行
外為オンライン 完全信託 三井住友銀行
みずほ信託銀行
FXブロードネット 完全信託 三井住友銀行
SBI FX 完全信託 FXクリアリング信託株式会社
三井住友銀行
FXプライムbyGMO 完全信託 みずほ信託銀行
外為ジャパン 完全信託 日証金信託銀行
SMBC信託銀行
FXクリアリング信託株式会社
JFX 完全信託 三井住友銀行

この様に、どこのFX会社も信託保全を行っていることが分かります。

注意点としては、FX会社が投資家から預かった資金を信託保全する方法は、通常は
  1. 投資家がFX会社に入金する
  2. その後にFX会社が信託銀行等に信託する
という資金の流れになっています。

そのため、資金が信託保全されるまでに数日かかることがあります。

なので、運悪く入金したその日や翌日に破綻されたら、資金が返ってこない可能性も出てきます。

(ちなみに、SBIFXでは即時信託保全という制度を導入しているようで、投資家の資金がFX会社を経由せず直接信託会社に入金・信託保全されるため、預けた資金は、FX業者の破たん等に関係なく信託保全されるようです。)

資金が帰ってくるまで時間が掛かる

信託保全によって、資金が守られているのかもしれませんが、実際にFX会社が破綻した場合は委託先の信託銀行とのやり取りになるかと思います。

FX会社自体は破綻しているので、FX会社に問い合わせをしても納得がいく回答は得られない可能性が高いです。

その場合は、信託銀行の代理人(受託者代理人)である社外弁護士などが手続きを行うことになりますので、資金が帰ってくるにしても、手紙でのやり取りが何度も行われたりして、それなりに時間が掛かる可能性は高いです。

また、破綻するぐらいのずさんな会社ですから、表向きは信託保全をしていると書いてあっても、実際は行っていない…!!なんてことも無いとは言えません。

そうなってしまうと、返金はほぼ期待できないです。

いずれにしても、破綻したFX会社に資金を預けていて、資金はどうなるのだろうか??といった余計なストレスを感じることは避けたいです。

自己資本比率をチェックしてから口座開設!

上記の理由から信託保全であっても、完全に「安全、安心」とはならないです。

なので、FX会社を選ぶ際はそもそも破綻のリスクが限りなく0に近い会社を選ぶ必要があります。

FX会社の安全性をチェックする指標として「自己資本率」があります。

公式サイトで確認することができますので、破綻のリスクという観点からは、自己資本率が高いFX会社で口座を開設する方が良いです。

また宣伝のページで「取引高世界○○位」や「口座開設数○○」という数字が書かれていることもあります。

取引高に関しては、それだけ多くの人が取引をしている証なので、ある程度は信頼しても良いかと思います。

口座開設数に関しては、キャッシュバック目的で口座を開設したが、実際には使っていない!などの数もふくまれますので、少し微妙になります…

まとめ

使っているFX会社が破綻した!!なんてことに巻き込まれることは避けたいです。

いくら、信託保全になっているとしても実際に破綻された場合は不安になりますし、返金されるまでにはそれなりに時間が掛かりますので、その間資金は拘束されてしまいます。

FX会社を選ぶ際は、自己資本比率が高い会社だったり、系列会社が大きいことなどをチェックして、倒産する確率が限りなく0に近い会社を選んで、余計な心配をせずに売買に集中したいです。

SBIFXトレードは1通貨単位から取引が可能です。

まさに、練習売買には最適なFX会社です。はじめのうちにしっかりと基礎固めをすることで5年後10年後の収益に大きな違いが出てきますので、まだFXに慣れていないのならSBIFXトレードに口座を開いて、半年ほど練習に徹することをおススメします。

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