ヘッドアンドショルダー


多くのチャートパターンが存在しますが、ヘッドアンドショルダーは一番最初に覚えておくべきチャートパターンです。

「先物市場のテクニカル分析」を書いたジョンJ・マーフィー氏によると、ダブルボトム・ダブルトップやトリプルボトム・トリプルトップなどの反転のチャートパターンもヘッドアンドショルダーのバリエーションの一つに過ぎないとされています。


この説が適切かどうかは賛否が分かれるところだと思いますが、いずれにしてもヘッドアンドショルダーについて理解することは重要であることは間違いありません。

ここでは、エントリーのタイミングや損切りのタイミング、利益幅の決め方などを含めてヘッドアンドショルダーについてお伝えしていきます。

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ヘッドアンドショルダーとは?

ヘッドアンドショルダー

ヘッドアンドショルダーは頭の部分(C)を挟んで左肩(A)と右肩(E)があるチャートパターンです。

最も綺麗なパターンとしては上の図のように、両肩AとEがほぼ同じ高さになっているパターンです。

A→B→Cまでは順調に安値と高値を切り上げているのですが、Eの時点でCまで到達することができなかったことがきっかけで、上昇相場から下降相場に反転するときに多く出現するチャートパターンです。

(Dの時点で(1)のトレンドラインを下回っていますし、EがCを上回ることができなかったことでそれまでの上場の勢いが明らかに弱まってきていることがこの時点で分かります。)

ネックラインを終値で割り込むと完成

BとDを結んで引くラインをネックラインと呼びます。

この図では上向きのラインになっていますが、水平だったり、やや下向きのこともあります。

ヘッドアンドショルダーが完成したと確認をするためには、ローソク足の終値がネックラインを下に割り込む必要があります。

終値ではなくローソク足が出来上がる途中で判断してしまうと、結局は下ヒゲの部分で判断してしまったことになりダマシが多くなります。


関連記事:FXで狙う波の大きさ決まってる?小さい波と大きい波について



反転の動きについて

ヘッドアンドショルダー

Dを終値ベースで下回った後にそのまま下落していくこともありますが、図のGの様に一度上に反転をするケースも多いです。

この時にも、BとDで引いたネックラインは機能します。

反転はDまでの上昇で終わることも多いですが、Gの様にDを少し上に抜いた場合もBDのラインの延長上で止まることもあります。


反転は、ごく小規模で終わることもありますし、ネックラインの延長上まで反転をすることもありますので、ネックラインをブレイクアウトしたらすぐに仕掛けるべきか、反転を待って(プルバックで)仕掛けるべきかは意見が分かれます。


勢いがあるのであれば、反転は起こらないはずなのでブレイク後すぐに仕掛けないと乗り遅れるという考え方もできますが、仮に反転が起こった場合には含み損になる瞬間も出てきますのでこの辺りの判断は微妙です。

ですが、その場その場で方針を変えると一貫性が出ませんので自分は、
  • ブレイクで仕掛けるのか?
  • プルバック(反転)を待つのか?
を始めに決めておく必要があります。(決めたらそれに従って淡々とトレードを繰り返すべきです)


関連記事:FXのブレイクアウトのだましを逆手に!ヘッドフェイクとは?



損切りと利益確定のタイミング

ヘッドアンドショルダー

損切りのタイミングは?

ヘッドアンドショルダーは比較的優位性の高いチャートパターンですが、100%ではありません。

なので、必ず損切りのオーダーを入れておかないと危険です。

損切りのオーダーを入れるポイントとしては、右肩Eの少し上か頭Cの少し上です。


基本的には、右肩Eを再度上に抜き返されたということは、ヘッドアンドショルダーが失敗に終わったということなのでEを上に抜けたら損切りをすべきだと思いますが、それでは損切りのタイミングは早すぎると考えるならCまで見ても良いと思います。


ただし、容認できるのはCの上までです。

Cを上に抜けたら抵抗になるポイントがなくなるので、Cを上に抜けても損切りをしないのはとても危険ですので、EかCの少し上には損切りのオーダを入れる癖をつけましょう。


関連記事:FXで損切りするのが無意味(無駄)だと感じたら確認したいこと!

利益確定のポイント

相場において一番難しいとされるのが利益確定(利食い)です。

少しでも利益になれば十分成功したといえるのですが、あまり細かい利食いばかりをしていてはトータルで儲けることは難しいかもしれません。


基本的には、損切り幅よりは少しでも多い幅の利食いになっていれば、勝率が50%でも取引を繰り返していれば、差し引きでは手元に利益が残ります。

なので、上で説明した損切り幅より少し多い幅を利益確定の目標にするのも悪くない方法です。


また、ヘッドアンドショルダーの利益確定の基準になる値幅観測としては、Cからネックラインまでの値幅(高さ)と同じ値幅をネックラインを下に突破してからの目標価格とすることもできます。(図の青い↓の要領で値幅を計る)


更に大きい値幅を狙いたいのなら、Cからネックラインまでの値幅(高さ)×2の値幅を狙うこともできます。

ただし、利益確定の値幅を欲張れば欲張るほど利食い損なうことも多くなりますので、ほどほどに考えておくべきだと思います。

利食い幅の決め方については以下の記事で詳しくまとめていますので参考にして下さい。
↓ ↓ ↓
FXの利食い幅の決め方の目安!仕掛ける前に値幅余地を確認!


ここまでは、ヘッドアンドショルダー(上昇から下降に反転するパターン)について見てきました。

下降から上昇に反転するパターンについては逆の考え方になり、逆ヘッドアンドショルダーと言います。

なので買いについては上記の説明の逆をイメージして下さい。


>>FXの練習をして成功するために最適な方法!


まとめ

実際のチャートで説明通りの綺麗なヘッドアンドショルダーを見つけることは意外と難しいかもしれません。

しかし、単にチャートパターンを丸暗記するのではなく、パターンが出来上がる意味や理由を把握しておけば、応用をしてチャート分析を行うことができます。

よく見ていけばヘッドアンドショルダーの変形パターンであることも多いので、頭と両肩・ネックラインに注目してチャート分析をする癖をつけると色々と見えてくることがあります。


他のチャートパターンについても以下の記事でまとめています。
↓ ↓ ↓
FXのチャートパターンは大衆心理の集約!鉄板(基本)を紹介!

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