説明


FXで逆張りをするのは危険なのでしょうか?

逆張りで試し玉を入れながら不等分割などのナンピンをしながら、相場の波を乗りこなしていく方法は昔から行われている方法です。

なので、逆張りやナンピンという行為自体に危険があるわけでは無いですし、逆に逆張りでナンピンをすることが必勝法でもありません。


ただ、売買の性質上どうしても玉が膨れ上がっていく傾向がありますので、損をする時に大きくなりやすいのが、特徴でそのことが危険と言われる理由だと思います。

「下手なナンピンすかんぴん」と言う格言もあるぐらいですので、ナンピンは取り扱いに注意しないと諸刃の剣になりかねないことも事実です。

ここでは、FXにおいて逆張りのナンピンをしていく際のタイミングや不等分割についてお伝えしていきます。

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ナンピンについて

下手なナンピンとは

ナンピンと聞くと、損を逃れるために行う方法だというイメージが強いかと思います。

ただ、そのような感じでナンピンを行うと失敗してしまう可能性が高くなります。

確かに、何回かはナンピンをすることによって、難を逃れることもあるかもしれないですが、いずれ大きな波に飲み込まれてしまい、とんでもない大損をしてしまうことになります。

なので、損を逃れたいからナンピンをするのは、まさに「下手なナンピンすかんぴん」の典型的なケースと言えます。

ナンピンの本当の目的

本来ナンピンをする目的は、大底や天井を当てることはできないので、数回に分けて仕掛けることによって平均値を底や天井に近いところに持っていき、相場の波を泳いでいこうとするのが目的だと私は考えています。



例えば、上のチャートの様なケースがあったとします。

大底を当てることは不可能ですが、何とかグレーの範囲内にポジションの平均値を下げることができれば、その後の上昇を取ることができます。

そのために、数回に分けて玉を仕掛けて行くのがナンピンの本来の目的です。

この例ではA~Dの4回に分けて買いを仕掛けています。

平均値をできるだけ、現在の値段に近くなるように仕掛けて行きたいので、下がった(陰線)の後に仕掛けていく方法で買っています。

Aの玉を仕掛けた直後に含み損になることは、想定の範囲内でその後3回は買いを入れるとはじめから計算してAの買いをしています。

そして、Dの買いが終わった段階で一連の仕掛けの作業が終了したことになります。

AかBを仕掛けた所から上昇が始まってしまうと予定していた3回目と4回目の買いは見送ることになりますので、物足りなさを感じることもあるかもしれないですが、先のことは分かりませんので仕方がないと割り切る必要があります。


関連記事:無限ナンピンと分割売買の違い!



不等分割について

もう一度チャートを出します。



上の例えでは、A~Dの仕掛けを同じ単位(FXならロット)で行ていて、これを等分割と言います。
  • A 200円で1ロット買い
  • B 150円で1ロット買い
  • C 100円で1ロット買い
  • D 50円で1ロット買い
といった感じです。

この場合だと、4回目の買いを仕込んだ段階で平均値は125円になります。

これはこれで、平均値を有利にする方法として有効ですし、例えば間のCを飛ばして3回の分割で仕掛けたなら、平均値は約116.6円になります。

これに対して、仕掛けるロット数を変化させていく方法を不等分割と言います。
  • A 200円で1ロット買い
  • B 150円で2ロット買い
  • C 100円で3ロット買い
  • D 50円で4ロット買い
といったように、下に行くにしたがって買い玉を厚く入れて行く方法です。

この買い方をすると、平均値は4回仕掛け終わった段階で100円になっています。

先ほどの、同じロット数を仕掛けて行く等分割より、平均値が25円安くなりました。

この様に、玉の操作をしながら一連の相場の波を泳いでいくような感覚のトレードは最近語られることは少なくなってきていますが、このようなやり方でもあります。


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ナンピンで失敗する原因

ナンピンで失敗する原因としては
  • 1回目の仕掛けが早すぎる
  • 2回目以降のナンピンのタイミングが早い
  • 2回目以降のナンピンの値幅が狭い
  • 不等分割をする時に、平均値が有利な玉の張り方ができていない
  • 損切りができない
といったことが考えられます。

損切りができない

まず、損切りについてですが逆張りのナンピンでも損切りは絶対に必要ですし、玉が膨れ上がっている状態ですので、最後の玉を仕掛け終わった後に、思惑と違うと感じたらすぐに手を打たないと大損になってしまいます。

この辺りを勘違いしてしまうと、とんでもないことになりますので注意が必要です。


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早すぎる仕掛け

また、あまり上手ではない人の玉の操作の特徴として「早すぎる」こともあげられます。

まず、1回目の仕掛けが早いとそれそれだけマイナスの玉を抱えている時間が長くなりますので、いくら計画的にナンピンをしていくといえども、メンタル的に厳しくなります。

2回目のナンピンの時間的なタイミングや値幅についても十分に感覚を開けて仕掛けて行く必要があり、場合によってはチャンスが無ければ、予定の回数を仕掛けきれないぐらいの余裕が必要です。

ナンピンのタイミングが早すぎると、平均値が不利になってしまいます。

置いていかれるのでは?といった焦る気持ちをぐっとこらえてゆっくりと仕掛けて行くことが大切です。

まとめ

逆張りでナンピンをしていく方法は、きちんと計画的に玉を操作していく必要があります。

玉を操作しながら相場の波を取って行く方法には、今回紹介した不等分割といった方法もありますし、反対側の玉を仕掛けて行くツナギといった方法も有ります。

なので損を逃れたいからナンピンをしていくのは、プロの相場師が行っている分割売買とは似て非なるものだと頭に入れておく必要があります。

また、玉を操作しながら行う売買はポジショントレード向けの方法ですので、間違ってもデイトレードでこれをやろうなどとは考えないようにして下さい。

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