チャート


仕掛けた後に、ナンピンをすると最終的に損になる時に大きな損になり、ナンピンを行うやり方はコツコツ儲けて、最後にはドカンと損になる傾向があり「コツコツドカン」などと言われます。


では、その逆のパターンをやれば、コツコツ損をしてドカンと儲かる方法を行えば儲けられると考えた時に、出てくるのが利乗せ(ピラミッティング)です。

しかし、乗せには難しさがあります。


利益になっているポジションに追撃をしていくので、心理的にはやりやすいイメージですが、ポジションの平均値は不利になっていきますので、せっかくの利益が台無しになることも多いです。

利乗せについては、大きく稼ぐためには必要だと考える人と、危険なのでやめた方が良いという人がいて意見が分かれます。

ここでは、利乗せについて考えて行きたいと思います。

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ピラミッティングという言葉に違和感を感じる

ピラミッティングという表現が良く使われていて「ピラミッティング=乗せ」のことらしいのですが、私としてはこの言葉にちょっと違和感を感じます。


エジプトのピラミッドをイメージして、ポジションに利が乗ったら少しずつポジションを追加していくことから出てきている言葉のようですが、例えば買って利が乗ったので玉を追加していったのであれば、「扇型」になるはずです。


場合によっては「ピラミッド型」になることもあるかもしれませんが、「扇型」になったり「菱形」のようなポジションのバランスになることもあるはずなので、ピラミッティングという言葉には違和感があります。


なので、以後は「ピラミッティング」という言葉は使わず「利乗せ(乗せ)」や「追撃」「増し玉」という表現を使っていきます。



利乗せの難しさ

ナンピンはポジョションの平均値をできるだけ、現在の値段に近づけて行く行為ですが、利乗せの場合は値段の方が自分の平均値に近づいてくる危険性を持っています。


相場の流れについていく方法ではあるのですが、例えば上昇と共に買っていけば、買い増しをするたびにポジションの平均値は上がりますし、上値での買い増しが多ければ多いほど、平均値の上がり方も激しくなります。


現在の値段とそれほど変わらないくらいになることもあり、そうなると買い増しをした途端にポジションがマイナスになりかねません。

心理的に難しい?

利乗せはかなり積極的な攻撃的な戦法です。

相場の流れについて行き、利益になる時には満塁ホームランを狙いに行く感じになります。

常にホームランを狙いに行くので、その分三振やダブルプレーも多くなります。


しかも、相場の動きが自分の思惑通りに動いているので、知らず知らずのうちに気が大きくなってしまったり、それが原因で資金的に無理なポジションを作りがちになります。


また、利益になる時に大きく取らないと差し引きで利益に持っていくことができないので、もっともっと、と目標値を上げてしまいがちになり、下手に粘っているうちに少しの値動きでも致命傷を受けてしまうこともあります。


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コツコツドカンの逆は実践では難しい?

利乗せは理屈としては、コツコツドカンで大損をしてしまう逆のことをやるので、上手くハマった時の利益は大きいのですが、心理的には結構難しいです。

基本的には、大きなトレンドが発生した時に威力を発揮できるのですが、先のことは分からないので、トレンドが発生しそうな時だけ乗せて行くという考え方は難しいはずです。


コツコツと負けることが圧倒的に多いのですが、それでも回数は少なくても大きく乗れた時にはとことん取るという考えの元に、細かい損切りに耐えることができる性格が必要です。


また、トレンドが発生中でも少しの押しや戻りもおこりますので、その時に自分のポジションの平均値との兼ね合いで含み損になる瞬間も出てきます。


出来上がったチャートであれば途中の含み損も気にならないかもしれませんが、それが途中の押しや戻しなのかは、その時には分からないので心理的に掛かるプレシャーはかなりのものがあります。


トレンドが発生したと言ってもいつかは終わるので、いつまでも追撃をしていくことはできませんし、仮にトレンド転換の場面であれば乗せたポジションは高値掴み安値掴みをしていますので、ちょっと深めに押しや戻しが発生した時には損切りをしないと危険です。


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難しくても続けないと意味が無い

ここまで見てきたように利乗せはかなり難しいのですが、それでも売買のスタイルですので、利乗せで一財産稼いだ人も沢山います。(上手くハマったときの利益はかなり大きいと思います)


なので、コツコツとやられていく期間は経費を払っているのだと覚悟を決めて、利乗せのスタイルを極めて行くのも正解です。


ただし、利乗せは勝率はかなり低くなり、心理的なプレシャーも多いことは始めに理解しておく必要があります。

普通の人には難しい手法だからこそ、極めた時には見返りが多いという考え方もできますので、すぐに諦めるのではなく、ある一定の期間は続けてみることも必要です。

まとめ

例えば、アベノミックスの時のような相場環境であれば、利乗せで大きく稼ぐことはできたでしょう。

しかし、それ以前やそれ以降の相場では負けが続くことも多いはずです。

どんな手法にも一長一短があります。


トレード歴が長く経験値を多く積んでいても、手法をその都度使い分けるということは難しいので、乗せをするか?しないのか?を都合よく使い分けるという考え方では売買に統一性がでないです。

やらない決断をした時に限って、トレンドが発生するということもよくあることです。

なので、利乗せのメリットとデメリットをよく理解して、少ない金額で練習をしながら自分の性格と合っているかを判断するようにして下さい。

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