釣り


「売るべし 買うべし 休むべし」という相場の格言は昔からあり、一度は目にしたことがあると思います。


売るべし、買うべしの部分は「どこで仕掛ける?どこで損切りor利食いをする?」といった感じで研究を重ねる人が多いのですが、「休むべし」については意外と見逃されてしまっています。

どういう場合は、休むのか?をきちんと決めておくことは想像以上のメリットがありますので、ここでは、休みや待つことについて考えてみます。

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様子を見る(休む)という選択肢について

為替市場は月曜日~金曜日まで常に何かしらの動きをしているのですが、よく動く期間、動かない期間はありますし、自分にとって取りやすい期間とやりずらい期間があります。

相場の動きをコントロールするとことはできませんので、我々の行動はある程度は相場に支配されることになります。

しかし、
  • どうなったら仕掛ける
  • どれくらいの金額を仕掛ける
  • どこで損切りする
  • どこで利益確定をする
はあらかじめこちらで決めておくことができます。

また、常に取引をする必要もなく、様子を見る(休む)という選択肢を取ることも可能です。

もちろん、やらなければ利益にはならないのですが、やらなければ損になることは無いということは忘れてはいけない大切なことです。


自分にとって都合が悪い値動きの時は、無理をして売買をしても損になってしまうことが多いので、見送って次のチャンスを待つというぐらいの心の余裕を持つことも必要な技術の一つになると思います。



全ての値動きを取ることは不可能

底から天井、天井から底を全て取りきることは不可能です。

それと同じく、日々の上げ下げの波の全てに乗ることは無理なことです。


損切りなり利益確定なりをした後に、すぐにポジションを保有したくなることをポジポジ病などと言ったりしますが、ポジポジ病はあまり良い癖ではないので早い段階で克服すべきだと思います。


良いタイミングまで待てずに、ポジションを保有してしまうと結局は損になる可能性が高いです。

そして、損を取り返そうとしてすぐに次のポジションを作りに行くという悪循環から抜け出せなくなってしまう最悪の状態で毎日過ごすこのになります。(金額が大きくなれば、この状態では生きた心地がしないはずです…)


ポジポジ病の克服方法については、以下の記事でまとめていますので参考にして下さい。
↓ ↓ ↓
>>FXにおけるポジポジ病の克服方法!悪い癖は早めに改善しよう!



休み(待つこと)の習得にも練習が必要

相場をはじめて最初に出てくる悩みとしては、損切りができないという悩みだと思います。

この段階から抜け出せない人も多いのですが、どうにかして損切りの問題を克服した後にも色々な課題は出てくるはずです。

その中の一つに、「待てない!」という問題もあると思います。


待てない状態を克服する方法としては、まずは自分がすぐにポジションを取ってしまう性格であることを自覚して、それではマズいということを真剣に考えることからスタートします。


そのうえで、チャートのどんな値動きに釣られて仕掛けてしまうのか?どんな情報を目にしたら仕掛けずにはいられなくなるのか?など自分の傾向をチェックしてみましょう。

人間である以上必ず癖があります。

例えば、
  • 5分足を見たらポジポジ病になるのなら15分足に変更してみる
  • 他人のエントリーポイントを見たらそれに釣られるなら、それを見ないようにする
  • 損切り直後に居ても立っても居られなくなるなら、損切り直後はしばらくチャートから離れる
など、色々なパターンが出てくるはずです。


このように洗い出した点をノートに書きだしたりして、次のトレードをやってもまた同じ失敗をしてしまうかもしれません。

それでも諦めてはいけません。

なぜ同じ失敗を繰り返すのか?を徹底的に追及していくべきです。

すぐには改善できないかもしれませんが、トライアンドエラーを繰り返していれば、少しずつでも前進していくはずです。(細かいことを積み重ねて行った先に負けない状態があるはずです。)


関連記事:FXで同じ失敗を何度も繰り返してしまう原因と対処法!

まとめ

「なぜ待てないのか?」の答えは結局のところ、自分のメンタルにあるはずです。

こればかりは、人それぞれ性格や癖が違いますので、自分の売買履歴にしか答えがないはずです。

なので、自分でやったことの結果を常に反省して改善を繰り返して行く、という作業は相場で生き残るためには絶対に必要なことだと思います。

人に質問して解決できることともありますが、本当の答えは自分自身で見つけ出して行くしかないはずです。



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