動かない相場では、利益を出しにくいのは玄人でも同じです。
特にドル円をメインの通貨ペアに据えている場合は、小動き相場に手を焼くことは多いはずです。
動かないから、しばらく休めばよいという考えもあるかもしれませんが、いつ動き出すのかは分かりませんので、完全に目を切ることはできないです。
この記事では、ドル円が動かない時の対策について考えて行きたいと思います。
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目次
動かないから休めばよい?
本来ドル円に通貨ペアを絞ってトレードを行っているのなら、ドル円が動かないのなら再び動き出すまで、待機(お休み)しているのが正解なのかもしれません。しかし、再び動き出すのが何時なのかは分からないので、下手をすると半年とか1年間待機状態が続くことだって考えられます。
何もしないで待っている時間が余りにも長くなると精神的にはきついので、ドル円が動かないからといって、動き出すのを待っているだけの戦略ではさすがに厳しいと思います。
他の通貨ペアは?
クロス円が好きなら、ドル円以外にもユーロ円やポンド円、豪ドル円もあります。これらの通貨ペアの動きはどうなのかは一度確認しておくと良いです。
ドル円が動かないということは、全体的にもボラティリティが低下しているはずなので、普段は荒っぽい動きをしていて手が出せないポンド円の動きがちょうど良く感じるかもしれません。
もちろん、普段慣れていない通貨ペアを売買す際は勝手が違うので注意も必要です。
例えば、ポンドに関しては英国だけの経済指標がある時間帯にスプレッドが広がったり、動きがガチャガチャと変な動きをするときも多いです。
ユーロやポンドを売買するなら、夕方の経済指標についてはチェックしておかないと危険です。
関連記事:ポンド円、ポンドドルの値動きの特徴!
トレードの時間軸を長くする
動きが無い時に、短期決戦に持ち込もうとしても利益確定ポイントまで動いてくれません。なので、トレードの時間軸を今行っているより長くすることも対策の一つです。
例えば
- スキャルピング→デイトレード
- デイトレード→スイングトレード
- スイングトレード→ポジショントレード
ただし、時間軸を長くすることは意外と難しいので、慣れるまでは少し苦戦するかもしれません。
苦戦しがちな原因をいくつか考えてみます。
ホールドしている時間が長くなる
時間軸を長くするので、当然ホールドしている時間が長くなります。時には手仕舞いまでに、数日間要することもありますので、その間に仕事をしたり家事をしたりしないといけませんし、夜になれば当然ポジションを抱えたまま寝ることにもなります。
時間軸を長くすればするほど、何かをやっている時もFXのことも気にしている状態が続くことになりますので、慣れていないうちはこの辺りに難しさを感じると思います。
オーバナイトに慣れていない
上で、ポジションを抱えたまま寝るという話が出ましたが、このオーバナイトについても今までその日のうちに決済していた人にとっては、かなりの難関だと思います。特にFXの場合は夜中にもチャートが動いていますので、ついついチャートを確認してしまうという行動を取っていると、睡眠時間が削られて行き実生活にも支障が出てしまいます。
はじめのうちは、オーバナイトに慣れるためにロット数を少し下げて時間軸を長くする練習をすると段々と慣れて行きます。
関連記事:FXで勝ち逃げできない?利益確定が遅い癖を直すコツ!
エントリーチャンスが少ないので待てない
ホールド以前の問題として、今までよりエントリーチャンスが減ることにストレスを感じることもあります。エントリーチャンスの少なさにイライラしてきて、ついつい昔の癖で短い時間軸での仕掛けを行ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、それでは時間軸を長くしてトレードを行うという目的からずれて行ってしまい、結局は元の時間軸で売買をしているということにもなりかねません。
始めのうちは、チャンスが少ないので、手持ちぶさたになってしまうかもしれませんが、どうにかして良いポイントまで引き付けて仕掛ける訓練をしないと、結局は動かないドル円でオバートレードを行ってしまうことになります。
チャートチェックする時間を自分の中で決めて、その時間以外はチャートを見ないなどの工夫をしたりして、ゆったりとした売買のスタイルに慣れる必要があります。
まとめ
相場の動きが悪い(ボラティリティが低下している)という状況はしばしばおこります。基本的には、我々は相場の動きに合わせて売買を行うしかないので、こればかりは相場様と喧嘩をしに行っても負けます。
特にドル円は他の通貨ペアと比べて、ボラティリティが高いわけでもないので、動きが悪くなってくると取るのが難しい通貨ペアかもしれませんので、ドル円が動かない時の対策を考えてみました、参考になれば幸いです。
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