FXについて勉強や研究を続けて行くと、手法を色々と見かけます。
中には無料で手に入れることができる手法もあれば、お金を払わないと中身が分からない手法も沢山あります。
ただ、上手く行きそうな予告編を見て購入した手法が、全然ダメだと感じることも多いのも事実です。
ここでは、手法が使えないと判断するタイミングや、違う手法に変更するときの注意点などをお伝えしていきます。
スポンサーリンク
目次
手法で勝つものではない!
まずはじめに考えたいのが、そもそも100%勝てる手法はあるのか?という事です。儲かる手法やシステムを探す気持ちは分かりますが、売られている手法やシステムで儲かるのであれば、売っている人はその手法でトレードをやって稼げているのか?という部分にも注目したいです。
仮にその手法で稼げているのであれば、わざわざ人に手法を売る必要は無いはずなので、どこかに穴があると考える方が良く、盲目的に商材やレポートに書かれている手法の内容を鵜呑みにすることは避けたいです。
商材や手法を購入する時は、それでヒントを得て自分なりにアレンジをしていくという使い方が賢い方法ですので、あまり高い値段の物に手を出しても効果は薄いです。
トレードで勝ち組に入る前には商材を色々と買ってみたり、手法を沢山試したりする期間も必要ですが、結局はそこに答えは無いと理解できた時点から、自分なりにトレードの技術を磨いていくという入り口に入ることができます。
ほとんどの人が、その前の段階で資金が無くなってしまいトレードから撤退していきますので、はじめは少ない金額で色々と試してみないと、あっという間に資金が無くなってしまいます。
関連記事:FX初心者に必要な手法は一つだけ!あとはリスク管理とメンタル!
手法を見切るタイミング
手法は自分なりにアレンジしていく必要があるのですが、中にはどうしようもない場合もあり、そんな場合は見切りをつけて、違う手法にすることも考えないと時間もお金ももったいないです。手法を見切った方がよいタイミングを見て行きます。
半年以上トレードをやって結果が出ない
半年以上と書いていますが、1~2日に1回はトレードを行っていると仮定しています。なので、トレード回数で言えば50~60回ぐらいやっても、トータルでプラスにならないのならダメだと考えて良いと思います。
あまりコロコロと変えても良くないですが、これ以上はやっていても効率が悪いので、手法自体が使えないものだったのか、自分には合わないものだったのかは分かりませんが、一度見直すタイミングだと判断できます。
関連記事:FXで手法をコロコロ変えると経験値が上がらないので逆効果?
損になる時に大きな損になる
勝率はそこそこ高くても、損になるときに大きくなるやり方も最終的には続けて行くことが難しいので、残念ながら諦めることになります。逆張りでナンピンをしていく手法に多い傾向にあるのですが、大損の後もメンタル的に何の変化もなく次のトレードを続けて行くという事は、普通の人間には無理なことなので、理論上は勝てても実際には無理なことが多いです。
関連記事:FXで大きな損失を防ぐ資金管理!勝率よりも期待値を意識する!
トレードチャンスが極端に少ない
上の項目で半年以上と書きましたが、例えばデイトレードをやりたいと考えていて、1週間に1回ぐらいしかトレードチャンスが無いような手法だと仕事にならないです。確かに、待つのも仕事のうちでトレード回数が多ければ儲かるわけでは無いのですが、極端に少ない場合は経験値を積むことができません。
また、少ないチャンスを我慢して待つことができなかったり、ただでさえ少ないチャンスの場面が仕事中だったり夜中だった場合はトレードができないので実際にはほとんどトレードができないという問題も出てきます。
関連記事:FXの売買ルールの作り方!実際のサンプルで説明!
手法を変更する時の注意点
手法を変更するのであれば、全然違う物にするのか、今までの手法に自分なりに変更を加えてアレンジをしていくのかをよく考える必要があります。例えば、ボリンジャーバンドを使った手法だった場合、ボリンジャーバンド自体に違和感を感じているのであれば、それは違う手法に変更しなければ難しいです。
しかし、ボリンジャーバンドにはそこまで抵抗は無いのであれば、ルールを付け加えたり、トレードする時間軸や時間帯を見直すなどして、もう少し似た考え方の方法を続けて行くべきです。
逆張り順張りについても同じようなことが言えます。
逆張りはトレンドに逆らっているので危険で、順張りはトレンドについていっているので安全であると言う感じの意見も多いですが、逆張りでも稼いでいる人もいますし、順張りで損ばかりをしている人も多いです。
なので、まずは自分がチャート上のどの波を取りたいのかをよく考えて、元々ある手法を自分なりにアレンジしたり、違う手法と掛け合わせてみるなどの工夫も必要です。
そんな風に色々と考えたり、試したりしているうちに相場観などもついてきますので、方向性が定まってくるかと思います。
まとめ
手法は大切ですが、手法通りにトレードをやっても勝てないことが多いです。また、メンタル的な問題や時間帯の問題で、手法を忠実に再現できないこともあります。
なので、手法には自分なりのアレンジが必要であることを念頭においておく必要がります。
その間に損になってしまうこともありますので、1,000通貨単位ぐらいの少ない金額で試して行くことをお奨めします。
スポンサーリンク