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FXを色々と勉強していくと、ブレイクアウトを確認してから仕掛ける方法に興味を持つこともあります。


ただ、実際にやってみるとブレイクアウトで買ったけどほとんど勝てない…ということは多いはずです。

もちろん、勝てているのであれば素晴らしいので、そのまま継続をしていくべきですが、もしもブレイク系の手法で上手く行っていないのなら、色々と考えていく必要があります。


この記事では、特に買いに特化してブレイクアウトで勝てない時の対策を確認してみます。

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順張りと逆張りについて

「相場が上がっているから、まだ上昇するだろう!」例えばドル円が200円になるならその過程で150円とか170円は通過するので、上がって行く途中で買いで仕掛けてるのは当然だと考えるのが順張りの考え方です。


その反対に「相場が下がっているけど、下げ過ぎだから少しは切り返すだろう!」「下がるにしても多少の買い戻し局面はある(デッド・キャット・バウンス)」という考えが逆張りの考えです。


この両者の考え方は真逆の考え方なので、性格によって好みが分かれますし、順張りが有利な相場、逆張りが有利な相場があります。


上手くなってくると、相場状況を確認して順張りと逆張りを使い分けるということも可能ですが、基本的にはどちらか一方を得意とするトレーダーが多いです。


関連記事:FXは順張りと逆張りのどっちが損しにくくて勝ちやすいのか?



ブレイクアウトは順張り

ブレイクアウトと一言で表現しても、何をブレイクしたら仕掛けるのかは色々あります。

例えば
など色々です。

ここでは、最も多いパターンの高値の水平線を上にブレイクアウトした時について考えて行きます。


水平線のブレイクアウトは順張りの考え方で、何かしらの基準で引いた水平線を上にブレイクアウトしたので、買いに勢いがつくと考えて買いを仕掛けることになります。


思惑通り相場に勢いが出て、上昇した場合は買いの直後から含み益になり、利益確定ポイントまでは比較的早く到達するのが最大のメリットです。


逆に言えば、ブレイクアウト後に相場に勢いが出ない時は思惑が外れたと判断すべきで、この判断が遅れると高い値位置で買っている分だけ、含み損が大きくなる可能性が出てきます。


関連記事:FXでプルバックで仕掛けるメリット・デメリット!勝率は上がる?

順張りの勝率について

ブレイクアウト系の手法(順張りの手法)は基本的には勝率は低いです。

損になる時は小さい損で逃げて、利益になる時は大き目の利益を狙う、損小利大を繰り返して行けば勝率が30%ぐらいでもトータルでは利益が残るという考えが強いのが順張り系の手法の考え方です。


なので、ブレイクアウトの買いが上手く機能することに過度に期待をしているとメンタルが持たない可能性が出てきます。


ブレイクアウトで買ってみてダメなら即損切りをして、上手く機能した時だけできるだけ利益を伸ばすという感じに耐えられないのなら、順張り系のやり方を続けて行くことは難しいと思います。



高値掴みになる危険性

相場は一回一回の取引の結果ではなくトータルの損益でいくら手元に残せるかを考えるべきなので、順張りの勝率が低いことは大きな問題ではないです。


問題なのは、ブレイクアウトが不発に終わった時に即損切りができずに、逃げ遅れた場合だと思います。

基本的には、損切りは徹底するべきで、順張りであっても逆張りであっても損切りをためらうと傷口を広げていくことになるのですが、順張りの場合は上がった所で更に上がることを期待して買っていますので、買値が高いです。


これは、上手く行ったときは相場の流れに沿っているトレンドフォローになるのですが、失敗した時は高値掴みをしています。


ちょっと上昇したらそこで切ろうなどと考えていると、ズルズルと下がってしまいどんどん含み損が大きくなってしまう可能性が高いです。


冒頭でも書きましたが、順張りと逆張りは真逆の視点を持っているので、ブレイクアウトのポイントは、逆張り派は売りを仕掛けてくるポイントです。

また、同じようにブレイクアウトで買いを仕掛けた人達が損切りの売りを出してきます。


こんな感じで、売りが売りを呼ぶので下げに勢いが出ることも多く、ブレイクで失敗した時に損切りを躊躇していると、大きな損を出すことになります。


元々、勝率は低いけど損小利大にすることで差し引きで儲かるという考えなのに、大き目な損を出してしまうと、その概念が崩れます。

ブレイクアウトで負ける人に多いパターンですので注意しておくと良いと思います。


>>FXの練習をして成功するために最適な方法!


まとめ

ブレイクアウトで買いを仕掛けることは手法として問題ないのですが、上手く行ったときはトレンドフォローになりますが、失敗した時は高値掴みになります。


勝率の低さを気にせず、失敗した時に即損切りができるかが、成功のカギを握っています。


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