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トレードをしていくと、様々な心の葛藤と向き合うことになります。

トレードにはメンタルは欠かせない要素ですが、エントリーするのが怖くなってしまい、チャンスを逃してしまう…

次こそはと考えて無理矢理エントリーすると、それはそれで無理なエントリーで損切りになってしまう。


それを繰り返していくうちに、エントリーに対して過剰な恐怖心が根付いてしまい、エントリー恐怖症の様になり、全然売買ができない状態になってしまうとかなりの重傷といえます。


すぐに頭に血が昇って売買を繰り返す「ポジポジ病」もマズいのですが、あまり臆病になり過ぎてもやはり、損はしませんがリターンはありません。

ここでは、エントリーが怖くて売買できない心の葛藤と向き合っていきます。

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怖い原因を探る

エントリーが怖くて上手く売買ができないという状態は、チャートリーディングの知識や技術とは違い心の中で起こっている問題です。


なので、なぜエントリーするのが怖いのか原因を特定しない事には対策の打ちようがありません。

ここでは、エントリーが怖い状態になってしまう原因をいくつか見ていきます。

損の記憶が原因

トレーダーは直近の売買の記憶に支配されやすいと思いますが、大きな損を出した後などは、そのことがいわゆるトラウマになってしまいます。


また、連敗が続いている状態もエントリーを躊躇させる原因になります。

例えば、10連勝している状態と10連敗している状態では11回目の売買に違いが出るのは、人間である以上仕方がないことです。


よく、トレードは大数の法則なので何連敗しても、淡々と売買を繰り返して行かなとならないといった解説も見かけますが、それができるなら誰も苦労はしないはずです。


連敗が続けば資金が減って行きますので、メンタル的に厳しくなるは当然です。


メンタル的にキツイ状態に陥った時などは、数日間トレードを休むなどして心の状態を整えながらチャートに向き合う必要があります。


関連記事:FXで突然勝てなくなる?スランプを避けるコツと抜け出す方法!



負けたくない思いが強すぎる

損切りが大切であることをよく理解していて、実際に躊躇なく損切りができる人がこの状態に陥りやすいかと思います。


エントリーする際にどうしても損切りの額が頭にチラつくため、エントリーを躊躇させてしまうといった状態です。


過去に手痛い思いをしているので、損切りは必ず行うようにしているがために、逆にエントリーが怖くなっている感じでしょうか?

ただ、トレードにはやはりリスクとリターンといった考え方がつきものですので、ある程度リスクをとっていかないとリターンも無いことを、再確認しましょう。


そして、自分のこれまでのトレード記録などをしっかりと見返してみて、大丈夫であるという自信を付ける必要があります。


関連記事:FXは勝ちにこだわり過ぎると失敗する?勝率より内容が大切!

売買ルールが固まっていない

自分の売買ルールがしっかりと固まっていない状態だと、常に迷いの中でトレードを行っている状態です。

基本的には、売買ルールを決め手から売買をするのが鉄則なのですが、始めたタイミングなどによっては、ルールが固まっていなくてもある程度利益になることがあります。


相場が恐ろしいのはこういうことが度々起こるからです。


利益が残っている状態だと、ある程度は利益を減らしたくないという感情も出てきますので、だんだんとエントリーが怖くなってしまいます。

この例えでは、せっかく利益が残っている状態ですので、一度強制的にトレードをお休みして売買ルールを作ってみることをお奨めします。


関連記事:FXで売買ルールが決められない?作れない時の解決方法!

ロット数が多い

少ないロット数で売買をしているうちは、きちんと損切りもできるし、エントリーも躊躇なくできるが、ロット数を上げてやってみると上手く行かないことは良くあります。


これは、メンタル的にプレッシャーを感じているからで、ロットを上げるペースが速すぎるのか、ロットが大きすぎる可能性があります。

ロットを上げる場合は少しずつ少しずつ上げていきましょう。


それでは、すぐに儲けることができないと思いがちですが、損切りができなくなったり、エントリーを躊躇したりする変な癖がつくと、それを直すのに時間が掛かります。


なので、遠回りをしていると感じても、ロットを上げるペースはスローペースの方が実は近道を通っていることになります。


関連記事:FXでロット数を上げると勝てない?おすすめの増やし方を紹介!



克服方法

ポジポジ病」と比べて、エントリーが怖いと感じてエントリーができない状態は克服するのが難しいかもしれません。

と言うのも、ポジポジ病であれば強制的に売買の回数を制限させることで、ある程度はコントロールができます。


しかし、少々チキン気味のエントリー恐怖症は嫌だと、感じているエントリーを強引にしていかないとならないことになります。


なので、自分の心の中で起こっている恐怖の原因を確認したり、どんな時にエントリーが怖いと感じるかなど自分の内面を見つめ直す必要があります。


そして、原因に対して自分で対処していかなくてはなりません。

この点が、トレードが普通の職業と違う点だと思います。

普通の仕事であれば上司からアドバイスをもらえたり、仲の良い同僚から指摘をしてもらえたりするかもしれません。


しかし、トレードは一人で行い、一人で判断するものです。


そして、知らず知らずのうちに変な癖がついていたり、トラウマができていたりします。


毎日の売買を積み重ねていくうちにできた癖やトラウマを一日や二日で克服していくことは無理ですので、エントリー恐怖になってしまったら、まずは焦らないことです。

昨日より今日、今日より明日、といった感じで少しずつ改善していくようにすることが大切だと思います。


関連記事:FXで同じ失敗を何度も繰り返してしまう原因と対処法!

まとめ

エントリーが怖いと感じエントリーに躊躇するようになると、売買回数が激減しますので当然獲得pips数も減ります。


しかし、その状態で焦って売買をしても良い結果にはなりませんので、ロット数を減らして売買をしてみたり、一度売買を休んで自分のメンタルを見つめ直す必要があります。

エントリー恐怖症は、次のステップに移行するための壁だとも考えることができます。

壁を乗り越えた先にはこれまでとは違う景色が待っていますので、諦めずにトレードと向き合うべきだと思います。


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