FXの事を色々と検索をしていると「手法なんて何でもいい…」というフレーズを目にすることも多いと思います。
「何でもいい」というのは、どんな手法にもメリット・デメリットが存在するので、FXで儲けるためには手法以外にも色々と大切なことがある!という事を伝えたくて出てきているフレーズだと思います。
なので、「どうでもいい(適当にやっても儲かる)」ということではないので、その辺りは混同しないように注意が必要だと思います。
ここでは、手法なんて何でもいいというフレーズの意味について考えて行きたいと思います。
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手法は何でもいいという表現に注意
手法は何でもいいと聞くと、適当にやっても良いと勘違いをしてしまう可能性が出てきますが、その点は勘違いをしてしまうと失敗してしまいます。なので、「手法は何でもいい=手法はどうでもいい(適当にやっても儲かる)」と受け取らないようにしましょう。
手法は、自分の性格に合っていて、過去のチャート上で優位性があるものを選ばないと儲かりません。
ただ、100%の勝率を維持できる手法は存在しませんので、勝てない理由を手法が悪いからと考えすぎると、いつまでも手法を探しまわっている状態になってしまいます。
例えば、手法自体は優位性がありきちんと機能するものでも、
- 資金管理が甘い
- 損切りができない
- ルールの通りに売買ができない
- メンタルをコントロールできない
これらのことは、手法に問題があるのでは無くて自分自身の心の中に問題があることになります。
そして、FXで失敗する原因は自分自身の心(メンタル)の乱れであることが多いです。
そのような理由から手法ではなくて、資金管理や損切りやメンタルについて、もっと勉強をしましょう!
という意味で「手法なんて何でもいい」という表現が使われることが多いのだと思います。
関連記事:FXはメンタルによる損失を防ぐだけで負け組から卒業できる!
手法は人それぞれ合う合わないがある
ある人にとっては良い手法であっても、それが必ずしも自分にとっても良い手法であるとは限りません。例えば、順張りが好きな人と逆張りが好きな人では性格にも違いがあるはずですし、同じチャートを見ていても相場観は違ってくると思います。
勝率に関しても、勝率が20~30%でも損小利大になっていれば差し引きでは儲かるので、続けて行けば良いと思える人もいますが、あまりにも勝率が低いと連敗にメンタルが耐えられないという人もいるはずです。
なので、人がこの方法で儲かったという話を聞いて、自分もそのまま真似をしても上手く行かないことが多いです。
人それぞれ性格も違いますし、生活のリズムも違うので十人のトレーダーがいたとしても、儲け方は十通りの方法になって行くはずです。
もちろん絶対にやってはいけない禁止事項や、相場に取り組む姿勢は共通している部分も多いですが、トレードスタイルは十人十色であると理解しておくべきです。
「手法なんて何でもいい」と言うと少し乱暴な表現になりますが、結局は自分に合ったものを自分で選んで、それを続けて行くことが大切になります。
関連記事:FXで売買ルールが決められない?作れない時の解決方法!
資金管理と損切りは徹底すべき
どんなに優れた手法でも、それを使いこなすことが出来ないのであれば儲けることはできません。基本的には利益になっている時には、問題なくトレードを続けて行くことが出来るはずです。
しかし、失敗したトレードの処理が上手くできないと最終的には負けになってしまうので、資金管理や損切りに関しては妥協せずに自分に厳しく管理する必要があります。
例えば、
- 含み損になった時に、損切りをためらってしまいルール通りに損切りができなくて含み損が大きくなって手が付けられなくなる
- まだ慣れていないのに、大きな金額でトレードをしてプレッシャーに耐えられなくなる
- 損を取り返したいと考えて、手法とは違う方法でエントリーをする
- エントリーチャンスまで待つことが出来ずにフライングでエントリーしてしまう
その中でも特に資金管理と損切りを徹底して行うことが出来ないと、大損をしてしまう可能性が出てくるので、手法や勝率にこだわり過ぎたり、勝ちにこだわりすぎると取り返しのつかないことになりかねないことも念頭に置いておく必要があります。
逆に言えば、正しい資金管理と損切りを躊躇せずに行えるようになれば、初心者の段階を抜け出して、少しずつでも手元に利益が残せるようになり始めると思いますので、はじめは辛くても修業期間だと割り切って練習をすべきだと思います。
まとめ
「手法は何でもいい」というフレーズについて私なりに考えてみました。手法はどうでもいいわけでは無く、自分の性格やライフスタイルに合ったものを選択したいです。
また、手法にばかり目が行ってしまうと差し引きで利益に持っていくという考えから遠ざかってしまいますので注意が必要かと思います。
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