個人投資家でもデイトレードができる環境が整ってからかなりの年数がたちました。
特にFXではFXと聞くとデイトレというイメージを持つ方も多いほど、デイトレードを始めてみたいと考える人が多いです。
ここでは、FX初心者がデイトレを行う際に絶対に注意しておきたいことを書いていきますので、大失敗をしないためにも必ず最後まで目を通して下さい。
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目次
デイトレードとは?
デイトレードとは、仕掛けたポジションをその日のうちに決済するトレードスタイルです。決済の結果が利益になる、損になるかに関係なくデイトレードと言うからにはその日のうちに必ず決済する必要があります。
短い場合では数分間で決済になることもありますし、長い場合は数時間ポジションを保有することもあります。
このデイトレードより更に短いスパンで売買を繰り返す方法をスキャルピングと言います。
関連記事:毎日勝つことは目的ではない!FXは近視眼的になると儲からない!
デイトレードのメリット
デイトレードのメリットは、その日のうちにトレードが完結するので- 次の日に相場環境が変化しても、すぐに対応できる
- 夜中や土日にポジションを保有することで発生するリスクを回避できる
- 資金を回転させやすいので、資金効率が良い
これら以外にも,
比較的短期間に売買を繰り返すことができるので、経験値がつみやすいこともメリットの一つです。
関連記事:FXはデイトレードの方が低リスク?長く持たない方が良いのか?
デイトレードのデメリット
デイトレードのデメリットは、トレード回数が多いので短期間で資金を減らしてしまうこともあり得るということです。連敗が続くとメンタル的に厳しくなったり、負けを取り返したいと考えてオーバートレード気味になってしまうこともデメリットの一つです。
メンタル的なことをコントロールできないで、頭に血が昇って大損をしてしまうというケースはトレードではよくあることですので、デイトレードを行うのであればその点はよく注意しておきたいです。
また、売買ルール(手法)にもよりますが、30分・1時間に1回ぐらいはチャートをチェックする必要がありますので、そのような環境下に無い人にとってはそもそも難しいトレードスタイルと言えます。
関連記事:FXで1日に10pipsコツコツと確実に抜いて複利運用は不可能?
FX初心者がデイトレードでやってしまう失敗
デイトレードで大金を稼いだという話が取りざたされる一方で、デイトレードで大損をしてしまったという話も多いです。ここからは、初心者の方がデイトレードでやってしまいがちなミスを紹介していきます。
これからあげるミスを繰り返しているうちは、デイトレードで勝ち組に入ることは難しいので、よく確認するようにして下さい。
デイトレードだから他の時間軸での売買より有利であるとか、簡単であるという発想はせずに、自分の実力を上げることに専念するようにしたいです。
損を翌日へ持ち越す
利益になったポジションに関しては利食いをしてデイトレになるけど、損になったポジションは、損を確定させるのが嫌だから、粘って翌日以降にどうにかしようと考えるのは愚の骨頂です。このパターンで損失を逃れられることもありますが、毎度毎度自分の仕掛け値に戻ってくれるわけではないので、いつかは大損になるやり方です。
損益に関係なく、その日のうちに決済して区切りをつけて行くのがデイトレードの最大の魅力です。
利益になったポジションを粘るというのであれば、そういうやり方もあります。
しかし、損のポジションを粘るというのは、単に損切りができないということですので、損切りができなくて大金を失ってしまった悲惨な姿をイメージして、損切りを徹底することに専念するようにしましょう。
関連記事:デイトレードのポジションをオーバーナイトさせて利を伸ばすコツ
ナンピンをする
計画的にナンピン(分割売買)をしているのであれば、問題ないのですが、損になったのでナンピンをするというやり方も最悪です。上で紹介した翌日にポジションを持ち越すパターン+ナンピンをするというパターンもよくあるミスです。
もちろん、ナンピンをする分割売買は昔からある方法でナンピン自体が間違ったやり方では無いのですが、損になったからナンピンをして難を逃れたいという考え方ではそれは、上手なナンピンとは言えません。
個人的には、分割売買をするのであればスイングトレード以上のタイムフレームで行うべきで、デイトレでナンピンをするのはやめた方が良いと思います。
関連記事:無限ナンピンと分割売買の違い!
ポジポジ病になる
デイトレードをやるとなると、どうしてもチャートの前に座って監視をしているスタイルが一般的になると思います。なので、トレードが終了したらすぐに次のポジションを保有したくなったり、目の前の雰囲気に流されて、売買を繰り返してしまうこともあります。
この様な状態は「ポジポジ病」などと言われて、仮にポジポジ病であればすぐに改善するために、1日のトレード回数に制限を掛けることを強くおススメします。
トレードを行う目的はお金を稼ぐことであって、その手段の中にデイトレードがあります。
デイトレードだからと、毎日トレードする必要は無いですし、トレードをすることが目的になってしまい、トレードに快感を覚えている状態は冷静な状態では無いので、きちんと根拠のあるポイントだけで仕掛ける癖をつけることが大切です。
まとめ
デイトレードについては、色々な情報が出回っていますが、皆が言うほど簡単に利益を積んで行けない…と感じるかもしれません。デイトレードで結果を出せるようになるためには、ある程度の練習期間が必要であると覚悟しておく必要があります。
この練習期間にいきなり大金をつぎ込むと大損をして、悲惨なことになってしまいます。
まずは少ない金額でデイトレードの練習を開始して、徐々に金額を上げて行くことを強くおススメします。
関連記事:FXのデイトレードでメンタルが崩壊する原因と対処法!
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