計算機


ポジションを抱えている時間が短い方がリスクにさらされている時間が短いので、その方がリスクが低くデイトレードの方が良いという考え方をするトレーダーは多いです。

それと同時に、ホールドをしておけばもっと取れたのに…といった感情がが出てきたり、細かい売買が苦手なのでデイトレードより長い時間軸で売買するトレーダーもいます。

どちらにしても、自分が持続可能なトレードスタイルを選ばないと長続きはしないです。

この記事では、デイトレードで稼ぐための基本的な考えをお伝えしていきます。

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デイトレードはその日に手仕舞いが原則

デイトレードのスタイルを取りたいと考える場合は、仕掛けたらその日のうちに手仕舞いしないとダメだと思います。

含み損を次の日に持ち越すことは言語道断ですし、含み益のポジションを持ち越すのも細かく言えばスイングトレードに分類されます。(デイトレが良いのかスイングが良いのかは別の問題です。)

デイトレーダーが次の日にポジションを持ち越さないのは、損失を最小限に抑えたいからと、資金の回転率を高めたいからだと思います。

なので、損益の有無に関係なく翌日にポジションを引っ張ることは、デイトレードの強みを台無しにしていると言えます。

FXの場合は24時間連動しているので、一日の終わりというタイミングについては解釈の違いが出てきますが、私は、自分が寝る前に決済をするのがオーバナイトしていない(翌日に持ち越していない)状態と考えます。


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デイトレードだから難易度が低いわけではない

多くの人がデイトレードに興味を持っていますし、本屋に行けばデイトレードに関する書籍もたくさん並んでいます。

注意してほしいのは、それらの情報を鵜呑みにして十分に勉強をしないうちにデイトレードを開始することはやめた方が良いということです。

デイトレードが、簡単に金儲けができる手段だと思って参入すると悲惨な結果になります。

トレードは時間軸を短くすればするほど難易度が上がると考えて下さい。

なので、ポジショントレードやスイングトレードよりデイトレードの方が簡単であるといったことでは無いことは、よく理解しておく必要があります。

確かに、夜中にニュースが起こった場合にはポジションを保有しているとリスクが大きいですが、逆指値注文などで損切り幅を限定させておくことは可能です。

また、デイトレードでも損を出したくないので損切りの注文を取り消したり、負けを取り返したいので売買を繰り返してしまうこともあります。

これらは、トレードの時間軸の長さには関係ない問題(自分の心の中で起こっていること)なので、デイトレードであるからリスクが少ないと安易に考えるのは危険です。



デイトレードで稼ぐコツ

売買に一貫性を持たせる

手法を変更させる人が多いです。

確かに一貫して利益を出し続けることができる手法は簡単には手に入れられないのですが、次から次へと手法を変更させてしまうと、何が上手く行って何が上手く行かないのかが分かりません。

一つのやり方に取り掛かったのであれば、デイトレードであれば半年ぐらいは一貫性をもって続けてみないと自分のものにはできないと思います。


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忍耐力

売買に一貫性を持たせるためには、忍耐力が必要です。

時には損が連発してしまうこともあるかと思いますし、それに耐えなくてはなりません。

しかし、デイトレードにおいて損のポジションに執着して耐え続けるとそれは、ポジションを翌日に持ち越すことになりますので、忍耐力という言葉の解釈には注意が必要です。


関連記事:FXは忍耐力と我慢が大切!仕掛け・利食い・損切り全てに必要

自制心

その場の雰囲気に流されて取引をしたり、損をするたびにイライラしていたのではデイトレードで安定して利益を残すことは難しいです。

トレードはメンタルが大切で、目の前でチャートが動いていてチャンスが沢山あるように見えるデイトレードでは自制心をしっかりと持っていないと、ギャンブル中毒のような状態になってしまう可能性が高いです。


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損のポジョションは1日の終わりには必ず手仕舞いする

最初はデイトレードで始めたつもりでも損になっているので、ポジョションを翌日に持ち越して様子見をすることはデイトレードではNGです。

利益になっているポジションを引っ張るということはOKだと思いますが、損は必ずその日のうちに片付ける必要があります。

損切りをしなければ、結局は建値に戻ってきたということも多いですが、デイトレのポジションの塩漬けは致命的なミスになりかねません。

毎日勝って終わる必要はない

1日の取引結果が損でもトントンでもそれを受け入れないといけません。

毎日少しでも儲かって終わらないと嫌だという考えは、無理な仕掛けを誘発する恐れがあります。

あらかじめ決めた売買ルール以外のことをやって利益を出しても、長い目で見ると意味が無い行動ですし、「違う方法ならもっと儲かったのでは?損にならなかったのでは?」という考えを持つことも、売買の一貫性を保つのには大きな妨げになります。


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売買の反省

デイトレードを行っている最中は、自分で決めた売買ルールに従っているだけの状態が好ましいです。

しかし、デイトレーダーの仕事は売買が終わったら終了するのではなく、その後に自分の売買を客観的に反省をすることも大切な仕事です。
  • 売買ルールに従ってトレードができたか?
  • 自制心を失ったトレードをしていなかったか?
  • 連勝が続いて天狗になっていないか?
  • ミスを犯したなら、何故ミスを犯したのか?
などを、日記に記録しておいて、それを定期的に見直すことが大切です。


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まとめ

デイトレードで安定して利益を残すことは簡単ではありません。

いきなり大きな資金でチャレンジすると、壊滅的な損になってしまう可能性もあります。

なので、はじめのうちは少ない資金で取引できるFX会社で練習売買を繰り返して、やり方を覚える必要があります。

自分は大丈夫だと思っていても、いざ開始してみると自分でも首をかしげたくなるようなミスを繰り返し犯すことはトレードではよくあることです。

まずは、沢山儲けることより、手元の資金を減らさないことに注意することが大切です。



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