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相場では95%の人が負け組と言われていますので、損になっていないトントンの状態を維持できているのなら、それほど悲観するような状態ではないはずです。


しかし、最終的にはお金を儲けることが目標であるので、トントンで満足することもできないのも事実です。

トントン状態が長いとイライラしてくる気持ちもよく分かりまので、少しでも利益を残す、いわゆる勝ち組に入る方法を考えてみます。

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負けもしないけど、勝てない人が考えたい事

大きく損をするわけではないれど、半年~1年間を通して収益を確認した時に、あまり儲かっていない、いわゆる「トントン」の状態が長いと、このまま続けていて意味があるのか…?


といった感じに思えてくるのも分かります。


しかし、95%の人が損をして撤退していく世界で儲かってはいないとはいえ、生き残っている状態は素晴らしいことなので、トントン状態であるなら諦めるのは勿体無いです。

もうちょっとの努力や工夫で勝ち組に入ることができる所まで来ていますので、心を折らずに続けるべきです。

相場環境と手法は合致しているか?

手法をコロコロ変えるのは問題ありなのですが、トントンをキープできるレベルにまでなっているなら、一度手法を見直すのも一つの考え方です。


相場には周期があることは、すでに分かっていると思います。


この周期にわせて、手法も変えていかないと臨機応変に対応することは難しいです。


例えば、トレンドフォロー系の手法をメインに使っているのであれば、ある程度ボラティリティは必要ですが、動きがない相場が続くとその間は厳しい戦いが続くと思います。


どうしても、気持ち的にダレて来たりすることも考えられますので、どんな相場つきでも取れるようにしたいなら、レンジの往来を取りに行く手法も時には行う必要が出てきます。

もちろん、相場に動きが出て来たら、元のトレンドフォロー系の手法に再び戻す必要があり、それらの見極めは難しいのですが、トントンレベルまで到達しているのであれば、それは可能だと思います。


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損の幅と利益の幅は適切か?

勝率を上げてプラスに持っていこうと考えるのは、無理な考えだと思います。

勝率よりは、損益の値幅についてよく検討してみると、何かしらのヒントが見つかることもあります。


例えば、「損の時20pips:利益の時40pips」というぐらいの売買をやっていて、あまりパッとしないのであれば、「損の時10pips:利益の時20pips」にしてみたり、「損の時10pips:利益の時30pips」にしらどうなるのかを、自分の売買履歴で検証してみると見えてくるものがあるかもしれません。


また、利益を引っ張るというのは、難易度が高いので、できれば損になる時をできるだけ小さくしていく考え方の方が良いと思います。


もちろん、損切り幅を狭くすることで損切りの回数が多くなることも考えられますが、損切り幅が狭かろうが、広かろうがどのみち損になっていたというパターンも結構あるので、それならば、損は小さい方がトータル的にはプラスに持っていきやすいです。

これらを、自分が仕掛けたポイントで検証してみて、実際はどうなるのかを一つ一つ見ていくと損の幅と利益の幅を出すヒントになるはずです。


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手数は多すぎても、少なすぎても問題

オーバートレードはもちろんダメですが、手数があまりにも少ないと、たまたま連敗になる期間から抜け出すまでに時間が掛かります。

すぐに様子見をしてしまう傾向にあるのなら、売買ルールに淡々と従うのも一つの考え方たです。


多少心理的に抵抗があっても、仕掛けて行くといつ姿勢も時には必要です。


逆に、オーバートレード気味でおかしくなっているのなら、トレード回数を厳しく制限してそれを守ることを徹底する必要があります。

大きく足を引っ張っているトレードは無いか?

失敗トレードが何回かに一回入るとそれが足を引っ張って、トータルの収益がトントンになってしまうことも多いです。

ここで言う、失敗トレードとは売買ルール通りのポイントで仕掛けて損切りになったトレードでは無く後から見返してきちんとした説明ができないトレードのことです。


例えば、デイトレードで2連勝した後に損切りになってしまい、4回目のトレードが強引な仕掛けになってしまう。

月曜日に損からスタートしたので、すぐに取り返しに行こうとして傷口を広げる。

木曜日に損になり、金曜日も損からスタートしたのでその週がプラスで終われない雰囲気になって来たので焦って売買する。


など、余計なトレードやメンタル的に焦って行ったトレードは失敗トレードといえます。

仮に、上手く行くことがあったとしても、そのようなトレードが時々あるのであれば、大きく足を引っ張っている可能性が高いので、良く見直してみる必要があります。


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自分の短所を潰して行くこと

相場では、自分の短所を見つけてそれを潰して行くことが大切な作業になります。

よく、売買の記録を付けることが奨められていますが、これも結局は自分の欠点を探すために行っている作業だと私は思っています。


収益がトントンで終わるというレベルは、中級者レベルに入っていると考えられますので、損切りができない、チャート分析ができない、といった意外の原因を探して行く必要があります。


とにかく、自分のやったトレードをよく見直して、自分の欠点を見つけることができれば色々と工夫ができると思いますので、自分がどんなトレードをやってきたのかを客観的に分析をしながら、トレードを続けて行くと少しずつ改善できるかもしれません。


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まとめ

まずは負けない状態になることが大切なので、収益がトントンであるということは「まずは」の部分はクリアできている状態です。

そこで、諦めてしまっては勿体無いので、引き続き負けない状態を維持させながら、自分のトレードの弱点を見つけて、それを一つ一つ潰して行くことに専念していけば勝ち組も視野に入ってくるかと思います。



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