選択


FXを続けているけど、勝てないし、自分が仕掛けると何故か必ず逆に動くように感じるので真逆のことをやったらどうなるのか?

例えば、「順張りを逆張り」「逆張りを順張りに」と思う方も多いと思います。

しかし、単純に逆のことをやっても、あまり良い結果は期待できないと思います。

もう少し、勝てない原因について深堀をしてから、やり方について検討してみる必要があります。

この記事では「逆も真なり」について考えていきます。

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100%負けているのか?

全然勝てないうちは、仕掛けると全部が逆に動いている様に感じるのですが、100%勝てる手法が無いのと同じく100%負ける手法も存在しません。

勝ちと、負けの偏りはあるかもしれませんが、必ず負けるかと言えばそれは、ちょっと違うはずです。

なので、まずは自分が行ったトレード履歴を確認して、勝ちと負けの回数をカウントして勝率や損益幅などを正確に把握しないと判断材料にはできないです。

どうしても、負けた時のダメージが大きいので、負けの印象が強く残ってしまい、常に負けていると感じてしまうものです。


関連記事:FXで逆にしか動かないと感じた時の確認事項!

負けの回数が多い場合

トレード履歴を確認した結果、負けの回数が多くこれでは効率が悪い!これだったら逆の売買をしていた方が儲かるのでは?

と思えてきたときについて確認してみます。

そもそも勝率が高い手法なのか?

トレードは一定期間の売買を繰り返してトータルで利益になっているのか、損になっているのかを判断すべきです。

なので、一回一回の買った負けたに目くじらを立てているとメンタルが持たないです。

損小利大でトータルで利益になるのであれば、勝率は低くても問題ないという考え方で作られた手法も有りますので、負けの回数が気になるのであれば、まずは、行っている手法の性質をよく理解するようにしましょう。


関連記事:FXでの期待値の考え方!勝率の高い手法でもプラスにならない!

ルール通りに売買できているのか?

仮に、上手く行かない原因が
といった事になるのであれば、やり方を変えても同じミスを続けてしまいますので、真逆の発想でトレードを組み立てる前に、見直すべきことがあります。

上に書いた3つのことなどは、自分の心の中で起こっている心理的なものが引き起こすことなので、やり方を考えるというより、メンタルを見つめ直すことが大切です。


関連記事:FXはメンタルによる損失を防ぐだけで負け組から卒業できる!



真逆のことは自分の性格に合っているのか?

負けの回数が多かったり、全然勝てないので、「逆も真なり」という感じで、これまで勝っていた場面で売ったり、売っていた場面で買うとどうなるのか?

と思ったら、まずはチャートと照らし合わせて過去検証をしてみる必要があります。

売買履歴の数字だけで逆にすれば儲かる!と考えても、チャート上に仕掛ける根拠が見つかるかどうかは分からないからです。

そして、検証上は利益になったとしてもそれを実践できるかどうか?ということも考える必要があります。

性格に合わないことは続けられない

これまでやってきたことと真逆のことを行うということは、買いと売りのの視点が入れ替わるということになります。

もう少し具体的に言えば、
  • 順張り系→逆張り系
  • 逆張り系→順張り系
に変えるということになると思います。(必ずしもこのパターンでは無いかもしれませんが…)

順張りが儲けやすいのか?逆張りが儲けやすいのか?は一概には言えず、最終的には自分の性格に合った方を選択することになります。

なので、真逆のことをやろう!と思った時には
  • 順張りに変えるのなら、ブレイクアウトで飛び乗れるのか?
  • 逆張りをやるのなら、落ちて行くナイフを拾うような買い方をできるのか?
といった事もよくよく考えてみる必要があります。


関連記事:FXは順張りと逆張りのどっちが損しにくくて勝ちやすいのか?

同じ手法でも人によって成績が変わる

メンタル的な要素がトレードに大きく影響を与えることは、ここでも説明していますし、色々な所で目にすると思います。

実際、全く同じ手法をやってもトレーダーによって成績に違いが出てきます。

なので、やり方の部分を変えることによって、成績を劇的に良くするということは難しいかもしれません。

結局、動いているチャートを見てどう判断するか(買う・売る・見送る)は自分自身の判断になりますし、ロボットでは無いのでメンタルが大きく影響します。

例えば、自動操縦の自動車を運転していて、100%安全だと分かっていても、自分的に危険だと思うスピードでカーブに突入していったら、誰でもブレーキを踏むと思います。

運転者がロボットであればそんなことはせずに、そのままカーブに進入していくのでしょうが、感情がある人間には無理なことかもしれません。(実際にブレーキを踏まないと危ないかもしれません。)

トレードでも同じようなことが起こりますので、大切なお金を掛けたトレードで、メンタル的に無理だと感じることを続けて行くことは難しいです。

(システムトレードで上手く行かない原因も、同じようなことが考えられます。)

なので、今の手法の真逆のことをやってみたいと思ったときでも、自分の性格に合っている方法なのかはよく考えるようにしないと、余計に悲惨なことになるかもしれません。


関連記事:FXで優位性のあるルールとか手法で勝てない理由!



あまりコロコロ変えない方が近道

上手く行かないことを、いつまでも続けて行くのが耐えがたいという気持ちも分かります。

でも、ある程度の期間同じことを続けて行かないと、覚えられないこともあります。

私の場合ですが、長い間トレードを続けていますが、ここなら確実に取れると分かるようにはなっていませんし、それが分かるようになることは無いと思います。

しかし、今はヤバそうだな!今回は様子見をしておいた方が無難かな?といった感じは分かるようになっています。

その、ヤバそうだなという感覚が当たる時も外れるときもあるのですが、基本的には嫌な感じがする時にはトレードを見送ることで、メンタル的には随分と違いが出るものです。

こういった感覚は同じやり方を続けて行かないと、身についていかないことだと思いますので、順張りか逆張りかで常に迷っていたり、やり方をコロコロと変えたりするといつまでも自分の売買スタイルが固まらないです。


関連記事:FXの手法は何でもいい?どうでもいいとは意味が違うので注意

まとめ

損をしているのなら、逆のことをやれば儲かるのでは?(逆も真なり)という発想になるのも分かりますが、トレードで儲かるか損するかは、やり方だけで決まるわけでもないです。

なので、単純にやり方を変えても同じように上手く行かないことも多いです。

デモトレや検証上では上手く行っても、実践ではミスを犯してしまうことも多いので、やり方以外にもメンタル的なことも考える必要があります。


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